2013年12月15日日曜日

2013年12月の竜舞亭セッションの話。:Jade Regent#04-Night of Frozen Shadows前編

 前回終了時より僅かに1週間、しかも前日は休日出勤(一応17時には帰宅出来たが)というなかなかの年末進行ぶりに戦慄を禁じ得ない状況だが、幸いにしてシナリオが比較的軽めで、準備はしてあったので何とか無事に開催することが出来た…そろそろこういうのも厳しい感じだが。

今回のキャラクターは以下の通り。ここ最近セルバンテスのプレイヤーの出席率が厳しいのはプレイヤーの事情故に仕方無し…とはいえ重要性と専門性が高い秘術使いなので来年には期待したいが。
プレイヤー名前種族クラス
ひろくんリツハーフキャットフォーク(ARGオリジナル)サムライ/ファイター
相変わらずアメイコ第一のクレイジ(以下略)さん。武装を変え、大型カタナに打ち直した早贄丸(Whispering Shrike)を振り回すように。参加期間が来年のこの章の終わり迄延びた。
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
相変わらずザラキ(物理)の冴え渡る自称神官戦士。偶然にもカルスガルドの出身であった為にこの章の主人公となる。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツドラコニックヒューマン(ARGオリジナル)モンク(気功師)
NPCアメイコの妹で実質的なサブヒロイン(?)。尚、型使いは捨てた模様。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
指導者の領域でパーティーを前傾姿勢気味に援護する自称14歳。しれっとサーレンレイに乗り換えた。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使い。射程と火力の微妙な足りなさ具合に苦しめられる(今回迄だが)。
ろうなむ幻術のセルバンテスノームモドキ(ARGオリジナル)ウィザード(幻術師)
幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き幻術師。今回もプレイヤー欠席だが死に掛けた。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #050『Night of Frozen Shadows』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。


2013年11月26日火曜日

2013年11月の竜舞亭セッションの話。:Jade Regent#03-Ruins of Brinewall

様々あり気が楽になったのと、また2ヶ月掛かったもののDAC関連の報告が何とか片付いた為に精神的に持ち直し、再起動を果たすことが出来た。

 前回、途中撤退を余儀なくされた為に今回もブラインウォール城の探索の続きとなったが、今回は試験的に以前届いたDwarven Forge Kickstarterのダンジョンフロアタイルを使用してのセッションとなった。
公式サイトにFlashによるエディタ(http://www.dwarvenforge.com/mapmaker/)があり、其処で作成した(出力方法はプリントスクリーンによる画像編集なので原始的にも程があるが)設計図さえ準備しておいてプレイヤーに手伝って貰うことでかなり時間を短縮することが出来たので(最終マップはGMの5分休憩の間に完成していた)、この辺りは使い分けて行くことで何とかなりそうである。
今回のキャラクターは以下の通り。例によって欠席プレイヤーが居たが、来年より入る交代プレイヤーに入って貰い今回も6人プレイヤー(キャラクターは7体)体制でのセッションとなった。
プレイヤー名前種族クラス
ひろくんリツキャットフォーク(ARGオリジナル)サムライ
参加期間が年末迄延びた、相変わらずアメイコ第一のクレイジ(以下略)さん。しかし正規空母の前の軽空母の如く純正戦士の前では流石に…。
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
相変わらずザラキ(物理)の冴え渡る自称神官戦士。今回は作戦の立案からボスへのトドメ迄八面六臂の大活躍。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツドラコニックヒューマン(ARGオリジナル)モンク(気功師/無数の型の達人)
NPCアメイコの妹で手が多くて早く打撃力の低さに苦しむ喧嘩屋で、実はこの章の主人公。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
指導者の領域でパーティーを前傾姿勢気味に援護する自称14歳。但し装甲は紙。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使いで、火力が足りず気概稼ぎの為に死にそうな敵を探す。
Pomtaケーン=タッカー=クララファイター(両手武器使い)
アルドーリ流のナギナタ裁き手に敵を葬る突撃兵。プレイヤーは出目の悪さに定評があるのだが…さて。
ろうなむ幻術のセルバンテスノームモドキ(ARGオリジナル)ウィザード(幻術師)
幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き幻術師。今回はプレイヤー欠席につき主にマジックミサイル砲台。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #049『The Brinewall Legacy』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。

2013年11月23日土曜日

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その0:前日迄の色々。

 本当に今更の話となるが、書く気力が帰ってきたので。
 毎年の恒例となったDungeons & Dragons Annual Convention(以下DAC)だが、今年もPathfinder卓でGM応募し参加してきた。それにしても今年は例年以上に様々な事が有り、終わったからこそ笑い話にも出来るが、必要以上に疲労した気がする。

・GMにもプレイヤーを選ぶ権利はある。
 プレイヤーを選り好み出来る身分ではないし基本的には使うべきではないが、それでも卓の運営に問題が発生すると判断出来るならば行使しなければならない権利だろう。コミュニケーションのゲームであるTRPG、ましてや2日間ずっと意思疎通が出来ないプレイヤーを相手にするのは厳しい。
もう1人については正直なところ自爆なので何とも。公人(イベントの主催)である時であれば失礼も受け流すが、終わった後個人に対する非礼は拳で対応するのがモットーなので。
尤も、応募しても後述の理由で当選出来なかったとは思うが。

 ただ、DACの懇親会でもDAC愛知での私のGM参加を希望する人が多かったこと、それなりの看板になるというのは意外だったが…この辺りについても後述。


・欲しいのは感想ではなく意見と行動
 今回のシナリオである『レピドスタッドの怪物裁判』はAdventure Path"Carrion Crown"の2章をベースに色々、特に私の卓の恒例要素である”最新のルールを使用出来る環境を用意する”(今回はUltimate Campaignのルールを若干改造し、解消可能ペナルティ付きキャラクター特徴である”宿命特徴(Fate Trait)”とした)を盛り込んでみたが、初心者/経験者の譲り合いが上手く行かなかったり、想定していたクラス以外が特徴を取ってしまった為に特徴を変更したりする場面もあった。この辺りは推奨クラスでも書いておけば良かったと反省。
因みに最初の想定では以下の通り

・〔ロロミールの系譜〕 Professor Lorrimor's lineage
 これはほぼウィザード等の秘術使用者限定だったし、プレイヤーもそのように判断してくれたので問題無し。

