2012年5月31日木曜日

2012年05月の竜舞亭セッションの話。:Carrion Crown#3-1

Pathfinder Adventure Path『Carrion Crown』キャンペーン第5回目。
今回はプレイヤーの都合により2人が欠席となってしまったが、その2人が前衛ということで他のプレイヤーに担当して貰う事に。しかし、基本踏み込んで殴るだけのパラディン瑪瑙は兎も角、高レベルの言霊メイガスというピーキーにも程があるグレイの方はかなり辛かった様子だった。もっとも、メイガス自体は比較的簡単な行動パターンで構成されているので少しの理解と経験があれば何とかなったのかも知れないが。

これはコンベンション等でプレロールド・キャラクターを扱う私自身が最近実感している事でもあるのだが、キャラクターを他人に預ける場合、特に相手が不慣れな場合は3つ程度のパターンが限度だろう。この辺りは4版のキャラクター構築を見てもそんなものじゃないかと思う。

プレイヤー名前種族クラス
雅士メノウ・サカキバラ(榊原瑪瑙)人間パラディン
今回欠席だが、方向性の変更でナギナタを手にした美闘士となる。そのせいかダウンしてあられもない姿を晒す羽目に。
ろうなむグレイ=ジェド=アンスルーン人間メイガス(黒剣/剣聖)
今回欠席につき、普段通りのひどいロールプレイが為されていた。扱いづらさの問題で専ら敵として活躍する羽目に。
Makkouルーティア=R=マイヤーハーフエルフレンジャー(都市)
《束ね撃ち》と《収束射撃》を獲得してズドン率が益々上がった戦闘メイド。今回は手癖の悪さを披露するも相手が悪く才能は発揮されず。
Waizクララ=ド=ヴァンハルト人間クレリック
パーティーのリーダーにしてニート枠のヴァリシア人のお嬢様。今回はまさかの〈威圧〉技能の正しい使い方を披露することに。
ひろくんホロハーフエルフドルイド(狼)
相棒のロレンスを引き連れた狼使い。野外シナリオということで嬉々としてえげつない呪文群を振りまいていた。
2xxPシェオゴラス=サシェリウム人間ウィザード/サイファーメイジ
とうとうhp順位が2番目になった秘術屋。今回は盤面制御役として真価を発揮していた。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #45『Broken Moon』前半に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。

2012年5月16日水曜日

ラジオに出た話。

という訳で普段お世話になっている幻想TRPGさんが毎月更新している幻ラジオに出演してきた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17812803

反省点も足りない点も様々あるのだが、それはそれとして話してみると意外と色々出てくるもので、ほぼノーカットで随分話したがあれでも若干話し足りない感はあるぐらいである。
ただ、宣伝直後に申し訳ないのだが、次回6月の幻想TRPGコンベンションは夜勤明けにつき不参加となります。

ばいばい、〔家宝の武器〕、そしてprdjエラッタの話。

実は1年近く前のエラッタだったのが。

Twitterで指摘があり、確認したのだが装備特徴の〔家宝の武器〕が大幅な修正を受けていた為、prdjへの反映を済ませておいた。別にプレイヤーを苦しめるとかそのような意図はない。

 ただ、確かにあの特徴だけは他の特徴どころか特技にも匹敵し、特にPathfinderになってからは武器を完全に消滅させることは困難となり、武器落とし等についても今ではウェポン・コードもあり格段に難しくなっていることもあり前衛系であればどのキャラクターも獲得していると言っても過言ではない程度の特徴だった為、むしろ当然だと言えるだろう。

