2012年4月30日月曜日

2012年04月のOver the Rainbowコンベンションの話。

近場で立地も良く、予約制で比較的顔見知りが多い為、いずれ顔を出したいとは思っていたものの、タイミングの都合でなかなか参加することが出来ずにいたが、今回ようやっとGMとして参加することが出来た。目的はPathfinderを皆に知って貰う為ということで以前やった初心者向け戦士オンリーを若干弄っての参加となった。
参加してくれた面子は以下の通り。

プレイヤー名前種族クラス特徴
Waizエルクドワーフ斧&盾戦士AC26を誇る鉄壁の戦士。あとプレイヤーの方はいつもサポートをして下さり大変有り難い限り。
whoキュアロット人間弓戦士観測兵(という名のデズナクレリック)の元、矢を雨の如く撃つ弓兵。
イワバースハーフオーク軽戦士〈軽業〉で軽快に相手をすり抜けながらグレートソードを振り回す軽戦士。
Zweiウィル・ライナー人間足払い戦士ギザームによる足払い屋。hpを気にせず突っ込む(そして殺されかける)様が印象的すぎてマスター的MVPに。

シナリオについては、以前行ったものを若干改変して使用かつ、いずれ4th Cage辺りに投げたいと思っているので割愛しつつの解説となる。

1.敗残兵の逃げる先

情報収集をしつつ、金のないPC達の為にNPC”抜け目ない”パッチとの賭けと称してハロウ・カードの披露をするのが目的だったがGMに手品とかの才能が無い為、あんまり上手く出来なかったのが心残りである…手品の練習でもするか。
あと、今更思い出したがプレイヤー及びGMのの自己紹介も忘れていたのは大きなミスだった。


2.追っ手

敵勢力である街の衛兵が追いかけてくるのを何とかして切り抜ける場面で、一応隠れる、交渉で何とか誤魔化す、皆殺しにする、の3択だったのだが満場一致で3番目が選択される。
実はあの衛兵はパッチの差し金で、PC達を売り飛ばして報奨金をせしめる算段だった。


3.壊れた橋

もうちょっと挟撃されるように工夫の必要がある遭遇だった…バーバリアンレベルでも載せるか(PCが死ぬが)?
此処で昼食となったが、個人的には折角栄に出たのだから多少良いとか面白い店でのんびりと摂りたかったが、流石にGW初日で晴天ということもあり人が多すぎた為、コンビニで食料を購入して休憩場所での食事となった。ただ、他の卓の面々と会話を交わす機会もあり、これはこれで面白かったが。


4.万神院での遭遇











ここで一行の保護者こと装備が壊れた上にビストゥ・カースで能力値が下がり呪文を使えなくなったクレリックNPCの登場だが、襲っていたハイエナの出目が高く足払いが成功し(「やめて、私に~」という危険なフレーズが頭をよぎったが…病気か)、危うく殺しかけるところだった。
実は万神院と言いながらメインはカリストリア(エルフ、娼婦、密偵の神)で、地下にはそういう施設を含むという設定である。


5.万神院での攻防











PCに資材を渡して防衛線を構築して貰い、そこに攻め込むタワーディフェンス形式をやってみたが、閂の掛かった扉を破壊に思いの外時間が掛かり(硬度5の扉を破壊するのに1d8+4の武器で1を3連発した為)あまり上手く機能しなかった。もっとも、PC側も連携と出目が良いとは言えなかった為このぐらいが良かったと思うがただ、ボディガード(素手バーバリアン)、兄弟であるダイア・ハイエナに噛まれてウィルとバースが死にかけたが。
この辺り、もう少し危機的状況を煽るような敵の出し方を工夫したい。


6.ボーナス戦闘:死ねば皆同じ











スケルトンx6、オーガ、死体買い取り屋の死霊術ウィザード、ガンスリンガーという割と無理な遭遇だが、ガンスリンガーがまさかの自爆死、やはり銃器は駄目だな。

オーガもウィルを倒したものの返り討ちにされ、バースが〈軽業〉で敵をすり抜けながらウィザードに止めを刺して戦闘終了となった。

全体としては、時間が無いと思い若干早回し気味でやっていたら逆に時間が余ってしまった為、もうちょっと説明を色々入れながらゆっくり進めても良かったかと反省。キャラクターも一応解説を入れたのだが、癖が強く扱いが難しかったようでこの辺の解説も含めて、次回以降があるならばもうちょっと上手く出来るようにしたい。

