2013年10月14日月曜日

2013年09月の竜舞亭セッションの話。:Jade Regent#01-Fires Over Brinestump

楽しくはあったものの、私的には様々トラブル続きだったDACも何とか無事に終わったが、その1週間後には竜龍舞亭でのAdventure Pathが本格始動という過密スケジュールに…幻想TRPGコンベンションにも参加していたら1週間に1回セッションという超過密スケジュールになっていたが(結局様々あり断念)。

今回ようやく全員揃ってのキャンペーン開始となったが…ともあれ、キャラクターは以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス
ひろくんリツキャットフォーク(ARGオリジナル)サムライ
アメイコ大好き、むしろ他はどうでもいいな猫侍。唯一の真っ当な前衛で立ち位置的にもイベント的にも主人公的な扱いになると思いきや…
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
ウールフェン人を自称する殲滅担当落ち武者。ダメージ減少は殴り抜く主義。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツドラコニックヒューマン(ARGオリジナル)モンク(気功師/無数の型の達人)
アメイコの妹で龍の呪いをその身に受けた喧嘩屋。今回危うくむーざんむざんに。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
とうとう種族まで自称アアシマールとなった自称カワイイ【魅力】18。回復手段の乏しさに全パーティーが泣いた。
ろうなむ幻術のセルバンテスノームモドキ(ARGオリジナル)ウィザード(幻術師)
大いなる焔(ビッグファイア、とルビ)こと幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き幻術師。しかし今回はイマイチ振るわず。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使い(元ネタはヨナ@ヨルムンガンド)。スペルスリンガーを目指す未来についてはGMとしては反対を提案したい。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #001『Burnt Offering』終盤及び#49『The Brinewall Legacy』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。


-1.前回のその後
 前回の憤怒のルーンウェルでの戦闘終了後、ツトの仲間だったというオーリック=ヴァンカスケルキンと名乗る男が一行の前に姿を見せる。彼は雇い主であるヌアリアに進言してアメイコを説得するツトに同行していたが、その裏で密かに余りに自分の主義からかけ離れたヌアリア達と何とかして縁を切る機会を探していた。
一行がツトを倒し、地下のルーンウェルを停止させたのを知った彼は今を好機と見て協力を申し出た。


0.シスルトップのラマトゥーシュ神殿
オーリックの案内でヌアリア達の本拠地であるシスルトップにあるラマトゥーシュの神殿に足を踏み入れた一行だったが、単独で帰ってきたオーリックの話を聞いたヌアリアから彼の裏切りを感じ取り、用済みと判断されオーリックが危うい立場となった為に突入し戦闘開始となる。
セルバンテスがサイレント・イメージにより幻の壁を建てて敵の出鼻を挫こうとするも、イェス・ハウンドの咆吼と呪文を看破し真っ先に動いた敵ウィザードのリリィ=アケーニャからの反撃のグリッターダストでオーリックを含む前衛が盲目化されて劣勢に立たされる。
更に、リリィの呼び出したバーニングスケルトンにヒュウカクが囲まれて危うく昏倒しかけ、ブルサズムスの矢に狙われたジョナサンが咄嗟に伏せてこれを躱したり拮抗状態が続いたが、シンスポーン達を引き連れたヌアリアがリツを一刀の元に切り伏せ大きく天秤が傾く…が、ここで盲目のままのオーリックが前に出たブルサズムスをクリティカルで葬り、更にカラー・スプレーを決めるべく近寄ったリリィもまるで無明逆流れの如く盲目のまま首を撥ね劣勢を巻き返す。
それでも、猛威を振るうヌアリアを止めるには至らず、更に駄目押しのエネルギー放出であわや全滅近く迄追い込まれるも、回復を受けて意識を取り戻したが倒れたままのリツにハラワタを食い破られ、サンドポイントが火の海に沈む悲願の光景の幻を見ながら血の海に沈んだ。
かなり強引な形ではあったが、これで前日譚となるアメイコとツト、そしてサンドポイントとヌアリアの物語は幕となった。





