2010年3月22日月曜日

Pathfinder#3『蘇る災厄-エルフの災禍』

若干(ボーレタリアに逃亡中だった為。取り敢えず各エリア最初の要石は攻略した)書くのが遅くなったものの、時間や寝落ちの問題もあり、2回に分けてとなったが先週末にPathfinderキャンペーンの第3回前半が完了。今回も1人連絡が取れなくなり前半はアーケンキャスター無しという状況だったが、有り難いことに後半には希望者が現れた為に6人かつアーケン、ディヴァイン有りという状況に復帰出来た。
面子は以下の通り…しかしウチのキャスター連中は呪われているのか。

プレイヤー名前種族クラス特徴
霧生リカルドハーフエルフパラディン筋力系パラディン、当たればクリティカル…当たれば
M-Renルーリィ・レイファード人間レンジャー本気を出すとパーティー一のACを誇る謎レンジャー
雨月Pコッドハーフエルフローグエンシェントレッドドラゴン並の脅威の〈知覚〉技能
ごろまるアルト人間ファイター弓手、毎度ながらの最大キルマーク保持者
零猫アルロン人間ウィザード領域:共通、期待の新戦力、マジックアイテムマニア
ふぃすたティークノームクレリック/バード小動物系、バード始めました。そしてデスナのエロさの体現者

シナリオの方は、エグゾールテッド看守(Pathfinderにはまだ例のクリーチャーは居ないので…今後出るかどうかも怪しいが)のバード女性巡音ルカを出したり、エルフ語で音無小鳥的な名前を作ったらジュリキチに近い名前になったとか、6首ヒドラがパラディン+アーチャーの火力に1ラウンドで消し飛ばされたりしたがいつも通りの事である。

今回は大まかに言えば、エルフ王の墓所へ入る為の剣を盗まれた&エルフの村の水脈を押さえて枯渇させようとしている動く塔(と書いてアームズフォートと読む)を攻略しようと言う話だったのだが、個人的に空から攻めたりすると大変愉快な状況になる(スティンキングクラウドやファイヤーボールで撃ち落とされたりする)が、流石にそういう無謀な作戦は選択してくれず最下層からインヴィジビリティ+サイレンスという無難な方法で侵入されて最下層のオーガ4匹を回避し、続くゴブリン兵+ソーサラーの遭遇もリカルドがパラディンなのに頑健セーヴを落としてスティンキングクラウドの餌食になる程度であっさりと打ち抜かれ切り伏せられて(ウィンドウォールに迷うことなくスリング持ち出す等、毎度ながら自身の弱点を把握して回避方法を繰り出してくるアルトのルール把握具合は頭が下がる)時間的な都合で中断となる。
そして再開後、1週間でキャラクターを作成して貰った零猫氏のウィザード、アルロンを牢獄に囚われていたことにしてパーティーへと加え最終戦闘へと突入するが、6レベル6人に対してマンティコア2(脅威度6)、オーガ・メイジ1(脅威度8)の”困難”レベルの遭遇で、オーガ・メイジが最大火力であるアルトのチャームモンスターに成功する等なかなか良い感じで追い詰めたのだが、リカルドの出目20からのクリティカルでばっさりと切り捨てられて戦闘終了となった。しかし、相変わらずリカルドは外れかクリティカルか出目が極端だった。
ただ、今回ようやく多少無理をさせてもどうにかなりそうな面子が揃ったのと(特に、パーティーの底部を支えるアーケンキャスターが)、GMとしても遭遇の脅威度の感覚が掴めたので、次回以降はもうちょっと緊迫した状況を作り出せるのではないかと思う。予告で次回はアンデッド祭りと言ってあるので精一杯愉快な遭遇を用意したいと思う。

しかし、見苦しい愚痴になるのであまり言いたくないが、私自身の力量不足は常に痛感していて、勤務形態の都合上時間が何とも足りないのも実感している(その為の代替策は色々組んではいるものの)。だからそれに対する批評も批判も全て受け止め、考えた末に何とか出来るなら何とかしていきたいと思っている。だからせめて何か思うところがあって楽しめないならそれはそれで構わないので、それを言った上で「参加をしない」という意思を表明して欲しかった。
TRPGがコミュニケーションのゲームである以上、更に言えばオンラインセッションという形態の都合上意志を示さない人は居ないも同然であり、何らかの都合が相手側にあるにせよ声無く消えられるというのは些か堪えるので勘弁して貰いたいものである。

TORG+コードギアスという話

翌日2月14日、6時前に家に帰宅して、風呂と朝食を済ませて毎度の幻想世界のTRPG空間が開催するコンベンションへと向かう。珍しくD&D4版のマスターが来るという話で未だに自分の中で4版をどういう位置に置くかがはっきりしていない為に若干興味があったが、蘇芳氏が「ヴィクトリア帝国ソースブック(氏謹製のTORGルールでコードギアスっぽい世界観を楽しむサプリメント)で遊ぶよ!」というなんとも私向けの誘いが来たも同然の告知があったので喜んで参加させて貰った。

選んだキャラは自分にしては珍しく女性キャラとなった「2つの血を持つ者」のテンプレートで、脳に別のカレンが思い浮かんだ為に名前は「マリア=オルテンシア」となった、ぽるかみぜーりあ。最初に浮かんだ名前が「ナージャ=アネモネ」だったのは墓場に葬るべき秘密である(「脳味噌解けちゃえ」は言ったが)。あと、正しくは「好きな谷口アニメキャラは倉田雅世とゆかなです」でした。