 他に何を取るかについては様々あるが、個人的にはクラス技能に〈知覚〉が含まれていないなら派閥特徴の〔墓荒らし〕辺りを勧めたい。理由は言わずもがなだろう。

 そしてそれと共にAdventurer's Armoryのエラッタを再確認したのだが、結構な量の修正箇所があり軽く目眩を覚える。というのもprdj外の項目のうちあの辺りはかつて私が作成した(そして放置していた)部分であり、翻訳中にも散々謎の言い回し(特に錬金術呪文構成要素)に悩まされた(大半エラッ
タの部分だったが)記憶が強く残っている。
流石に時間が厳しいので後回しになるが、これも追々何とかしていきたいところである。
 クリーチャー関連も公式がよく使うAdvanced Bestiaryのテンプレート等引用したいものは多いのだが、こちらはd20PFSRDがえらいことになっている(ヒント:ToH全掲載)為いずれそのうちに。
因みに、エラッタを発見したがどうしたらいいのか理解らない場合はwiki topのコメント欄でも良いのだが、BBSの訳文相談スレ辺りでも大丈夫かと。
色々な場所で言っていますが、エラッタ等を発見したらまずは報告を。

2012年5月15日火曜日

DAC愛知2012の準備と掲示板の活用という話。

http://www3.atchs.jp/test/read.cgi/dacaichi2012/1336892689/
という訳で遅ればせながらDAC愛知2012の事前準備掲示板を開設したので、参加が決定した方、そうでなくても質問のある方は気軽に利用して欲しい。

 そして再三に渡り言っている事ではあるのだが、これから掲示板を使って綿密なやりとりをするセッションが多く控えている為改めて。

何事でも自分が最大限楽しみたいのであれば、聞くこと、確認することを怠らないで欲しい。
やりとりで不明な点は尋ねるべきだし、思い込みで物事を進めると思わぬ地雷を踏むことが多々ある。思い込みによる意見の相違は双方にとって基本的に不幸しか招かないのだから。
そして大変申し訳ない事ではあるのだが、マスターも(特に私は)不注意や情報漏れは多い、忙しければ尚更に。言い漏らし、回答漏れについては二度三度聞いてくれても構わない。それはマスターの不備であり責任であるのだから。

 基本的にマスターという生き物は話したがり、語りたがりであり用意してある設定は出来るだけ話したいし、プレイヤー自身がそれを望まない場合を除けばキャラクターには活躍して欲しいと思っている。勿論、プレイヤーの選択の結果として墓穴を掘り進むのは別だが。
言わず、聞かずで発生する不都合(ダンジョンシナリオに騎乗戦闘アセンで乗り込む、アンデッドメインシナリオに心術師で挑む等)はプレイヤーの問題であり責任である為、重ねて言うが不明な点はまず聞くべきだろう。
勿論マスターとしての公開出来る限度はあるのだが。

2012年5月13日日曜日

買っては/使ってはならないダイスの話。




一部の例外はあるにせよ、多くのTRPGに於いて最も多用される行動であり、判定方法といえば「ダイスを振る」ことだろう。安価であり手軽な乱数発生装置としてはやはりダイスが一番扱いやすく、また入手しやすいのは間違い無い。
ただ、一部個人的な感想や身体的な問題(眼と視覚関連)に起因したり、それ以外でも使い勝手が悪い、或いは使うべきではないダイスというのは存在すると感じている。
このblogを見ているような人達には今更の話題かも知れないが、それでもあまり書かれているところを見ない話題なので敢えて書いてみる。

・出目の極端に偏るダイス
 所謂グラサイ、イカサマサイコロの類だが、そもそも均一な乱数発生手段としてダイスを使用するのだから使用するのは論外である。旧ワースブレイド付属の10面や変形ダイスのように「数字面の全てが同じ形を組み合わせていないもの」、またリアル100面ダイス(それ以前にほぼ球体なので出目が容易に定まらないという大問題があるが)や実は組成が均一でない自然石ダイスもこれに含まれる。
あと技術で偏らせるのは止めた方が良い。運は…お祓いとかの分野です。

