2012年5月10日木曜日

City of Golden Deathを遊ぶ会の話。

翌日早朝5時に目を覚まし、昨日入れなかった風呂も済ませて何とか復活後、シナリオの再準備も済ませて宿を出る。
一旦東京駅に寄ってから向かおうとしたが、荷物を預ける場所なら最寄り駅でも良いかと思い直して待ち合わせ場所に向かう。そして駅から出た直後に人身事故で列車が1時間動かなくなるという告知がされる…なんとも運が良いのか悪いのか(1人巻き込まれて合流が遅れた)。
そんな事もあったが、無事全員合流して今回お世話になるゆづる氏の家でセッション開始となった。

緊急の募集ということもあり、またGM的にはどうせなら各人好きなキャラクターを好きに動かして欲しかったのでバランス等はあまり考えなくても良いとは言ったが、その為〈知識:神秘学〉無し、秘術系ほぼ無し(サモナーは秘術枠だがどちらかといえばドルイド寄りソーサラーである)、事前情報もほぼ無しという前日とは色々な意味で対照的な構成となった。
こちらも、けん氏以外は初めて卓を囲む面子であり、特にいしかわ氏とゆづる氏は私がPathfinderに深く傾倒する切っ掛けとなった人物なので色々と感慨深いものがあった。


プレイヤー名前種族クラス特徴
dvampセシル人間パラディン(聖光)通称デイドリームの人(間違っていたらすまない)。多分CV緑川のエイローデン信者のパラディン。
銀河アズマガルディンハーフオークバーバリアン(巨人殺し)大型オークダブルアックスを振り回す巨人殺しバーバリアンでパーティー一の知性派(【知力】的な意味で)。シナリオ的な相性が良くヒャッハーしていた。
neileネイル人間サムライ何故か移動で苦労していた(多分自分の愛馬を食べた呪い)印象が大きい1匹が斬る。
けんアリス人間サモナー上海人形という名の上から来る装甲騎兵(ヒント:伸びるアームパンチ)を操るいつものサモナー枠。
ゆづるムスファタ=ケバブ=ドンドルマ人間オラクル(生命/二重呪)開幕ハンドキャノンによる派手な祝砲が印象的な癒し系オヤヂ(と主張する)オラクル。折角の自家製火薬樽があまり役立たなかったのが残念そうだった。
いしかわツネ=イナリキツネクレリック何でも「米の力」と言い張るダイキツ信徒クレリック。あとプレイヤー技能”我慢する”(だっけ?)
名前のリンクはプレイヤーの感想に飛びます。
尚、以下はPathfinder Module:City of Golden Deathに関するネタバレを含みます。





最初の小手調べとなるシー・ハグと大型ウォーターエレメンタルによる開幕の遭遇に「3体に乗られたらこの船沈められるんじゃねぇの?」と言われたが、浮き艀なのでその辺りは大丈夫と返答しておいた。因みに船長は戦闘中は箱に入って隠れていた。

この後、平日ということで開いていた海鮮丼の店で愉快で楽しく酷い会話を聞きながら昼食となる。因みに確かに閉会時間ギリギリ迄使う傾向はあるが、私はむしろ昼食をゆっくりと時間を掛けて摂りたい方で、それも出来ればコンビニの買い込みではなく店でのんびりと。というのもセッション中は基本的にセッションに関する会話しか出来なくなり、折角卓を同じくする相手の人となりを全く知る余裕が無いのと、まあ卓を囲んでいる面子である以上はPathfinderの話題から大きく離れることは無いにせよ、それでも休憩時間ぐらいは気分を変えてセッション以外の話題をしたいからである。あと、なんと言っても基本的に美味しい物を皆で馬鹿話(酒が入れば最高だが)しながら食べるというのが大好きであり、空腹になると極端に機嫌が悪くなるからである。
そういった意味からしても、今回の面子での昼食は駄目な方面での笑いが絶えず大変楽しかった。



島に上陸後、ラズミール信徒の死体を貪るテラー・ウルフにムスタファ渾身の火薬樽が炸裂し、一気に殲滅されて恐怖の島の地図を入手する。
余談だが、テラー・テンプレートは色々面白いので重くなる要因の恐怖のオーラを除去して他で運用するのは良いアイデアだと思った(どのみちCR+0なのと由来も由来なので他に配置しやすいし。恐怖のオーラについてはhd一定以上が所持とか)。

