2010年11月22日月曜日

2010年11月の竜舞亭セッションの話。


Pathfinderの何処が好きかと聞かれれば、まずあの日本人的にも許容出来る馴染みやすさと煩雑さの混ざったイラスト類(特にファイター)と妙な処に凝った世界観やシナリオだと返答している。今回はその妙な凝り性の部分が最大限に発揮されたCouncil of Thievesの第3回、一行は何故か舞台に上がり劇を演じることとなるThe Sixfold Trailをメインに6レベルで調整を加える。
本当ならば演劇脚本を全訳して逐一解説し、読み上げながらやりたいぐらいだったのだが、竜舞亭の問題として施設の使用時間が厳しく、また翻訳も間に合わなかった為にかなりのダイジェスト版で行く事に。面子は以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス特徴
ろうなむトシアキ人間パラディン三下系パラディンの筈だが、今回は中の人キャストことティバイン役になった所為か調子に乗っていた。
Waizプリセラハーフエルフローグフェイント系ローグ。ララゾッドこと青薔薇のお姉様となってイオメディエの聖印を渡す人に。
歪人ルチア・カストールハーフリングクレリックババァ系クレリック。道化のファルス役となりテージングの太鼓持ちとなるも演技で高い出目を出して即見限られる。
オットー猿(ましら)のテオドリック人間ドルイドエイプのポリアンナを相棒に持つ杖使い。拷問人ドロヴァリドとなり楽しげに主にトシアキとプリセラへと鞭を振るっていた。
Makkouリリアナエルフウィザード合法ロリにしてAdmixture Schoolの爆撃屋。デントリス役。ヒーローポイントによる自前二重化ファイヤーボールの恐怖。
2xxPヴォールトハーフオークモンクゼン・アーチャー。《精密射撃強化》を獲得し更にゴルゴ化が進む。モントリス役になったが、外見的には角笛を持ったハーフオークという風情に。


シナリオの方はアイリーンとの接触と依頼、ロバールによるテストをオリジナル展開、魔獣の闘技場での戦闘に変更し、コカトリス4匹による前後左右からの襲撃(簡単に蹴散らされたが、実はキャラの位置を分散させるのが目的)>ダイア・ライオン2匹の挟撃(次のシーンでのネタ振りも兼ねていた)>ギラロン&レッドドラゴン・キマイラの挟撃>フィーンディッシュ・ブロンズクラッド・7頭ヒュドラという相変わらずの変態クリーチャーでオチを付けてみた。メタルクラッドクリーチャーは導入が簡単な割にクリティカル無効化や耐性が付いてクリーチャーを強固なものに出来るので、今後使って行きたいところである。プレイヤー的には鬱陶しいことこの上無いのだろうが。

そうしてロバールの罵倒の洗礼を一通り受けた後で昼食休憩を入れていよいよ劇の開始。幕間にどの劇団員NPCと仲良くなるかを判定して貰ったのだが、監督はプリセラ以外〈芸能:芝居〉判定を持っていない為にほぼ無理だったので仕方ないのだが、一番簡単に仲良くなれ、メリットの大きいヒロイン役のカルセイニカに行ったのがプリセラだけだったのは意外だった。

配役の所為か、ララゾッド役のプリセラがノリノリだった為にか展開が15禁風味百合オペラ『アスモデウス様がみてる』になる。妙齢のほぼ全裸のハーフエルフ女性が拷問器具に繋がれて鞭で打たれたり、苦労してテージングの太鼓持ちとなったルチアが高い目を出した(というよりもテージングの出目が酷かった)為に即座に友情を破棄されたり、腐肉喰らいを膚の下に潜り込ませて歓喜のエロい声を上げたり、巨大なサーペントを模した酸のガラス模型に飲み込まれて衣服が大変なことになったり、ハンダーサンより与えられた悪魔の卵を食べて嘔吐したり、湧き出すレムレーと戦ったり、アドヴァンスド・トロウル・スケルトン4匹とマスターのお気に入りことファスト・ダイアライオン・ゾンビによる挟撃を切り抜けて無事に劇は終了となった。

また、実は同時進行で(オペラ歌手のアレこと青色のフィギュアに買収されたクレリックの協力による)女優の暗殺計画が進んでいたが、これも舞台上のPC達による献身的努力(特に女優への突撃を敢行しようとするゾンビをプリセラが割って入って止めたり…飛びかかりが無かったのが心底悔やまれる)により無事阻止された。

因みに実は戦闘以外の部分はほぼ弄っておらず、それでも6レベルの面子がかなり苦労し死にかけていたのを見るに実際これをシナリオ適正レベルの3でやればそりゃ死者も続出するよなというのが感想だった。劇中の判定数がやたら多い上に難易度も一部飛び抜けて高く、また処理も煩雑になる為に(この辺りはプレイヤー側に現在状況を逐一手渡せるサブディスプレイ出力が大変役に立った。ただ更なる改造が必要となりそうだが)前回の反省も踏まえて時間が掛かると踏んでかなり駆け足気味に進んだが、結果としてかなり時間が早めにシナリオが終了した。

個人的にこういうギミックに凝ったシナリオは嫌いではないのだが、兎に角マスターが大変なので当分はやりたくないという劇中のロバールそのままの感想を持った。

次回はダンジョンシナリオだが、「××アイテムのバルディッシュ」という単語にはマスター的にも何とも言えないやっちまった感がある。あと、これによりプリセラのキャラクターイメージがアレになったのは余談である。

0 件のコメント:

コメントを投稿