・数字が読み辛いダイス
 旧いダイスにありがちなのだが、アクリル製の透明で数字部分に塗料の流し込みが無いもの、また色付きのものでも文字色と背景色の問題で使いづらいダイスも結構ある。ピップ(ドット)ダイスも極端に数値の大きなものは誤認識や読み取り遅延が出やすい。
あと、過度な装飾がされたダイス(エルフダイスとかあの辺)とかも雰囲気は出るが、特に20面のように面が小さいものでは数字を読み間違うレベルの装飾がされたものが多い為宜しくない。

確かに本人のモチベーションにも関わる事柄なので、雰囲気にこだわるのは良いが、それで判定の数値が読めずに手間取り、卓全体の流れを停滞させるのは問題だろう。
勿論、それをネタやギミックとして使う分には止めないが結局のところ無難なところに落ち着くものである。

あと、表題からは離れるが、様々な場面であると便利なのが所謂10桁ダイス。基本的にd100判定でしか使用されないとはいえ、10面を2回振る方式での判定時に「どちらが10の桁か」問題が解消されるのは存外便利である。
先のダイストレイの話でも言ったが、回数が多いだけに積み重なる時間が意外と時間を喰い、また緊張感の高い場面で数字を読み違えたり何度も振り直す羽目に陥るのも同席者にとってあまり愉快とは言えないだろう。
デジタルすぎる、と言われるかも知れないが他に幾らでもアナログに出来る場面はあり、また判定はすること自体よりも、してからの行動が問題になる場面(割り込み行動やその他)もある為、判定ぐらいはスマートに行って欲しい、とGM側は希望する。

2012年5月11日金曜日

2012年05月の幻想TRPGコンベンションの話。

8日間で4回セッションを行うという最終日、当日ラジオの収録があるということで優遇して貰った為立卓出来たが、他のセッション、特に大きなコンベンションの開催があったために色々大変だったんだろうというのは想像に難くなく大変感謝すると共に、参加者の方で大きな不満が出てしまった事については本当に申し訳なく思う。

そういった理由につき、セッションについての感想ではなく、反省という形になる為他者の陰鬱に付き合う趣味が無いなら読み飛ばして下さい。


尚、以下はPathfinder Module:Carrion Hillに関するネタバレを含みます。

2012年5月10日木曜日

Pathfinder Challengers Convention 05thの話。

前回Challengers Conventionの終了後、主催のsaki氏から「マスターやらんかね?」と打診を受けた為喜んで参戦させて貰うことに。

今回の深夜バスでの移動で、東京でも「あの事故の直後に」と散々言われたが、逆にあの事故の直後だからこそ安全には過剰な迄に気を遣うだろうし、価格面もあるにはあるのだが何より自宅から新幹線乗り場迄出るのに1時間半程度掛かり、反面高速夜行バス乗り場までは晴天で荷物が無ければ徒歩で5分、荷物があっても格安の日割り駐車場があり乗り場迄20分もあれば安全にバスに乗り込めるので、色々な意味で楽が出来るからというのが大きい。
但し、今回はバスの発車時刻2分前に乗り込んだという酷いギリギリ具合だったのと(去年のDACでは乗り逃がしをしたので焦ったが)、一番先頭の席で酷い暴風雨の所為で珍しく気分が悪くなっていたが。

というこちらの事情はさておき、今回は全プレイヤーが初めて同席する面子だったこともあり、非常に楽しみにさせてもらっていた。また、掲示板の方でもArty氏が主導となってディヴィネーションを使用した質問による打ち合わせを進めてくれた為、マスターの側としても大変楽に事前準備を進める事が出来た(出発直前は先ほど言った有様であり、かなり返信漏れが多発してしまったが)。
基本的にGMという人種は話したがり、語りたがりであり、ましてや設定に力の入っているPathfinderで3連シナリオの最終章となれば、語るべきことも豊富にあり、むしろ有り余っているものである(その分、今回のシナリオに無関係の部分も多い為、プレイヤー側の情報過多による混乱を避ける為にもフィルターを掛けなければならないのは残念だったが)。

