2012年5月13日日曜日

買っては/使ってはならないダイスの話。




一部の例外はあるにせよ、多くのTRPGに於いて最も多用される行動であり、判定方法といえば「ダイスを振る」ことだろう。安価であり手軽な乱数発生装置としてはやはりダイスが一番扱いやすく、また入手しやすいのは間違い無い。
ただ、一部個人的な感想や身体的な問題(眼と視覚関連)に起因したり、それ以外でも使い勝手が悪い、或いは使うべきではないダイスというのは存在すると感じている。
このblogを見ているような人達には今更の話題かも知れないが、それでもあまり書かれているところを見ない話題なので敢えて書いてみる。

・出目の極端に偏るダイス
 所謂グラサイ、イカサマサイコロの類だが、そもそも均一な乱数発生手段としてダイスを使用するのだから使用するのは論外である。旧ワースブレイド付属の10面や変形ダイスのように「数字面の全てが同じ形を組み合わせていないもの」、またリアル100面ダイス(それ以前にほぼ球体なので出目が容易に定まらないという大問題があるが)や実は組成が均一でない自然石ダイスもこれに含まれる。
あと技術で偏らせるのは止めた方が良い。運は…お祓いとかの分野です。

・数字が読み辛いダイス
 旧いダイスにありがちなのだが、アクリル製の透明で数字部分に塗料の流し込みが無いもの、また色付きのものでも文字色と背景色の問題で使いづらいダイスも結構ある。ピップ(ドット)ダイスも極端に数値の大きなものは誤認識や読み取り遅延が出やすい。
あと、過度な装飾がされたダイス(エルフダイスとかあの辺)とかも雰囲気は出るが、特に20面のように面が小さいものでは数字を読み間違うレベルの装飾がされたものが多い為宜しくない。

確かに本人のモチベーションにも関わる事柄なので、雰囲気にこだわるのは良いが、それで判定の数値が読めずに手間取り、卓全体の流れを停滞させるのは問題だろう。
勿論、それをネタやギミックとして使う分には止めないが結局のところ無難なところに落ち着くものである。

あと、表題からは離れるが、様々な場面であると便利なのが所謂10桁ダイス。基本的にd100判定でしか使用されないとはいえ、10面を2回振る方式での判定時に「どちらが10の桁か」問題が解消されるのは存外便利である。
先のダイストレイの話でも言ったが、回数が多いだけに積み重なる時間が意外と時間を喰い、また緊張感の高い場面で数字を読み違えたり何度も振り直す羽目に陥るのも同席者にとってあまり愉快とは言えないだろう。
デジタルすぎる、と言われるかも知れないが他に幾らでもアナログに出来る場面はあり、また判定はすること自体よりも、してからの行動が問題になる場面(割り込み行動やその他)もある為、判定ぐらいはスマートに行って欲しい、とGM側は希望する。

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