・〔怪物を追う者〕 Beast's tracker
 ファイターやレンジャー等の前衛を考えていたが、クレリックに廻った為に特徴の内容を変更した。

・〔奇形の逃亡者〕 Abnormality fugitive
 ローグやモンクのように手数で稼ぐタイプや、またガンスリンガーのような文字通り”猫の手も借りたい”クラス向けに考えていたが、まさかの《鶴翼》モンクが獲得してヒドイ(褒め言葉)ことに。

・〔父の汚名〕 Father's disgrace
 ローグや秘術決闘バード等で低い命中とACを補い、またブラーからの急所攻撃も出来るようにと考えていた。ブラーがあまり使われずこの辺りは何とも

・〔法定弁護人〕 Legal lawyer
 こちらがクレリックを想定していた(バードの場合、利益が”博識”と被るので)。

・〔不明確な出自〕 Indistinctly origin
 割と何でもだが、アンドロイドの種族特性が明らかにメイガスをやれと命じている。

 そして、掲示板でのやり取りだったが、掲示板そのものが大変使い辛かった為に(確かに「掲示板を変えて欲しい」とは言ったが、これならば去年迄の方が良かった)多くの情報を取り扱うのに向かず、初期レギュレーションのようにblogに併記をするべきだったと反省(時間が圧倒的に足りなかったのもあったが)。
また、プレイヤー側にも言ったが、兎に角時間が無くなおかつ相手の返信を待たねばならない為感想ではなく「自分はこうする/こうしたい」という意志や行動の表明がもっと積極的に欲しく、プレイヤー同士でもう少し連携が取れればとも。


・キャラクターへの雑感
 少々きつめの話ともなるが。
4版程ではないにせよ、Pathfinderもキャラクターが各自の役割(性格ではなく)を演じてこそのゲームであり、各キャラクターに自分の立場や役割、主要な行動をはっきり示させておくべきだった。特に経験の薄い面々には狂った熟練者のビルドが複雑すぎて理解出来ないのは予想して然るべきだった。
過去の経験もあり、基本的に求められなければアドバイスはしないし、するとしても最低限に留めておいているがそれでももう少しどうにかするべきだったと反省。

・シュトレイバー
 3.5版と比べて《足払い強化》そのものの弱体化もあり、正直長柄での足払い戦士は手間が増える割に敵が減らせずそれに(私が考えるに、だが)真っ先に戦場に到達しなければならない役割だが鈍足でイニシアチブも遅く、更に他の前衛陣が真っ先に戦場に出る為足払いそのものが必要とは言えず、あまり機能していなかった。
ここは割り切って両手武器ダメージ特化という旨のアドバイスもしたが…。

・フレイ・マルフォード
 自身が選択したとはいえ、初心者に割り当てるにはかなり難しい立場だった上に、あまり積極的に動くタイプのプレイヤーではなかった為にあまり活躍の場面を与えてやれなかったのが申し訳無い(裁判が一番の見せ場だったのだが…)。

・ジョン・ヘンリー・ホリデイ
 ネタ(銃器)の為に所持金の半額を突っ込むのは構わないが結局使われず無用の長物と化していたのと、積極的に行動するタイプではなかった為にパーティー内での立場構築が上手く行かなかったのが残念(マスターとしてはまとめ役としての役割を期待していただけに尚更)。

・マイア
 色々な意味での危険物その1。フィギュアはもう少し先に知っていれば準備出来たのだが。ただ、防御的戦闘の空撃ちは出来ないのでその辺間違っていたかも知れず。プレイヤーが弁が立ち卓の雰囲気を作ってくれたのは大変有り難かったのだが、立ちすぎて他者の行動も喰ってしまった、或いは他者の行動を決めてしまう部分があった…この辺りはもう少し誘導出来るようになると立派な黒幕になれるのだが。

・ラル
 色々な意味での危険物その2。とはいえ黒剣聖メイガスはアンドロイドの特性と能力値での最適解であることに間違いは無い。また、可能性として考えていたがまず実行はされないと考えていた重要NPCの蘇生を思いついたのは流石。しかし、完成されすぎているが故にシュトレイバーの活躍を喰う場面が多かったのも事実。
あと、行動が最適化されすぎていて(金を与えすぎたのもあるが)遭遇そのものが成立出来なくなりそうな場面も幾つか(常時インヴィジビリティの使用等)。

・アリーシャ=ロロミール
 秘術使いでウィザード、力術混合ということで手堅い構築だったが、手堅すぎたとも言える(他の面子が趣味に走りすぎた結果でもあるが)。それでも熟練者らしく掲示板やセッション中での仕切りやまとめでは大変世話になり頭が上がらなかった。

 総じてもう少し相談や問題提示をする時間や場面があれば上手く行ったのだろうか? これも過ぎた話ではあるが。

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その1:前日の話。

 疲労や遅刻の問題もあり流石に深夜バスや早朝の新幹線で移動する気にはなれず、前日に仕事を終えてから駅に直行する予定だったのだが忘れ物をした為に一旦家を経由して最寄り駅から名古屋駅へ。この移動中に昨日新調したばかりのキャリーケースの脚が取れる。

 新幹線の座席は連休前だったこともあり普通席は満席だったがこちらは最初からグリーン車搭乗予定だったので気にせずチケットを購入して一路東京へ。

 東京到着後、Twitterで募集していたPathfinder界隈のDAC前日組呑み会に参加する為に新宿へ…もう少し早く移動していれば。流石に新宿の連休前週末ということで店は何処も満員で、呼び込み店員に勧められ入った店は地下だわやたら待たされるわメニューは見辛いわ最低金額が設定されているわおまけに唐揚げはどう見ても冷凍品だわで正直1年保たないだろうなという感想しか無い。
それでも、酒が入ればそれなりに話す話題もあり、普段あまり話す機会の無い人達との様々な話が何よりの肴だった。

 宴会終了後、流石に終電も既に出ている時刻だった為、タクシーでオリンピックセンターへと乗り付け解散となったが、ここで宿泊棟へ移動中に2つめのキャリーケースの脚が取れる。以前買った一回り小さなケースは乱暴な使用にも耐える良い製品だったのだが(内側フラットというのが最大の利点の製品)。