セッション中に使用する小道具類の話。


様々な人から「荷物が多すぎる」と言われているが、個人的に言えば卓を円滑に回す為というのと、只でさえ低い私自身のGM能力を補う為には必要な道具類かつ、クジャクの求愛のように「あの卓は何か派手なことをしている」という点で興味を持って貰う為のアピールも含むので減らすのはなかなか難しい。まあ単純にガジェット類に凝って作ったり買ったり使ったりするのが好きなだけだったりするというのもあるんだが。

ただ、Pathfinderは基本的にPC上で参照出来るデータが多い為(04/27更新のoffline版は本当に素晴らしい改良がされていた)、3.5版の頃のように分厚いルールブック類を持ち歩く必要が無いので随分と軽量化されているのだが(ノートPCも大概重いが、こいつはルールブックと遭遇管理を兼ねている為に既に手放す事が出来ないツールになっている)。
マップ盤面については以前書いた為、以下は自分が使っているツール類の色々とか。

・ダイストレー

以前はマスター側ではステンレス製コースターの下に衝撃吸収&滑り止めマットを敷き、プレイヤー側にはSideway-Shuffleにて紹介されていたLFBカードトレー(http://sideway-shiffle.cocolog-nifty.com/wargamer/2011/10/lfb-a82c.html)を使用していたのだが、マスター側はダイスが跳ねる上にうるさく、プレイヤー側はこれでも微妙に大きめかつ深すぎた為、ボタン留め出来るタイプのレザーコイントレーを使用している。
実のところ、コインのようなそれなりの高い位置より落とされる軽くて硬い物を跳ねさせずに受け取るコイントレーの性質はダイストレーにも向いているようで、使い勝手は良好でかなり気に入っている。

ダイストレーを使う意義は、まず振ったダイスがテーブルから落下するのを防ぐ意図が第一だが、特に複数のダイスを同時に振るような場合にダイスが飛散するのを防ぐ目的もある。

そして、個人的にお勧めしたいのは特にd20であれば命中ダイスのd20とダメージダイスを同時に振る方法で、更に命中とダメージダイスの色を揃えておけば、複数回の攻撃判定も素早く行う事が出来て処理の高速化に繋がるのではないかと思う(私自身DACで学んだ手法だし、ベテランの方々には今更だが)。

また、使用頻度の問題からマスター用は別に用意しておくべきで、プレイヤーの手の届く範囲にあるのが望ましい為、卓の左右に1つずつあっても良いと思う。



・イニシアチブ用コマ


マグネットチェス用の駒の底に付箋紙を糊面を上向きにして貼り付けて使用しているが、そのままでは磁力が弱くて落下しやすい為に磁石をネオジムに換装している(こちらで購入した)。径と厚みは適切に調整すれば接着剤無しでも問題無い。

使用する分には普通の丸マグネットでも良いと思うが、掴みやすく見た目に敵味方が理解り易い上に、プレイヤーが気が付いているかどうかは不明だが実はコマの種類を敵のタイプで変えていたりとかそれなりに工夫はしている。

・呪文範囲用テンプレート


以前は厚紙を切り抜いたものを使っていたのだが、幅が広すぎたり、取り回しが不便だったりする為に自作してみた。

材料は100円ショップにて購入した2.5mmアルミワイヤーを使用し、道具には曲げ用のソフトタッチプライヤーと曲げ矯正用にアルミ製バイス、切れ目部分や大きなテンプレートの角補強にクリップボード用コーナー金具を使用している。
3mのワイヤーを2本使えば、大体一通りのテンプレートが取れるはず。

・マスタースクリーン

公式のマスタースクリーンはアメリカ人向けでサイズが大きすぎる為、B5サイズで表裏共に自作(結局そんなに縦寸は変わらなくなってしまったが)。

1と3面(最初4面目だったが、試用後変更)に鉄板(100円ショップのホワイトボードを解体して利用)しており、1は裏面にイニシアチブ用コマを貼り付けて遭遇の準備したり、3は表面にPCに見せる為のイラストを貼り付けたり、あとWotC公式のUltimate Dungeon Master's Screenの裏面が便利そうだった為、塩ビ板を曲げてマグネットで貼り付けてフィギュアや小物等の置き場に出来るようにした(保持には余ったイニシアチブ用コマを使用)。

酒を買いに行った話。



毎回の恒例なのだが、長期連休に入る前に余裕があった為(むしろここしか余裕がなかったとも言うが)、生原酒を買いにほうらいせんの吟醸工房へと走る。今年は桜の開花が遅かった所為か、山の方では丁度満開で見頃の桜が咲いており、暖かい陽気もあり(こちらの気温では花見はちょっとした苦行だったこともあり)なかなかの見物だった。