今回参加してくれたプレイヤーは以下の通り。

プレイヤー名前種族クラス特徴
ルースアージャス・ウィスロ人間ファイター/レンジャー/バーバリアンカスィーンの衛兵隊長の息子という楯使いの戦士で文字通りのメイン盾。何故か多発するクリティカルと勘の冴えで罠の場所を調べて回避していた。
ルース代行マリータエルフメイガス(剣聖)当日使用予定だった剣聖メイガスを急遽サブPCとして投入。火力に欠けるパーティーには丁度良かった様子。
Arty=Beryl=Greenフォルトゥーナ人間オラクル(時/二重呪)パーティーを仕切り、牽引してくれた実質的リーダー。時/二重呪い(とリーチ化ビストゥカース)の極悪さを遺憾なく発揮してくれた。
アラモード吉川クラウス人間クレリック(慈悲深き癒し手)パーティーの屋台骨を支える回復特化型のクレリック。たまにガントレットで殴る。
かたのマッターロ人間ウィッチ(墓歩き)地下墳墓でラズミール教徒達に殺された姉の復讐に燃える墓ウィッチ(男)。実はシナリオ的にアンデッドメインであったためにマスターとしては要注意対象だった。
当初の予定ではあと2名のプレイヤー参加予定があったのだが、都合により不参加となってしまい残念だった。
尚、以下はPathfinder Module:City of Golden Deathに関するネタバレを含みます。

City of Golden Deathを遊ぶ会の話。

翌日早朝5時に目を覚まし、昨日入れなかった風呂も済ませて何とか復活後、シナリオの再準備も済ませて宿を出る。
一旦東京駅に寄ってから向かおうとしたが、荷物を預ける場所なら最寄り駅でも良いかと思い直して待ち合わせ場所に向かう。そして駅から出た直後に人身事故で列車が1時間動かなくなるという告知がされる…なんとも運が良いのか悪いのか(1人巻き込まれて合流が遅れた)。
そんな事もあったが、無事全員合流して今回お世話になるゆづる氏の家でセッション開始となった。

緊急の募集ということもあり、またGM的にはどうせなら各人好きなキャラクターを好きに動かして欲しかったのでバランス等はあまり考えなくても良いとは言ったが、その為〈知識:神秘学〉無し、秘術系ほぼ無し(サモナーは秘術枠だがどちらかといえばドルイド寄りソーサラーである)、事前情報もほぼ無しという前日とは色々な意味で対照的な構成となった。
こちらも、けん氏以外は初めて卓を囲む面子であり、特にいしかわ氏とゆづる氏は私がPathfinderに深く傾倒する切っ掛けとなった人物なので色々と感慨深いものがあった。


プレイヤー名前種族クラス特徴
dvampセシル人間パラディン(聖光)通称デイドリームの人(間違っていたらすまない)。多分CV緑川のエイローデン信者のパラディン。
銀河アズマガルディンハーフオークバーバリアン(巨人殺し)大型オークダブルアックスを振り回す巨人殺しバーバリアンでパーティー一の知性派(【知力】的な意味で)。シナリオ的な相性が良くヒャッハーしていた。
neileネイル人間サムライ何故か移動で苦労していた(多分自分の愛馬を食べた呪い)印象が大きい1匹が斬る。
けんアリス人間サモナー上海人形という名の上から来る装甲騎兵(ヒント:伸びるアームパンチ)を操るいつものサモナー枠。
ゆづるムスファタ=ケバブ=ドンドルマ人間オラクル(生命/二重呪)開幕ハンドキャノンによる派手な祝砲が印象的な癒し系オヤヂ(と主張する)オラクル。折角の自家製火薬樽があまり役立たなかったのが残念そうだった。
いしかわツネ=イナリキツネクレリック何でも「米の力」と言い張るダイキツ信徒クレリック。あとプレイヤー技能”我慢する”(だっけ?)
名前のリンクはプレイヤーの感想に飛びます。
尚、以下はPathfinder Module:City of Golden Deathに関するネタバレを含みます。