宿泊棟に到着後は、スタッフの方々に挨拶を済ませ、後は疲れもあり早々に眠らせて貰った。

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その2:『レピドスタッドの怪物裁判』1日目の話。

 前日宿泊である分直前の移動による疲労や寝不足を考えずに済むのは非常に有り難く、朝食後のんびりと準備を済ませて会場へ移動する。

 既にかなり日が過ぎていることもあり、シナリオの裏話的な部分を主に書いて行くことにする。
参加してくれたプレイヤーとキャラクターは以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス
しゃおシュトレイバー人間ファイター(ポールアーム使い)
宿命特徴〔怪物を追う者〕を持ち、レピドスタッドのハーグスタッグ農場出身の足払いファイター。
AscAマイア強化人間(ARGオリジナル)モンク(無数の型の達人)/ニンジャ
宿命特徴〔奇形の逃亡者〕を持ち、出自どころか人間かどうかすら不明な(ダメ)強化クリーチャー(外見はサイロック@X-men)。打撃力はほぼ無いが鉄壁の防御力を誇る。
:elpis-kiraフレイ=マルフォード キツネオラクル/バード
宿命特徴〔法定弁護人〕を抱え、物語前半の主人公である”勝ち無し”の渾名を持ち、自身の正体を隠した弁護士。
MAYAラルアンドロイドメイガス(黒剣/ケンサイ)
宿命特徴〔不明確な出自〕を持つ機能不全を起こし記憶を失ったアンドロイド。パーティーのダメ前衛その2。
CANEジョン=ヘンリー=ホリデイ 人間クレリック
宿命特徴〔怪物を追う者〕を抱える、兄の復讐に燃えるラガシエル信徒で銃使いの巡回僧侶。
へんくまアリーシャ・ロロミール アアシマール(ペリ血統)ウィザード(力術/混合)
宿命特徴〔ロロミールの系譜〕に名を連ねるロロミール教授の養女。プレイヤー的にもパーティーのまとめ役というか苦労役というか。

 尚、以下はPathfinder Adventure Path #44『Trial of the Beast』前半に関するネタバレを含みます。また、シナリオは所処変更されています。

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その3:1日目他卓の様子とか懇親会とか。

今年は他卓でもギミックやマップに凝ったものが多かったような印象がある。単に普段よりも他卓を見て回る余裕があったから目に付いただけかも知れないが…下2つを見ると此処が何の会場だったのか疑問に思えてくるのはさておき。

 1日目終了後は例によって懇親会に参加したが、DAC愛知主催だったこともあってか今回は様々な人から声をかけられ、普段あまりしないような類の話も聞かせて貰えた(柳田さん有り難う御座いました)。

 その懇親会終了後には自室4人部屋がPathfinder界隈の面々の集合場所となっていたが、矢張り大部屋は欲しい。
が、しかし疲労が限界に達していた為に早々に潰れさせて貰った。

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その4:『レピドスタッドの怪物裁判』2日目の話。

勿論こんな場面は無かった。
 尚、以下はPathfinder Adventure Path #44『Trial of the Beast』後半に関するネタバレを含みます。また、シナリオは所処変更されています。

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その5:2日目他卓の様子とか懇親会とか。

朝の挨拶にて「貸し出す」と言ったところ、リクエストがあったのでKaladrax様は他卓にレンタルされた(2ラウンドで葬られたそうだが…矢張り色を塗っておくべきだったか)。

2日目は1日目より凝った盤面を展開するシナリオが多かったように思える。

 終了後は例によって懇親会に参加していたが、今回は卓のプレイヤー面々との話はそこそこにDACのアドバイザーでもあるずずず氏よりイベント主催のノウハウあれこれを聞いているうちに終了、翌日が仕事だった為にそのまま東京駅からバスに乗り帰宅した。

様々あったとはいえ、矢張り普段あまり出来ない時間の使い方が出来るのが宿泊コンベンションの魅力であり、今年は特に愛知では主催として動いた為にGMとしては久し振りの連日卓(夏の愛知については、以外と卓の需要があったことを後に知るが当面スタッフを増やさずこのままで行く予定)だった為に大変楽しませて貰った。

Dungeons & Dragons Annual Convention 2013の話その6:問題点様々

とはいえ、自分がイベント主催として行動した為に様々改善を願いたい点もあった。

1.掲示板
 これはメールで送ったが、使い勝手が最悪だった。書き込める容量と件数、読む方向と更新される方向が逆等ひたすら使い辛かった。これなら普通に以前のようなツリー型かマルチスレッドフロート型BBS(所謂したらばとか2ch型)の方が良いだろう。


2.募集形式
 今回のように「第3希望迄書いてあるプレイヤーを優先する」形式の方が確かに人は集められるとは思うが(そしてこれが卓選考に漏れた人々の原因だろう)、第3希望の人間が第1希望の人間を蹴落としてしまう状況は流石に問題があるのでは? 特に今回は癖の強い卓が多く、また低レベル向け卓が少なかったこともありメインで遊ぶルールが違ってしまうと代替として選べる卓が少なかった…とはいえ、この辺りは応募次第なので運営側がどうこう出来る問題でもないのだが。

 また、卓分け発表時も番号だけではなくハンドル名も併記し、プレイヤーのメールアドレスをGMに知らせ管理を投げた方が負担も減り良かったのではないかと(GMとしても反応のないプレイヤーに呼びかける手段が早めに欲しかった)。


3.通信環境
 これも運営側にどうにか出来るものではないので言っても無駄なのだが、流石に新宿の真ん中でDocomo回線すら繋がらないのは焦った。あの白い犬がジャミングでもしてるんじゃなかろうか?


4.室内環境
 旧い施設なので空調が弱いのは仕方が無いが、それをセッションの不満として挙げられた為に何とかして欲しいとは思っている。また、全く何が行われているか知る事が出来なかったこともあり、隔離部屋は作るべきではなかったのでは?