とはいえ、時間的余裕に乏しいが為に酒を買った後は早々に家へと帰らなければならなかったのが残念だったが。

家の前の藤棚も満開で見頃なのだが、こいつは車に被害を及ぼす(落ちた花や枝蔓、割れた種など)のが悩みどころである。

2012年4月21日土曜日

DAC愛知の予定シナリオの話。

以前の日記にて10レベル予定と書いたが、色々あって(DAC本家の問題やシナリオに必要なPathfinder Battles:Rise of the Runelordが8月に延期された等)DAC愛知ではCarrion CrownのHaunting of Harrowstone前半部分(2レベル予定)に変更させて貰った。

それに伴い、プレイヤーについても当日募集も可能としたので(空きがあれば、だが)、興味があるが遊ぶ機会が無い方等参加希望を出してくれれば幸いです。
もっとも、竜舞亭でのセッション時には危うく死亡者が出るところだったかなり致死率の高いシナリオですが。
また、当初行う予定だった高レベルセッションについては、DAC本家にて行う予定です。いい加減避けてばかりもいられないので、13レベルぐらいでやるかも知れません。

2012年04月の竜舞亭セッションの話。:Carrion Crown#2-2

Pathfinder Adventure Path『Carrion Crown』キャンペーン第3回目。
前日の話になるのだが、珍しく準備が順調に進んだ為工具類を取り出して以前に購入していたトレーディングフィギュア類を改造していたらかなり良い時間になっていた。
その成果はスクリーンショットにて。

面子は以下の通り。今回は無事全員揃うことが出来た上に、各方面が改造キャラクターフィギュアを持ち寄った為若干華やかな(あるいはカオスな)盤面となった。

プレイヤー名前種族クラス特徴
雅士メノウ・サカキバラ(榊原瑪瑙)人間パラディンミラクルサムラァイ瑪瑙ちゃん。その正体は魔法のノダチで首を狩る妖怪首おいてけ…でもAC18はどうなんだ。
ろうなむグレイ・ジェド・アンスルーン人間メイガス(黒剣/剣聖)クマーですらなくなった変態枠(初回サービス中)。パーティーのメイン前衛だが、扱いは色々な意味で奴隷並み。
Makkouルーティア・R・マイヤーハーフエルフレンジャー(都市)クララお嬢様付きの眼鏡ズドンメイド。まさかの〈職能:メイド〉が役立つ日が来るとは。
Waizクララ・ド・ヴァンハルト人間クレリックヴァリシア出身の(悪徳)商人の娘。お嬢様には秘密がいっぱいと言わんばかりの謎の呪文運用。
ひろくんホロハーフエルフドルイド(狼)相棒のロレンスを連れた狼トーテムの殴りドルイド。ルツェルンハンマーを担いで振り回す係に。
2xxPシェオゴラス・サシェリウム人間ウィザード/サイファーメイジ相変わらずパーティーで一番hpが高いウィザード。巻物を自在に操る暗号屋ことサイファーメイジに。

尚、以下はPathfinder Adventure Path #44『Trial of the Beast』後半に関するネタバレを含みます。また、シナリオは所処変更されています。

2012年4月19日木曜日

【募集】GW中にCity of Golden Deathを遊ぶ会

CC5thでも遊ぶこのシナリオですが、ちょっとした理由でCC5thの前後にプライベートで遊ぼうと思うのですが如何でしょうか?

場所は東京、日時は5/2or4の都合の合う日、もしくは別の機会となります。
大体プレイヤーが4名程度集まったら(上限6名)開催ということで。
尚、一応ある程度面識のある方に限定させて頂きます。
ある程度参加者の誰かと面識があれば問題ありません。(2012/04/21修正)
希望者は可能な日時を記入宜しく。

追記2012 04/24
募集は終了しました。
参加希望者の皆様有り難うございます。
以下のスレを打ち合わせ場所として利用したいと思います。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/48556/1275537077/

2012年4月10日火曜日

2012年04月の幻想TRPGコンベンションの話。

相変わらず無謀なスケジュールで行動している気もするが、実際のところマスターの準備そのものはそれほど極端に時間が掛かる訳ではなく、一番の問題はプレロールドPC関連だったりする。以前何度か外部に任せてみたものの、結局はこちらで手直しを行う必要が出てくる為に掛かる時間はそう大差無かったりするというのが実際のところである。
持ち込みについては、意外とチェックが大変で見落としも多い為に当面禁止する方向だが、もう少し何とかならんものかと。

今回はある程度初心者レベルでの客を見込んでの比較的低レベルセッションとなったが、蓋を開けてみれば一応初心者は無しという具合だった。もっとも、準備側もかなり趣味に走ったキャラクターセッティングであった為、本当に初心者向けだったかと問われると色々返答に困るところもあるが。

