そもそも、発端の切っ掛けがDAC愛知にある上に東京よりかは大分近く、更に言えばPathfinder RPG卓のマスターとして振る舞える貴重な機会でもあるのでGMとして参加を表明…したのは良いのだが、一時募集の時点で参加希望者1名と言われ、ならば愛知の準備もあったので不参加を表明しようとしていたが、結局二次募集にて卓が満席となったのでDAC愛知の宣伝も兼ねて参加する。
立卓から打ち合わせの間にも例に依って様々トラブルがあったが、この辺りも最早恒例行事である。私は主張出来る権利があるならば全て主張するし、出来る立場にあるならばプレイヤーの選り好みもする。効率の悪い娯楽だからこそ楽しめない時間を強要されるのは勘弁願いたいし、現実の宗教、政治、信条、性的問題関連のトラブルを娯楽の場所に持ち込まれるのは何より我慢ならない(最後の1つはPaizo公式シナリオで特に顕著だが…理解出来なくとも、「在る」事には変わりない、それだけである)。
ともあれ、今回の参加者は以下の通りである。全く不満が無い訳ではないが、楽しめたかどうかという点に関して言えば充分楽しめた。
プレイヤー | 名前 | 種族 | クラス |
neile | ネイル | 人間 | パラディン(進行の狩人)/レンジャー(覆面英雄) |
姉を領主に据える為に自ら身を引き、謎の仮面の男として町に舞い戻った。特徴は〔最後のアーウィル〕
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M2O | ルッツ | ハーフオーク | バーバリアン(巨人殺し) |
”地獄の激怒族”で奴隷同然として扱われていた族長の娘。特徴は〔漂泊の姉妹〕。
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るとがー | シンケン | 人間 | レンジャー(聖なる追跡者/罠使い)/スワッシュバックラー |
ミンカイ出身の異邦の剣士。特徴は〔異邦の戦士〕。
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ロク | パン=アダマウス | ハーフリング | サモナー(統合者) |
口八丁に手は4本のアガシオン型統合者。特徴は〔ウースタラヴの学究〕。
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MAYA | セイレーン | ガスレイン | スカルド(呪文戦士)/オラクル(伝承) |
戦闘力皆無の空飛ぶバフ屋。特徴は〔ラストウォールからの巡礼者〕。
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大西 | アコニト | 人間 | ウィッチ(呪術交信者) |
エネルギー放出でパーティーを支えるウィッチ。特徴は〔密偵〕。
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尚、以下はPathfinder Module『Daughters of Fury』関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。
-1.前日乗り込み
仕事終了後、名古屋駅迄電車を乗り継ぎ、そこから新幹線で大阪入りを果たすが…大阪梅田迄の時間と名古屋駅迄の時間がほぼ同じというのは相変わらずどうなんだと思わなくもない。前日呑み会の二次会に行く前に荷物を置いていこうと宿へと寄る。最近広い風呂が無いと身体が休まらない為に予約した宿だったが、近隣に男の娘風俗だの案内所だのの看板が並ぶような少々予想外の場所だった…最も、宿そのものは極めて普通だが。
呑み会に関しては二次会からの参加かつ、そのまま乱闘に発展するような席に通された為酒が入る迄はあまり良い状態とは言えず。まあ呑んでしまえばどうということはないが。そこそこ話し、程よい時間となったので解散し鳳飛鳥氏に送って貰い宿迄戻り、風呂を堪能して潰れる。
翌日朝、宿のバイキングを堪能した後、大通りからタクシーを使い会場である大阪市中央公会堂へ。予想外に立派な建物に到着して些か戦慄する…尤も、我々の入り口は裏口だったが。
会場に関して言えば、どの駅からも若干歩くことになるのでそこが難といえば難だが、卓位置の割り当てが良かったこともあり、また壁材の影響か音の反響が少なく、空調も室内で制御出来る為比較的快適なマスタリングを行うことが出来た。ホワイトボード代わりに壁の埋め込みボルトを使って資料を張り付けていたのはまあご愛敬だろう…ただ、通信環境的な意味では熊出村よりも死んでいたが古い建物の地下であるが故に仕方無いか。
0.経緯。
DAC大阪という大舞台にシナリオを持ち込むに当たり、スケジュール的にテストプレイの時間が取れなかった為、プレイ済みのどれかをと考えていたのだが、先に竜舞亭で遊んだDaughters of Furyが比較的肌に合っていたのと、どうせならばNPCをPCの立場にしてストーリー的な方面でも深く関わって貰おうと考えこのような改変となったのだが…この辺り、説明不足もあり(とはいえ説明がシナリオのネタバレになりやすい)あまり上手く行ったとは言えなかったのが残念である。只、所謂キャラクター設定のハンドアウトは先に出る物ほどシナリオへの関連性が高いというのは常識だと思うが?
クラスにせよ種族にせよ其処に正当な説得力があれば大抵の無茶が押し通せるというのがウチの卓の特徴ではあるのだが、今回に関して言えばわざわざ主人公格の立場で設定を全部無視しようとしていたのと、只強いキャラクターで暴れたいだけでその辺りのアプローチが全く無かったというのが却下した原因である。だがキャラクター特徴、というかハンドアウトについては後半組はもう少し制限を緩くすべきだったか。以下はそれぞれに対する雑感。