5.宿泊施設
 残念ながら施設側で決定される為、大部屋は取るのが難しいとのこと。

 とはいえ、これだけ大規模のイベントで思い切り遊べる機会はそうは無い為、来年の開催も是非お願いしたいし、此方としても何か考えてみるべきか。

DAC愛知2014開催に向けての話。

両日の懇親会にて告知しましたが、来年七月を目標にDAC愛知2014を開催するべく色々考えています。会場及び規模は今年と同じ程度で、今年はきちんと連休を確保して開催出来るように気を付けます。

という訳で、各方面には次回も様々協力をお願いしたいのでよろしくお願いします。

2013年11月17日日曜日

project diVe『TRPG』生放送第6回の話。

project diVe『TRPG』生放送第6回
日本最大級のTRPG番組、ここに終了・・・。そして、新たな未来へ・・・。
書くのが遅くなったが、まずは関わった方々には「お疲れ様でした、毎回大変楽しませて貰いました」と。

 今回でファーストシーズン最終回となるproject diVe『TRPG』生放送だったが、開始前に柳田氏より「面白い事するから期待しておけ」と聞いており期待していたこともあるが、何より演技を職業とする人がプレイヤーを担当するという形式で自分が考える理想型でもあり毎回期待しながら視聴していた。
所謂TRPG実況系では間違い無くトップクラスの視聴者数であり、今後についても明るい展望が見えるようなのでセカンドシーズンも期待したい。

 また、プレロールドキャラクターである以上どうしても出てくる問題が矢張り出ていたので、次回があるならばプレイヤー自身による構築キャラクターでの参加も期待したい。幸いにして4版の低レベル帯であればそれほど難しくはないので(勿論マスター側からのアドバイスはするべきだが)。


・GMはプレロールドキャラクターをどう作るか?
 前回若干触れたが、私もコンベンションでGMを担当する際にはルールの知名度的にも基本的には持ち込みキャラクターが期待出来ないのでプレロールドキャラクターを準備しておくが、その際には

・簡単に扱えて、かつ大きなダメージが出せる等の爽快感がある(=初心者向き)
・若干運用にコツが要るが、他のキャラクターには出来ない活躍が出来る(=中級者向け)
・熟練者向けの保護者役

の3種類を作るようにしている。幸いにして参加機会の多い幻想TRPGコンベンションでは大体1人は経験者プレイヤーが入ってくれる(たまに自作を持ってくるが)ので、人数が少ないならば保護者役を押しつけて2キャラクター運用させているが。
この際に問題となるのは、自分で作成したキャラクターではない為に能力を把握仕切れずマスターが想定している運用をプレイヤー側が思いつかない/気付かないことだが、この辺りは(その手段がセッション中1回限りではなければ)マスターが序盤にあるチュートリアル相当の場面で使い方を教えることで解決出来る(私は大体消耗品でも回復させるようにしているが)。
また、4版では特にそうなのだが、キャラクター同士が連携することでより有利に戦局を進める事が可能で、勿論マスター側もそれを踏まえてそれぞれのキャラクターを作成しており、これはマスターから提案するのも勿論だが、各プレイヤーが自分のキャラクターの能力を提示することでマスターが取って欲しい戦略を読み取り、連携がスムーズに出来るようになるとセッション自体も楽しいものとなる。

 ”紅の王国”の面々で言えば(最終回では残念ながら使う機会が無かったが)セイリュウのアンバランシング・トリックを使用して敵を伏せ状態(戦術的優位が得られる上に移動を封じられる)にした上でルーファスに攻撃させる(敵が伏せ状態ならば+5ダメージ、1点の価値が高い4版では非常に大きいし)事や、更に2マスシフトの範囲内に敵を釘付ける為にその前の手番で敵の移動力を奪っておく等。そういえば4版名物であるシフトさせるパワーが後半あまり使われなかったのも残念。
ともあれ、マスターはセッション中にキャラクターを殺す気でダイスを振っているのは間違い無が、それでもプレイヤーに戦闘で活躍し勝利して楽しんで貰う為にプレロールドキャラクターを作成しているのは間違い無く、この辺りはプレイヤーからは質問で、マスターからは状況に対する選択肢の提示でキャラクターの能力を引き出してやるべきだろう。

 この点もあり、次回(あれば、だが)は全員ではないにせよ、自分の手に馴染んだキャラクターを使って欲しいと思う。


・自作オブジェクト
 マップを使うタイプのゲームを遊ぶマスターならば一度は憧れる代物だが、最近はweb上に上がっている作例もあり大分敷居も下がっているのではないかと思う。3Dプリンターという意見も出るが、アレはその前段階のモデリング地獄がなかなか厳しいのと、精度は価格相応なので世間で言う程お手軽ではない模様。


・ダイス目に一喜一憂
 とはいえ流石に開幕でパワーを使った上での1は堪えるが、DMが言うようにロールプレイで格好良く演出するというのも精神的な負けムードを振り切るコツだろう。その後幾つかあった必ず命中する場面でクリティカル・ヒット確定ロールの為に安堵の表情を浮かべながらダイスを振るセイリュウのプレイヤー氏が印象的だったが。あと、今後ジュールのプレイヤー氏は他のリプレイの重要な局面でも正座しながらダイスを振りそうだ(あの出目はその価値がある程に神懸かっていたが)。
 私自身も実のところ出目の悪さでプレイヤーをあまりやらない面(悪い訳ではないが、重大な局面で何故か1を振る)もあるので理解らなくもないが。
この辺りは最早オカルトの領域だと思うのだが、何故か出目の悪い人というのは何故か存在するので(バターを塗ったトーストと同じく無意識と物理計算の領域という気もするのだが)多少のジンクスにも頼りたくなる。

 しかし、これは私がやっている龍舞亭のキャンペーンでも良くある事なのだが、何故かセッション開始前のプレイヤーは慢心しており開幕の戦闘でその自信を粉々に打ち砕かれる様というのを非常に良く見る。


・パワーの使い処
 今回はイベントトリガーという方法もあったが、今迄あまり使われないパワーが多用されたのは面白かった。とはいえコマンド(物理)とかはどうかと思うが(痛快だったし、パーティーの方向性としても物理特化ではあるが)。どうしても時間が限られてしまう生放送の仕様上、使いづらいパワーが出てくるのは仕方のないところだろう(直接的な制圧力に頼りがちになるのもあるが)。
ヒプノティズムのようなパワーは個人的にも好みだったのでもっと活躍の場が欲しかった。


・多元宇宙の選択とドラゴン2体
 私は”切り離す”の方に投票したが、しかし盤面上に$450のフィギュアが2体並ぶ(ほぼ置物だったが)セッション生放送なんてものは金輪際見られないだろうという意味でもむしろ此方の方が良い選択だったのでは?(エンディング周りの不安もあったが)…開幕ブレスでやらかしちゃったサブDM氏についてはもう許してあげろと。