 セッションの内容については氏の同人誌に掲載されていることもあり、これから楽しむ人もいるだろうということで詳しい言及は避けるが、最近の中の人に対するイメージでヤンデレ風味にしてみたが今一つ上手く行かなかったが、個人的には魔女の正体をマスターとハモったのと、「撃って良いのは、撃たれる覚悟がある奴だけだ」の改変を言えたのと輻射波動の凶悪な破壊力を堪能出来て大変楽しむことが出来た…そう言えば、「弾けろ、ブリキ野郎」を言い忘れた。しかしながら改めて思うのはこの2つを組み合わせた蘇芳氏は本当に神がかっている。頭おかしいんじゃないかと思うぐらいに。
あと、やはり敵方を大幅に増強するオーロシュの世界法則は脅威だった。克服関連で出目が大変酷かったのもあったが。

 それと、毎度ながらの自分の話になるが、Pathfinderへの評価がなかなかに好評だったのでまた機会があれば何処かでマスターをしたいと思う。

第10回卓ゲM@ster関東部会の話

此方への投稿をすっかり忘れていたが…先月2月13日、丁度タイミングが合ったということもありまた普段IRCで話している面々の顔ぐらいはいい加減拝んでおきたいと思った為、Pathfinder Roleplaying gameと16吋ディスプレイのノートPCとフィギュア満載のアルミケースを引っ提げて東京のR&R stationにて開催されるiM@s TRPG部の部会に参加する。実のところ、タイミングが合ったと思っていたのは間違いだったが、この程度の無理ならば押し通しても何とかなるだろうと昼夜勤明けの朝5時に起床して7時半名古屋発のこだまグリーン車に乗り込んで上京。毎度ながら1000円の差額で1ドリンクと快適な道中が得られるならばまあ選ぶよね、というところである。

そして、東京到着後に秋葉原のイエローサブマリンでD&Dスカーミッシュのフィギュア群を眺めながら(毎度上京する度に忘れ物をするのだが、今回はイエローサブマリンの会員カードだった。以前やらかした携帯電話よりマシだが)時間を過ごし、集合場所へと向かう。因みにこの日、東京は朝から生憎の雪で厚く着込んでいたにも関わらず足許周りの寒さと疲労とその他理由で既に心が折れそうだった。あまり積極的でも社交的でもない質なので、顔と名前が全く不明の(更に言うと、初めての参加者がそれなりに多かったそうなので)集団で誰に声を掛けるべきか良く理解らないうちにR&R stationに到着してセッション開始の準備をしながら集まった面々の様子を見ていたが、ドワーフP、石膏粉末P、M-Ren、Koya、風呂糸Pと何れも劣らぬ猛者達が未翻訳で殺意の高いルールに集まってくれた。これについてはこの場を借りて本当に感謝したいと思います。

セッション自体はD&D4版用Basic Gameのタイルを使った公式webシナリオ『冒険者入門』をPathfinder3レベル(3.5版との相違が比較的出てくるのがこの辺りなので)かつiM@s TRPG部用に改変したシナリオを使用。キャラクターは7種類居たうちプレイヤー順にドワーフファイター(AC重視で25迄上げた)、ハーフオークバーバリアン(ファルシオンにキーンエッジと噛み付き)、人間クレリック(様々な意味でエロいと噂のデスナ信者)、ノームソーサラー(水エレメンタル血統)、ハーフリングローグ(二刀流)といった具合で、4遭遇+ドラゴンをこなして貰ったが、今一つ削りきれなく緊張感の薄い遭遇となってしまったのはマスターとしても心底残念だった(著作権的に危険なワーラットは別の意味で緊張感が走ったが)。
結局一番活躍したのは透明化して逃げ回った上に視認困難による失敗で10回以上回避されたバグベアレンジャーで、因みに最後のジャイアントテンプレートを乗せたヤングホワイトドラゴンはキーンエッジオイルを塗った+1ドラゴンベインファルシオンを持ったバーバリアン(しかも激怒の切れた)によって1ターンで首を切り落とされたという体たらくだった。

一応、参照可能なデータ類を印刷して添付したが、逆に初めてPathfinderを遊ぶ人にとっては、そのデータの多さこそが敷居の高さに繋がる部分もあり、また戦闘関連についてはサマリーの用意を怠った(時間切れだったのもあるが)為に充分に楽しんで貰えなかった部分もあり、これは今後の反省としたい。3.5版の頃はCDS:PEに完成されたサマリーがあり、それを使わせて貰っていたのだが…誰か、センスのあるデザインの出来る人を求む。
しかし、個人的に今回参加してくれた皆に提示したかった「ミニチュアをわいわい言いながら選んで、イニシアチブ表を見てマップタイルの上を頭使いながら動かす楽しさ」を体験してくれたのならば本当に幸いでした。
その後、処理過多で空洞化した頭で朦朧としていたり、参加者の一部にPathfinder BestiaryやGods and Magicの挿絵を見せて布教したりしたうちに時間となり解散。参加して勿論楽しかったのだが、自分の卓の参加者以外殆どの人が誰であるのか知る機会が無かったのと(こちらの卓が初心者にとって敷居が高いのは自覚しているが、やはり折角の開かれた場所でほぼ身内卓作るのはどうなんだと思う部分もあった)、結構早い時間にお開きとなってしまい、その後の時間潰しに苦労したのと折角の機会だったのに皆と一緒に酒を飲みながら話したり出来なかったのが本当に残念だった。