1.ブラインスタンプ湿地
 それから数日後、街の保安官であるヘムロックが一行の入り浸る”錆びたドラゴン亭”へとやって来て、最近謎の”火の力”を用いて隊商を襲撃するリックトード・ゴブリン族の耳1つに10gp、族長の首に300gpと破格の賞金が掛かったことを知らされる。他の者は乗り気だったが、相変わらずアメイコに関係しない事には無関心のリツも父ロンジクの遺産整理で多忙なアメイコの頼みで渋々同行することとなる。
まずブラインスタンプ湿地に住みゴブリン達に詳しいハーフリングの監視人ウォルトゥス=プロウドスタンプを尋ねるといいというアドバイスをヘムロックから貰い、ソギー河沿いに進む一行だったが、噂に聞いていた怪物こと憤怒のルーンウェルから逃亡したラス・シンスポーンに遭遇し、これを撃退する。巣穴から犠牲者達の遺品を発見し、これを埋葬。
その後、ウォルトゥスの住む小屋へと尋ねるが、傷付き様子のおかしいウォルトゥスが現れる。実はこの時点で湾にあるアボレスの遺跡から逃げ出したフェイスレス・ストーカー(アボレスの奉仕種族。昔のアボレシック・スカムの類型)との戦闘後お互いに傷を負って本人は天井裏の隠し部屋に隠れていた。入れ替わったこのヴォロログという名のフェイスレス・ストーカーは訪問者を追い返した後で再びウォルトゥスを見つけ出そうとしていたが、一行の訪問に気が付いたウォルトゥスの警告が届いてこれが偽物であることを発見した為に戦闘となり、狭い室内ではあったが討ち取られて際どいところでウォルトゥスを助ける事が出来た。


2.リックトード・ゴブリンの集落
ウォルトゥスから場所を聞いた一行はゴブリン達の集落を発見したが、何者かに既に襲撃された後らしく入り口の門は壊され、内部も静まり返っていた。そして警戒しながら内部を探索をしていると扉の向こうからこちらを観察するゴブリン達に気が付く。半狂乱となり襲い掛かってくるゴブリン達と御輿の上から矢を放つ族長レンドワットルだったが、セルバンテスのカラー・スプレーで取り巻きを制圧されて玉座から落とされ、トドメを刺された。
族長が倒されたことで生き残ったゴブリン達は我先にと逃げ出したが、気絶していたゴブリン達から話を聞き出し、花火や財宝をを持ち出した2艘の船の話と、その後攻めてきてゴブリン達を虐殺し、財宝を奪い返しに来た奇妙なスケルトンの話を聞き出す事が出来た。
ゴブリン達の財宝から扇子に書かれた地図を入手して2艘の船のうち近い方の船を確認しに行くと、”カイジツの星”と書かれた船の残骸を発見する。


3.”カイジツの華”
そして地図に描かれたもう1つの船を探りに行くと、船の残骸から作られた廃墟を発見する。残骸にはもう1つの船である”カイジツの華”の名があった。一行が廃墟を調べようとすると、まさかのクトゥルフネタである人間の頭を持つネズミであるラットリングが現れ警告を発する。シオンがこれを言いくるめて戦闘を回避し、元主人であった魔女の持っていたブラインスタンプ湿地の正確な地図を手に入れ、スケルトン達が居ると思わしき洞窟の場所を発見した。


4.ブラインスタンプの洞窟
   蔦に覆われた入り口の奥には、高く積み上げられたティエン風の長櫃があり、その間にはサムライの骨が座っていた。一行の予想通りその骨はすっくと立ち上がり刀を抜き放ちながらカイジツの宝を荒らす不届き者を撃退せんと動き出す。カイジツの血を引くシオンが前に出て血統の正当性を訴えたが、死せるサムライのスケルトン”ツタム(Tsutamu)”は「ならば、その力を以て正当性を示せ」と聞き入れずに戦闘が開始される。
ツタムの周りに散らばる残骸の間からスケルトンが次々と立ち上がり一行を取り囲むが、所詮は雑魚スケルトンでありあっさり撃退される。しかし、ツタムにより次々とスケルトンが呼び出され、またツタム自身も優れたサムライのスケルタル・チャンピオンである為にリツでは有効な打撃が与えられず反撃で倒され、また同じくダメージの通りづらい為に背後に回り込もうとしたシオンには運悪くクリティカル・ヒットが決まり昏倒してしまう(20ダブルだったが、幸いにして即死クリティカルは未適用)。
だが、カイジツ家の守護者であったツタムは昏倒したシオンを攻撃させないようにスケルトン達を下げた。あわや全滅の危機、ジョナサンがペッパー・ボックスによる射撃で、ダメージ減少をものともしないナンジョウのノダチがそれぞれスケルトンの数を減らして血路を開き、サチによる回復が届きリツが立ち上がり、決死の一撃を決めてツタムを撃破した。

ツタムは最期に己の刀である”早贄丸(Whispering Shrike)”をリツに預けると、その役目を終えて塵となり崩れ落ちた。

そして、早贄丸の柄にはアメイコ達の祖父であるロクロウ=カイジツの手紙が隠されており、そこにはロンジク達の家系の秘密について書かれており、ブラインウォールにその証が隠してある事が書かれていた。

というところで今回は終了。次回、いよいよキャラバンを組んでサンドポイントを出発することとなるのだが…しかし、次回はリツが欠席で、その後プレイヤー交代となってしまう為このメンバーでのセッションは残念ながら今回が最後となってしまった。

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