・荒ぶる上コメ
 特に「よし! やれ!」と「俺だよ」には何があったのかと。


・回線バグ
 以前にもあったが、これも銀座の弊害の1つだろう。


・エンディング
 邪龍ヴァイレシュは(データ的に)ヤング・レッドドラゴンだった。こういう処理を比較的簡単に出来るのも4版の扱いやすさだろう。そして2点の差が明暗を分けたというのはいかにも4版らしい終結だったのではないかと。

 今迄の行動の積み重ねでエンディングが決定されるのはかくあるべし、なのだがその前のドラゴンとなったルーファスをどうするかの選択を視聴者に任せるのは…これがチキンたる所以か(本当はラブチキンだが)。
そして収まるべき処に収まったエンディングだが(太陽神エド=サンとかはさておき)、この時点での”紅の王国”の外敵はこんな感じだろうか
・邪赤龍ヴァイレシュの残党
・デーモン・ロード”オルクス”
・女龍帝ティアマト
 レベル的にも伝説級となり、そもそもこの面々だけで未来の冒険のネタは当分尽きなさそうだ。

 改めて、イラストに合ったフィギュアやダンジョンタイルが用意され、クリーチャーのフィギュアも時には自作、最終的には地形も自作という贅沢極まりないセッションだったのではないかと思う。そしてセッションそのものもシナリオと各キャラクターの台詞を台本に起こし、生放送の限られた時間枠で様々な盛り上がりを見せられたのは漫画家のRebis氏がDMだったからこそ出来た企画ではなかろうか?

 最終回のアフターで「全ての展開について台本が用意されている」(それだけでDM側の苦労が窺い知れるが)と言っていたので、どうせならそれらも公開して欲しい。バッドエンド時にどれだけ凄惨な事になっていたか興味があるというのもあるが、矢張り苦労して書いたテキストをそのままお蔵入りというのは些か勿体無い気がする。
(どうせならばレイヴン防衛戦のバッドエンドは漫画で…となるとR-18必至だろうが)

2013年11月13日水曜日

Paizo定期便とPathfinder Battles:Legends of Golarionの話。

種別:異形。

アイアンボトムサウンドからの怨嗟の絶叫が響き渡る中(1週間後、自らもその声に混じることとなったが)、岡崎城公園にある三河武士のやかた家康館にて展示されていたこれを友人に紹介された為に気分転換がてら見に行く。案の定というべきか語りたがりおじさん(澤田氏のことではない)が出た為辟易しながら遠巻きに話を聞いていたが、最後に脇差鉄砲の実射(とはいえ雷コウの発火のみだったと思うが)が見られたのは良い経験だった。

 また、常設展示の中でも特に映像と音声で関ヶ原の合戦を説明した展示物は様々な場所で関ヶ原の合戦について学び直していたこともあり興味深く見ることが出来た。それはそうと島津は何をしに来たんだ?(事情諸説は知っているが)。

 そして帰宅すると、月刊PathfinderとPathfinder Battles:Legends of Golarionが到着していた。内容物は以下の通り。

Pathfinder #9 (paizo.com Exclusive)
Pathfinder #10 (paizo.com Exclusive)
Pathfinder: Goblins! #3 (paizo.com Exclusive)
Pathfinder Pawns: Reign of Winter Adventure Path Pawn Collection
Pathfinder Roleplaying Game: Bestiary 4 (OGL) Hardcover
Pathfinder Adventure Path #75: Demon's Heresy (Wrath of the Righteous 3 of 6) (PFRPG)
Pathfinder Campaign Setting: Towns of the Inner Sea (PFRPG)
Pathfinder Player Companion: Blood of the Moon (PFRPG)


 コミックの方はブラックドラゴン戦が中断(あとは読者であるプレイヤー達の活躍に任せるとった感じか)し、ストーリーが再びラマトゥーシュ教団戦に戻っていた。ゴブリンの方は毎度ながらゴブリンらしい話だった。

 他にはダメクリーチャーことKaijyuが掲載されているBestiary4、聖なるサキュバスというダメデーモンのAP#75、街本とライカンスロープ本といった具合。

Pathfinder Battles-Legends of Golarion: Standard Booster Case
Pathfinder Battles-Legends of Golarion: Gargantuan Green Dragon

 そして今回の目玉であるフィギュアセットだが、今回も1箱にSmallかMedium3体+Large1体が入っているのだが、ケースが台座に干渉するものが幾つかあったからか、プラケースの中にビニール袋で入っているものもあった。

 また、最近発売スケジュールが逼迫しているからか(3ヶ月に1回のペースで出ていることになる)、何体か台座から外れているものがあったり、ゴブリン1体が破損(首折れ)していたり、イフリートに筆の抜け毛が大量に貼り付いていたり、塗装もいつも以上に雑な印象があった。

 小型、中型についても大体いつも通り。Reefclawはもうちょっと早く欲しかったが。


 大型は普段通りイラストから抜け出てきたような素晴らしいものばかりだが、今回は塗りがあまり宜しくなかった(先程筆の毛が付いていると書いたイフリートが特にひどく、片方の目がズレている)。また、デーモン共やジン達辺りはまだ良いのだが、羽の生えたゴリラは何処で使ったものか(しかも大量にある)。

今回のPromoであり、Erik Mona待望のGARGANTUAN GREEN DRAGONだが、今回は分割無しの一体型となっている。

勿論造型は素晴らしいし分割無しもこのサイズであればさほど問題は無いのだが、こちらにも塗装ミスがありしかもそれが比較的目立つ位置にあったの非常に残念(最初固定用針金の位置にあったのでフィギュアが抉れているのかと思った)。

 流石にフィギュアの数が多くなり保管場所が問題になってきたのもあるが、今回が明らかに雑だったこともあり、次回のWrath of the Righteousで一旦定期購入の停止を考えている。