面子は以下の通り。

プレイヤー名前種族クラス特徴
Bazzモーリス・ウィリードワーフバーバリアン下級フィーンドのトーテムにより激怒すると角が生えるアースブレイカー使い。再び振り切るぜ!
P.O.Nノーマッドエルフメイガス《デルヴィッシュの舞踏》により舞うように闘うシミター使い。まるでウォーダンサー@WHである。
八雲レオンハーフエルフニンジャカタナを手に隙あらば急所を狙い、隙が無くとも消えて急所を狙う暗殺者。汚い!流石(ry
Makkouデトレフハーフエルフソーサラー(賢者)グリースを床にブチ撒けるのが主な仕事のソーサラー。
導入は以下の通り。
『アブサロムの外にある廃墟と化した攻城砦は名を上げたい冒険者を長い間引き寄せてきた。現在地震がこれら神話的な廃墟の一つにひびを開け、失われた謎と幻想的な財宝が数世紀で初めてさらされる事になった。しかし、塔の空の広間に再び生者の足音が響き、新しい主は the Fallen Fortress が自分の物であると主張している。PCたちは閉ざされた広間の中に入る方法を見つけることができるのか? いかなる古代の危険と生ける者と崩れた小部屋の中で遭遇するのか? そしてPCたちは the Fallen Fortress の現在の主を打ち破ることができるのか?』

尚、以下はPathfinderModule:Master of the FallenFortress(陥落砦の主)のネタバレを含みます。
また、シナリオは3レベル基準に変更されています。


2012年4月2日月曜日

Pathfinder Challengers Convention 04thの話。

久方振りにPathfinderのプレイヤーを出来るということで夜行バスで東京へ。
相変わらずの時間前の微妙な集まり具合に先に来ていた某氏と苦笑しつつも(とはいえ概ね時間通りではあるのだが)そこは集まれば何とでもなる面子なのでサクサクと開始準備が進み時間通りに開始される。

面子は以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス特徴
りょう。パーシスラットフォークファイター基本的にルツェルンハンマーを振っていた印象がある壁役その1。《迎え討ち》が大活躍していた。
めるひすイカサマラットフォーククレリック信仰の器により味方を強力に援護する壁役その2。
白雨サーララットフォークアルケミスト真の錬金術師の戦い方を教えてくれたいつものガチ枠。
位坂敏樹グレイブロウラットフォークウィッチ出目の悪さとマスターの出目の高さに泣く《まどろみ》使い。
こちらはMarch Hare氏の卓でかわいいネズミ(Lv1)に扮してアブサロムのスラム街で助けたネズミの少年に頼まれて、彼の住処である島を襲う白い悪魔ことCR10のアルビノノールらしきナニカ(知識判定に失敗した為。実際はアドレット)”赤目の白い悪魔(レッドアイズホワイトデビル)”に挑むという話だった。

街の下水道を仕切るラットキングへの挨拶もそこそこに、海洋へと出るが間に22話分ほどある大冒険はDVDボックスにて収録という事になり、島へ到着。
島でも4つある村を周り、そこかしこで説得をしてネズミ達をまとめ上げたり、ノール達を斬ったり殴ったり燃やしたり寝かしたりしながら最終的に仲間という名のネズミトークンが44枚(それぞれに名前とちょっとした台詞やら特徴やらが書いてある)もとい44匹集まり、主に雪山と最終戦闘の平原で仲間が散る度に名前を叫ぶと言う展開になっていた。
  

25匹の仲間の尊い犠牲の元、最終的には運良くボスの白い悪魔にまどろみが通り、パーシスのとどめの一撃により葬り去ることなったが些か運頼みが強すぎたと反省することしきりである(サーラが遠隔接触攻撃を結構な出目で外した時点で頑健か意志セーヴしか望みがないとは思ったが。《忌まわしき呪術》よりもむしろ《能力熟練》だったか)。 
 

あと結果としてとどめに繋がったから良かったとはいえ、ウィッチの癖の強さにはかなり手を焼いた。もう少し組み様があったかも知れないと思うが。

しかし、やはり他者がGMをするセッションに参加すると様々な面で学ぶ事が多い。特に今回は恐らく私が一番Pathfinderに関する知識が薄いという卓だったため尚更である。
終了後は場所を移して呑み会だったが、後を考えずに良かった為、遠慮無く開幕から日本酒をひたすら注文する駄目な感じであれこれと楽しく色々な話をする事が出来た。
その後はそのまま東京駅へと行き、バスにて地元に戻る。
次回5月3日開催のCC5thではマスターをやらせて貰える事となり、DAC愛知のシナリオの着想となったCity of  Golden Deathをやる予定となっているので、プレイヤーとしての参加を宜しくお願いします。