2010年10月23日土曜日

マスタリングの話:続き

これはあくまで個人的見解で、多くの人や多くのルールに当てはまるものかどうかは定かではないのだが、私個人はマスタリングで一番重要なのは卓内情報の共有化とシステム的な処理の分散(マスターの負担軽減とも言える)だと思っている。前者は例えばD&DやPathfinderでは特に顕著なのだが、パーティーのイニシアチブ管理、hp/状態異常管理、グリッドマップによる敵味方の距離、位置、外見、数等の状況が見ただけでどうなっているか理解り、それにより全体の見通しが良くなれば(Pathfinderの場合は、4版ほどキャラクター自体の見通しが良好とは言えないが)それだけ参加者全体の意思統一も進行もスムーズになると過去の経験から実感している。但し、それらの処理は複数の方法があるならば出来るだけ一番処理の軽くなるものを選び、1人の負担が重くなったりしすぎないように気をつける必要がある。
(これは1日目に思ったのだが、相棒等を持っている人は基本の処理情報が多い為にイニシアチブ処理を任せるのはあまり宜しくない。)

ルールに限らない話ならば、NPCや現在の状況をイラスト(最悪シルエットだけでもイメージの共通化が図れるので)を使って見せる等も有効だと思う。Pathfinderの場合は幸いGamemasteryの各種ツール類があるので重宝しているが。

また、以前にセッションの電子化と言ったがこれはそれがその場の処理としてそれが一番軽く、また情報自体の正確さや開示による重要度として高いならば使うべきで、電子化にこだわりすぎると扱う側の負担が増加するのであまり好ましくない状況に陥るというのも実感した。
個人的には今回使用したサブディスプレイにキャラクターhpを表示する方式は、最低限の操作と負担でマスター管理のデータをプレイヤーに開示出来る便利なツールだったと自負している。問題は前にも言った通り、使用できる状況が極めて限定されている俺得ツールで他者に勧め辛いということだが。

アナログはアナログで誰にでも扱えて処理を他者に投げやすい、解像度や表示の限界が比較的緩くその場ですぐ改良出来る等ツールの融通が利く、安価である、等のメリットがありどちらが優れているかは卓の状態、状況によって変わってくるので、電子化も常に最良の選択肢であるとは限らない。

因みに以下は電子化のうち、導入を断念したもの。
・プロジェクターによる地図投影
これはいずれテストしたいのだが、まずプロジェクターの設置場所が問題になるのと初期投資がどのレベルが必要になるか不明。費用対効果が見込めないのも大きいのだが。
・どどんとふサーバーを使用したオフラインセッション
去年の懇親会にて冗談で言ったネタ。プレイヤー全員がノートPCを持っていることが必要となるので流石に無理。


あと、Pathfinder電子情報化プロジェクト(勝手に銘々)to doリストを晒しておくので定期的に叩いて下さると恐らく開発が進みやすくなります。
・NPCシート改造
クラスレベル関係を別項目にして、計算しやすくする。
・遭遇管理シート
PC側に相棒項目を追加、サブディスプレイ用シートの作成。
・サモンネイチャーズアライリスト
・D20PFSRD>prdjへ
モンスターテンプレート、装備、その他色々。
・Adventure's Armory翻訳
個人的にAlchemical power compornentsは色々な意味で(雰囲気があり、重くなく、使用者に有利。これはキャラクター特徴もそうなのだが)好きなルールなので。
・ドラゴンビルダー
Pathfinderのドラゴンはデータの完成していない中間種を出すのが案外面倒なので、その辺りをスムーズに作れるツールを目指したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