2013年11月4日月曜日

2013年10月の竜舞亭セッションの話。:Jade Regent#02-The Legacy's Lure

 DAC以来、特別忙しいという程でもなく、日時的にも余裕はあったのだが兎に角エンジンの掛かりが悪い。というのも個人的に片付けたい用件があるのだが他人に向ける様々が全て自分に刺さるという状況に自家中毒に陥りかける。
こういう時に開き直れたりすると楽なのだろうが、如何せん「物事の半分は自分の責任」がモットーなのでこういう時はどうにも始末が悪い。更に悪い出来事は重なるもので、プリンターの不調とちょっとしたトラブルが重なり、セッション開始を遅らせてしまいプレイヤー諸氏には迷惑を掛けてしまった。

今回のキャラクターは以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス
ひろくんリツキャットフォーク(ARGオリジナル)サムライ
早贄丸を手にするも、代理の都合でなまくら同然に。そして不在を良い事に非常に不名誉な(ヒント:大井bot)渾名を付けられる。
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
得意技は巨大化してのノダチによるザラキ(物理)の自称神官戦士。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツドラコニックヒューマン(ARGオリジナル)モンク(気功師/無数の型の達人)
NPCアメイコの妹で武器は持たないカラテの使い手。前回死に掛けたのを受けて《鶴の型》を学び直す。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
前のめりでAC低めの一行の生命線を支える自称14歳。そんな回復で大丈夫か?
ろうなむ幻術のセルバンテスノームモドキ(ARGオリジナル)ウィザード(幻術師)
幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き…というかよく分からない幻術師。今回もイマイチ振るわず。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使い(但しフィギュアはオッサン)。耐久力の低さが災いして危うく死に掛ける。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #049『The Brinewall Legacy』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。

2013年10月16日水曜日

Dwarven Forge's Game Tiles: Revolutionary Miniature Terrain Rewardの話。

今年3月に募集がされていたDwarven Forge's Game TilesのKickstarterのRewardが無事到着したので早速開封する。注文したのは3セット(+金額到達によるオプションが2セット)で、色塗りの感覚を掴む為に未塗装での注文だったが、流石に膨大な数なので塗装済みでも良かったかと若干後悔する。
こちらもReaperのBonesと同様に従来は石膏で作られていたダンジョンタイルを樹脂製(恐らくこれもPVC辺り)に切り替える為の資金集めだったと思うのだが、需要が高かったようで結構な金額が集まっていた。
矢張り利点は樹脂製なので多少乱暴に扱っても破損しないのと、何より軽いことだろう。
基本セットは床×12、壁×14、角×6、扉×2で構成されていて、3セットあれば取り敢えず基本的な大きさは問題無く構築出来そうだと踏んでの注文だった。
未塗装でもそれなりに見栄えはするが、ベースとドライブラシ程度でもやはり色は塗りたいところ。しかしあまり表面の具合は良くないので苦労しそうだが。
オプションセットは小物や角などで構成されていて、こちらもこれだけあれば大体の地形の構築で困ることは無いだろうと考えている。
こんな感じに、いずれはコンベンション辺りに持ち込んでダンジョンを構築してみたいが何時になるか…

2013年10月15日火曜日

project diVe『TRPG』生放送第5回の話。

様々限界だったこともあり、連休初日の土曜日は友人を誘って関ヶ原にて開催されているドリフターズ原画展を見に行くことに。途中最近気になっていたカフェぼあこに寄って(後に古い知り合いだったことを知る)原画展(欲を言えば、半分削られるとの噂のネームを見てみたかったが)で色々購入して帰りに星乃珈琲店にて季節のパンケーキを堪能して何とか気力を取り戻した。


そして翌日は上手く回らない文章回路を騙し騙し動かしながら雑記を書き、夕食後に今回は20時からの開催となったproject diVe『TRPG』生放送の第5回を見る事に。
そういえば今更project diVeの公式blogがあることを知ったので、キャラクターデータはそちらを参照のこと。


尚、第4回のアーカイヴはこちら。


・D&Dシャドウオーバーミスタラ
 当時は単独ワンコイン上等たまに縛りプレイという感じ(メインはMUかシーフだった)。プレイそのものはアイテムがほぼ使用されない(大オイルハメの外道っぷりは見せておけばまた違ったろう)、ディスプレッサークローク無視、ルート選択が酷い(クリアするだけならばノームの村のルートの方が断然楽)、迷いの森でペナルティ(壊れる直前の看板とコボルドの逃げる方向で抜け道を知る事が出来る)、テルエレロン殺害(生存時のイベントがあれば後のセッションは尚更盛り上がっただろうに…勿体無い)、ホーリィシールドは、要りませんよね?(箱の裏に回ってもマジックユーザーでは持ち上げられない。またラインを合わせればどのキャラでも罠を素通り出来る。どのみち初心者はガードを忘れるので無用の長物だが)、ドラゴンブレスで全滅x3、仲間ごとエザーホーデンを斬った(しかも伝説の剣で)、そして止めに伝説の剣をロストと何というかいかに初見にしてもひどいものだった。

 しかし、どうせならこれもガーディアンヒーローズのようにHD対応でリバイバルすれば良かったものを、とは思わなくもないが(現在のカプコンだとその余力が無くて無理だろうが)。
因みにこのゲームで装備アイテムがやたら壊れるのはゲーム的な要素もあるが、AD&Dの頃の特徴でもある(3.5版迄はセーヴで1を振るとアイテムが壊れた)。


 そして10分押しで開始された本セッションの方だが、今回はミスタラコラボ回だった為にゲーム内でも出てきたあれこれが使われるというこれもD&Dの長い歴史あってこそ出来るネタだったのではないかと(TRPGに於ける歴史と神話の話についてはまたいずれ)。


・銀座
強制モード変更も業腹で、そもそも何一つとして良い評判を聞かないが、動画の画面左右端クリックで生放送のザッピングモードになるのが何より最悪。


・無数の世界
 惑星ミスタラもD&D公式世界(ゲームオリジナルではない)の1つなので、九層地獄や他の次元界を介して繋がっている為今回のようなコラボが無理なく可能である。何処にも繋がっていないと明記されるエベロンですら影界で繋がっている。
因みに年齢段階や権力的な様々は兎も角として、ゲーム的にはシンよりもラファエルの洞窟のレッドドラゴンの方が明らかに強い。
狡猾なナグパ(ナグパは種族名なので「人間」と呼んでいるようなものだが)や強敵ディスプレッサービースト、ブラックドラゴン、吸い込みから発生する大ダメージのブレス等これが私の良く言う”歴史”、つまり情報や知識をプレイヤー自身に別の場所や方法で体験させ、後に再体験して貰う事により更に深い没入感や楽しみを得る事が出来るのである。
しかし、PCに渡されたアイテム群だが、確かに直前のゲーム中でもそれを感じさせるコメントがあったにせよ、クレリックのモーニングスターだけやたら優遇されてやしませんかね?(大オイルとメテオはレッドドラゴンの耐性で阻まれる、スタッフオヴウィザードリィはファイナルストライク用、伝説の剣はダメージ+1d20…咎人の剣か?)


