2012年5月11日金曜日

2012年05月の幻想TRPGコンベンションの話。

8日間で4回セッションを行うという最終日、当日ラジオの収録があるということで優遇して貰った為立卓出来たが、他のセッション、特に大きなコンベンションの開催があったために色々大変だったんだろうというのは想像に難くなく大変感謝すると共に、参加者の方で大きな不満が出てしまった事については本当に申し訳なく思う。

そういった理由につき、セッションについての感想ではなく、反省という形になる為他者の陰鬱に付き合う趣味が無いなら読み飛ばして下さい。


尚、以下はPathfinder Module:Carrion Hillに関するネタバレを含みます。





個人的に言えば、昨今のうーにゃー言っている面々を頭からバリバリ噛み砕くようなCarrion Hillのシナリオ(モデルは”ダニッチの怪”であるとイントロダクションにも書いてある上、裏表紙にはイアイア書いてある)は大好きな類で、ミッドストーン製造法とかも含めてヒデェと笑って流す場面だよなとか、星辰の恐怖と真正面から殴り合って倒せる又とない機会となれば皆喜んで死地に赴くものだと思っていたが参加者はそうでもなかったようで、「心が折れた」という感想を戴いた…この辺りはすっかり毒されているかもなあと我が身を振り返るが。

勿論それ以外の理由も多々あるのは承知しているが、この辺りはやはり他者に任せずに時間を掛けて準備と解説をしっかりするべきだったと反省はしている。それでも、プレイヤー自身のモチベーションの問題やシナリオ自体が肌に合わないといいうのは流石にどうにもならないが。

ただ、本来その役割を予定していた遭遇がプレイヤーの選択で丸ごとオミットされ、また俗に言う「こんな危険な場所に居られるか、俺は部屋に戻る」フラグを全力で踏み抜いた結果割と致命的に状況が悪化したというのはあるにせよ。

この辺りは認識の差はあったにせよ、「これはクトゥルフネタではあるけれどPathfinderである」という部分をもっと強調しておくべきだったかとも思う。敵のデータさえあれば神だって殺せるのがd20なのだから。
それに関連して言えば、プレロールドキャラクターが想定通りに使われず、それで「活躍出来なかった」と言われてもこちらとしては「そりゃそうだ」と答えるしかないのである。
また、キャラクターの心情を独り言のように喋るだけのことを「ロールプレイ」と呼ぶ気は毛頭無い。

確かに、シナリオ傾向の詳細ぐらいは書いておくべきだったかも知れないが、それでも「やりたいキャラ傾向を掲示板に書いてくれ」と書いている以上、それに書かれていなかった事をその場で言い出されても対応仕切れないという辺りが「マスター能力が低い」と自嘲する所以だが。
結局のところ、マスターの側で労力の軽減が出来るような段階ではなかったというのを今回の結論としたい。また、やはり猶予3日あるなしの状態で持ち込みキャラクター有りというのには無理があるというのは仕方のないことか。
マスターとしては出来るだけ労力の軽減をしたいし、ある程度慣れたプレイヤーには自分のやりたいことをさせてあげたいが、結果として全くそれが出来ておらず、只全体に負担と不満が増すだけという結果に終わってしまったのは本当に申し訳なかった。


その後、ラジオ収録となったがこちらは時間の制限はあっていささか話し足りないとか若干余計な事を言ったとか、相変わらず4版にケチ付けるのが好きだなお前とか色々あったにせよ、ラジオの進行も色々見習うべき部分が多く、話したい事も充分に話せて満足だった。
やはりセッション後には感想戦の機会がもっと欲しい、それも酒や飯を踏まえての。

因みに今回のラジオで話した事柄の大半は過去にblogで書いていた事でもあった為、それをまとめて話すのが容易だったというのが大きい。問題は、後半で話したテーマについてまさにその当日大失敗したという事だが。
ただ、そのような形で終わってしまったセッション自体について、失敗は失敗でこれは反省し改めなければならないが、そこにいつまでも拘泥していても先に進めなくなるばかりで弊害しか無い。
だから次回以降も都合さえ合えば幻想TRPGコンベンションには参加するが、勿論私自身もセッションは楽しみたいし、そういうものであって欲しいと願っている為その努力は怠らないようにしたいと考えている。

だから、機会があれば付き合って下さると幸いです。

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