そしてその後、遭遇したウィスパースケイル・リザードの群れを説得して、襲われていた狂人こと行方不明だったパスファインダーを救出、彼の助けを借りてシン=グラファーの入り口へと到達した。
エントランスで地図を見るも、〈知識:工学〉も【知力】キークラスも居なかった為解読は出来なかった。しかしプレイヤーは目敏く地図から情報を読み取り大体の酷さは把握しているようだったが。


そして第1サークルへのゲートの前でファイア・エレメンタル召喚の罠を踏み抜いたが前衛の圧力で突破し、足の遅いゴールデンガーディアンを無視して先に進むことに。

最初黄金のガーディアンと聞いて倒したらそれだけで一財産になるのではという質問があったが、GMが楽しげに製法を語ると次第にプレイヤーがげんなりしていく様はある意味このシナリオを象徴するものだったと思う。


第2サークルの途中の橋では、敵が橋から大きく離れないのを利用してアリスが召喚したランタン・アルコンによる爆撃とタル=バフォン・オーガによる投石の反撃という消耗戦が繰り広げられた結果、スケルトンの数が半減し、先に進もうかというところで後ろに居たアリスめがけてババゥ2匹が殺到する。
後に「こいつ何度も呼び出せばよかったんじゃないの?」と言われたが、時間が無制限に使えるならこれも考えてはいた。セッション中でも実時間でもやはり時間が最大の敵である。


黄金の間欠泉の罠は、セシルの巨大化による漢感知(床を間合い武器で叩く)で際どいところ(20ft半径なので大型+間合いでやっと範囲外)で回避されて、暗殺者も飛び降りたところで袋叩きにあって終わる。この辺りは地図盤面も含めて割とシナリオ通りなのだが、もうちょっと大きく弄ってしまったほうが面白かったか。



タル=バフォンの竜と”輝ける守護者”については、知能の無い守護者をアリスによるクリエイト・ピットに突き落とし(言われて気が付いたが、擬似呪文能力でシールドを使うのはカリアティードコラムの能力だとずっと思い込んでいた)、竜もブレスは受けたものの落とし穴に誘い込んで落とし切り抜けることとなった。


そして銅貨が敷き詰められた部屋で待ち構えていた融合者サモナーをムスタファの遠隔ビストゥ・カースで固め殺されたり、雑魚もツネの謎の呪文により常に味方を治療しなければならない呪いに掛けられ無力化したりしてイラミーン戦となったが、ミスディレクションを見破られ、クリエイト・ピットに突き落とされた為にアーティファクトを起動して永遠の黄金の化身となって這い出てきた(あとツネとネイルの東方コンビに霧氷化コーン・オブ・コールドを叩き込んだ…コールドアイスストライクの追撃を忘れていたが)イラミーンと大乱戦を繰り広げ、盤面にはキャラクターシートを破いてテンプレートが急造されたクリエイト・ピットが次々と置かれ、セシルによる一撃で化身も倒され、アミュレットもツネの首から提げた謎のミイラの手により難なく回収された…相変わらずアーティファクトは放置されて終わった。


まあ、DACでやる11レベルかそれぐらいのシナリオでは持って帰られて始まるのだが。
因みにプレイの仕方が「もったいない」と言われたが、これは自分でもそう思う。Adventure Pathでもそうだが1ヶ月に2回ぐらい(オンラインセッションでもいいが。勿論オフなら申し分無いが)定期的に必ずやれるなら実際のタイムラインでシナリオをやってみたいとは思う。現状仕事の時間的問題等で無理だが。
マスターとしては割と時間を気にせずに全力で遊べて大変楽しませて貰った。ただ、もうちょっと早めに終わっておけばその後の余裕もあったとは思うが。

セッション後は、いしかわ氏お勧めの焼肉屋でひたすら肉を食いながら4版のここが駄目だという点について裁判するといういつもの流れだったが、1時間程度のところでバスの時間に余裕が無くこれから盛り上がる非常に良い所で中座せねばならず大変残念だった。

次回あるとすれば、後憂い無く参加出来るような状況でやるか、もうちょっと早めに切り上げてそちらに重きを置きたいところである。

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