・荒れる色々とDMの負担
 今回は特に長丁場だったからか、出目もさることながらセッションそのものも随分荒れていた印象がある(ダイスもよくトレイから飛び出していたし)。ダイス目に一喜一憂するのは楽しい部分でもあるので良いのだが、引きずりすぎるのも宜しくない。
また、矢張りセッションの性質上DMであるRebis氏への負荷が大きすぎるように感じる。確かにDMはゲームの進行や判定を引き受ける義務があるが、ならばこそ「参加した皆で楽しむ」事が重要となり、その為には参加者の積極的な助けによって少しでもDMの負担を減らして上げて欲しい。そろそろ流石に初心者とは言えないだろうし、簡単なところではDM席に近い人がフィギュアを並べる準備を手伝ってあげたり、目印マーカー類を引っ掛けてあげたり等をしてくれるのはDMとしても非常に助かるだろう。


・脱初心者の第一歩
 まず第一に自分のキャラクターを把握する事。特に基本的に与えられたキャラクターで遊んでいる性質上かどうしてもパワーやアイテムについての読み込みが浅く、使用するパワーのアドバイスをその都度行っているように見える。
また、セッション中に1回DMが(半ば冗談気味に)キレていたが、自分のキャラクターに関するトリガーは自分で覚え管理するべきだろう(中でも特にマークは忘れられやすい)。どれだけ暴虐の限りを尽くしたとしても、GM/DMというものは基本的にはプレイヤーに気持ち良く勝たせてあげたいと考えているものであり、こういった自分が有利になる要素を見逃すのは愚行極まりない。それ自体良くあることとはいえ、セッション中のロールバック発生はマスターの負担が増えるし、時間的な面でも宜しくない。
そして、4人という人数やイニシアチブ順と4版というシステムの都合上仕方無いとはいえ、そろそろ易々とクレリックやウィザードに敵を近寄らせてしまう場面もどうにかするべきだろう。キャラクターが脳筋だからといってもプレイヤー迄脳筋に振る舞う必要は無いし、前線にカッ飛んで大旋風ぶっぱするだけが戦士の仕事でもないし、ウィザードも大きなダメージを与えるよりも減速や幻惑、移動の阻止させた方がより良い選択肢となることがあるし、そもそも4版のルール的に雑魚以外を広域の焼き払いで一掃というのは非常に難しい。そしてマジックミサイルは大抵の場合において暇潰しの悪手である(そういえばヒプノティズムが使われた記憶が無い)。

また、イニシアチブが席順となっている為これは難しいのだろうが、今回フラウが行ったように待機によって手番を遅らせて有効な手段を選ぶというのはもっと積極的に行うべきだろう。特に4版は戦闘前強化が出来ず、またクレリックの1日毎パワーは遭遇終了迄効果が続く(=早く使用するほど有利)ものが多い為、どれだけ早く皆の援護が出来るかどうか、そしてその後はいかに状況に対応した手を打てるかどうかが明暗を分けることになる…それこそ、開幕即全滅した直前のエンカウンターズ生ではないが(アレはほぼ開幕即死なのでなんというかどうしようもないが)。
4版は特にパーティーが噛み合った時に最高のパフォーマンスを発揮するように出来ているので、その辺りがDMの演出による助けが無くても回る場面をそろそろ拝みたい。


・ファイナルストライク!
 回線も切れる。
 因みにアーケード版ではhp1が残るが、そもそもは50%の確率で完全消滅(セーヴ不可)、もう50%で他の次元界に飛ばされると実はアーケード版ですら温情措置であり、更に言えばどちらにせよ自爆技である。

 今回は少々辛めの感想となったが、それでも楽しみにしているのは間違い無くだからこそ次回最終回も期待している。

2013年10月14日月曜日

2013年09月の竜舞亭セッションの話。:Jade Regent#01-Fires Over Brinestump

楽しくはあったものの、私的には様々トラブル続きだったDACも何とか無事に終わったが、その1週間後には竜龍舞亭でのAdventure Pathが本格始動という過密スケジュールに…幻想TRPGコンベンションにも参加していたら1週間に1回セッションという超過密スケジュールになっていたが(結局様々あり断念)。

今回ようやく全員揃ってのキャンペーン開始となったが…ともあれ、キャラクターは以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス
ひろくんリツキャットフォーク(ARGオリジナル)サムライ
アメイコ大好き、むしろ他はどうでもいいな猫侍。唯一の真っ当な前衛で立ち位置的にもイベント的にも主人公的な扱いになると思いきや…
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
ウールフェン人を自称する殲滅担当落ち武者。ダメージ減少は殴り抜く主義。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツドラコニックヒューマン(ARGオリジナル)モンク(気功師/無数の型の達人)
アメイコの妹で龍の呪いをその身に受けた喧嘩屋。今回危うくむーざんむざんに。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
とうとう種族まで自称アアシマールとなった自称カワイイ【魅力】18。回復手段の乏しさに全パーティーが泣いた。
ろうなむ幻術のセルバンテスノームモドキ(ARGオリジナル)ウィザード(幻術師)
大いなる焔(ビッグファイア、とルビ)こと幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き幻術師。しかし今回はイマイチ振るわず。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使い(元ネタはヨナ@ヨルムンガンド)。スペルスリンガーを目指す未来についてはGMとしては反対を提案したい。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #001『Burnt Offering』終盤及び#49『The Brinewall Legacy』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。

2013年10月5日土曜日

Reaper Miniatures Bones IIの話

2012年8月に募集を開始し、合衆国大統領や白露型駆逐艦も大満足な素敵なパーティーっぷりを如何無く繰り広げたReaper Miniatures BonesがⅡとなってハロウィンのこの時期に再び帰ってきた。
http://www.kickstarter.com/projects/1513061270/reaper-miniatures-bones-ii-the-return-of-mr-bones/posts
今回も僅か3日で$100万を超えて相変わらずの爆走っぷりを見せているが、前回注文者より幾つかヨタ話や注意を。


・プロジェクトの意図
Reaperの主力商品であるフィギュアの材質を従来の金属製から軟質樹脂製(多分PVC)に移行する為の資金調達が目的で、その為の設備投資(主に金型)への出資者を募集するのがこのプロジェクト…ということだと思うが。このぐらいのフィギュアを成型する為の金型は1つ100万円程度はするので、$300万集まったとしても約300個程度しか作れない計算となる。

・Amazon北米アカウント必須
登録後、支払いはAmazonの北米アカウントが使用される為、アカウントを作成しておく必要がある。

・$100は手付け金
今回は発送順番を予約する為に$1と$100を支払う形式しか選べないが、終了後に改めてurlが公開され注文と金額を聞いてその金額が請求される為、Kickstarterから送られてくるUpdatesのメールを見逃さないように。
因みにWave6が先に来ているが、その下を辿ると1ヶ月早いWave5の出資項目があるので注意。
また、この都合がある為に恐らく今回は次回よりかなり少ない額で終わるのではないかと思う(Crown Jewelも無いので)…些か反則じみた行為という気もするが(尚、Kickstarterの手数料は成立時金額の5%らしい)。

・発送は2014年4C予定
既にWave4(11月前期)迄締め切られているが、当然それより伸びる可能性もあるので、のんびりと待つべし。とはいえ、今回は向こうも準備を整えているので遅延は起こりづらいとは思うが。
因みに前回は最終的に発表された発送予定日より4ヶ月程遅れて到着した。

・注文しすぎない
安価で高品質な製品が次々と公開されているが、注文しすぎると結構な値段になるのと、更に日本はこれに加えて送料が上乗せされる為に注意すること。但し、注文した商品のうち不必要なものを売り捌いてコストを回収するという手もある。

尤も、到達金額によってボーナスが増える為、登録した身分としては出来るだけ伸びて欲しいが。

2013年9月16日月曜日

Paizo2013年08月の定期便の話。

DACの準備真っ最中だが、色々あったのか随分と遅れてPaizoより恒例の巨大荷物が到着(何故か追徴課税が掛かっていたが)。
HDDの故障でデータの移行作業をせねばならず暫くパソコンが弄れない為開封作業に取り掛かることに。内容は以下の通り。

Pathfinder Comics: Goblins! #1
Pathfinder Pawns: Bestiary 2 Box
Pathfinder Roleplaying Game: Mythic Adventures (OGL) Hardcover
Pathfinder Cards: Wrath of the Righteous Item Cards
Pathfinder Adventure Path #73: The Worldwound Incursion (Wrath of the Righteous 1 of 6) (PFRPG)
Pathfinder Campaign Setting: Demons Revisited (PFRPG)
Pathfinder Player Companion: Faiths & Philosophies (PFRPG)
Pathfinder Player Companion: Demon Hunter's Handbook (PFRPG)
Visions of WAR: The Art of Wayne Reynolds Hardcover
 新Adventure PathであるWrath of the Righteousの開始もあり神話的冒険、デーモン、デーモン狩り、信仰と哲学そしていつものゴブリンという具合。Wrath of the Righteousはワールドウーンズを取り扱ったキャンペーンということで色々壮絶な事が書かれていたり、1冊終了時に6レベル迄上昇するという他に類を見ないキャンペーンとなっている。
Visions of WARは随分と長く待たされ、ラフスケッチなどもあり興味深くはあるが正直なところあまり良い出来とは言えない。特に一部イラストが拡大画像のようにぼやけているものがあったり、色がおかしいようにも感じる。


 Pathfinder Pawns: Bestiary 2 Boxは書き下ろしも多く相変わらずの充実度。巨大以上のクリーチャーが入っていないのも相変わらずだが。

Pathfinder Battles: White Dragon Evolution Boxed Set
そして、Subscriptionに入っていなかった為追加注文したPathfinder Battlesの新シリーズ(好評だったのか既に次作にRed Dragonが決定済み)であるDragon Evolution Boxed Setだが、1セットに中型、大型、超大型のホワイトドラゴンが含まれている。
Pathfinder版ホワイトドラゴン独特のエリマキ状の頭部もシャープに再現されており、大型の足場から概ね飛び出していたり、大きく翼を広げた迫力ある造型も含めて出来は非常に良い。

Pathfinder Battles: Skull & ShacklesとReaper Bonesの話。

Pathfinder Battles: Skull & Shackles Standard Booster Case
Pathfinder Battles: Skull & Shackles Gargantuan Skeletal Dragon

 次いでPathfinder Battles: Skull & Shacklesだが、今回もHuge無しにつきCaseは32箱で今回も中型1~3体と小型1体で合計3体のフィギュアと1体の大型フィギュアがセットで入っていた。

今回のフィギュアは透明プラスチックによる支柱が使われているものが多く、これは確かに迫力のある場面を切り出した造型が出来るが、固定要針金を外す際の破損報告も幾つか聞いている。こちらは幸いにして破損は無かったが、BLOODBUGが1体台座から外れていた。
40 Brinebrood Queenは某所で欠品報告があったので写真を多めに。



造型については相変わらず素晴らしいのと、海賊だけあって拳銃持ちが多くその方面では有り難いが、今回は女性フィギュアが多かっただけに毎度ながらの顔の塗装の雑さが際立っている感もある。


大型フィギュアは一部やたら気合いが入っているものも居る(特にSea Cat)。
また初期からだが、人型の大型クリーチャーの造型が全体的に細い為に力強さの印章が薄い(今回だとCyclops)のは少々残念である。
あと、何かやらかしたのか裏の文字が手書きだったものが1体。


 そして今回のPromoであるGargantuan Skeletal Dragonだが、先にKaladrax様を拝んでしまった為に些かの迫力不足も否めない。それでも素晴らしい造型なのは間違い無いが。
但し、背中の翼が分割可能なのだが力を入れすぎると壊れるのではないかと思える程に細く、接続部分も浅い為に若干心配である。


 時間が余ったついでにReaper Miniatures Bonesの方もバラしてみたが、こいつに取りかかれるのは何時になることか・・・