2013年7月26日金曜日

DAC愛知2013の総括と謝辞と様々の話。

まず最初に。

個人主催という無謀極まりない運営ではありましたが、d20 Around Convention in 愛知 2013を無事終了することが出来ましたことをここに報告します。参加者の皆様には重ねて御礼を申し上げます。

「1人で大変では?」と良く問われたが、個人的には己の知識や経験、技術を駆使した「環境の構築」という作業が大好きで、今回も「自分の参加したいコンベンション」という環境を構築する為に尽力出来た為概ね満足している…ただ、その結果以前にも言ったが自分が参加出来る暇が無くなった訳だが。
 また、多くの我が儘を通す為に敢えて個人主催という形式を取った部分もあり、結果として友人知人の助けを断ることになったのは申し訳無く思う(それでも龍舞亭の有志者と幻想TRPGの面々には非常に助けられたが)。

因みに私に対して「GMやってくれたらプレイヤー参加するのになー(チラッ)」とか言われたのだが…
返事はこうだ。

尚、以下はその辺に関する様々である。


1.発端
 以前にも書いたが、そもそもはDAC愛知2012の終了時点でスタッフが総じて疲弊しており、更に言えば酷い大赤字で誰も彼もから「もう次はやらない」という意見が出ていた為に現状への不満と多数の改善案があった私が主催を買って出た(というか実質乗っ取った)訳なのだが、まず今迄参加してきた感想として最初の会場であるウインクあいちは名古屋駅から徒歩2分という立地以外は全て悪く(狭い部屋とテーブル、高額な利用料金、厳しい利用規約、更に言えば事前配置のテストすらままならなかった)、名古屋国際会議場の方は特に県外から来た場合の交通の便が微妙に悪く(名古屋駅からの直通が無い上に、駅から結構歩くので辛い)、またそもそもの問題として企画と会場の規模が大きすぎるのでは? と思う部分があった(実際のところ、前の運営陣には「出来るだけ大規模のコンベンションを」という思惑があったとか)。

と、いうのもまずはこれを見て欲しい。

関東圏の件数は、中部と関西を合わせた3倍ぐらいとなっており、目安としての何かしらのイベント規模の適正値もそのぐらいだろう(勿論単純に何でもそうだとは言えないが)。実際に今回も最終的な参加プレイヤー人数は前回と10人しか変わっておらず(GM数は総数で2卓差)、恐らくこのぐらいが中部圏でイベントを行う際の妥当な規模なのではないかと考えている。
個人的な意見になるが、GM/DMが「募集4-6名」と書いた場合、欲しい人数は間違い無く最大値である6名だろうし、その点では今回殆どの卓で満員御礼を出せたのは非常に良かった。
コンベンションは主催が自己の顕示欲を満たしたり、ましてやいい歳をした大人達がたかがゲーム如きで陰鬱な派閥争いをする場ではなく、あくまで参加するプレイヤーとマスターが楽しむ為の場であり、今回は特に規模を絞り個人の手が及ぶ範囲で開催する代わりに、極力プレイヤーとマスターへの負担を減らし、セッションへと集中出来るように動いてみたが、概ね好評だったようで何よりである。

 因みに扱う金額が結構なモノとなった為に慌てて金庫を購入する事態もあった。収支については一応赤は出ていない程度の結果となった。金銭関連についてはもうちょっと何とか出来る気もするが…「もしドラ」でも読めば学べるのだろうか?(某方角を見つつ)


2.セッション会場
 開催日に3連休を取れなかったのは単純にこちらのミスなので、次回以降の課題としたい。会場としては勝手が知れている上に利用料金が非常に安く、無料の駐車場があり、施設使用の融通が利き、また名古屋駅からそう遠くない上に周辺に色々店舗も揃っているという点で選んだが、風呂の使用時間と宿泊門限以外の目立った不満は無かったように思う(セッション時間が短いという意見もあったのでこれは次回考慮したいが)。

 規模としては先程にも書いた通りこの辺りが恐らく色々な意味での適正数で、プレイヤー6人の卓は机4つという形にしたが、流石に少々広すぎたか? とはいえ普段の私の机の使い方がこれなのだが(マスター用に1卓、そしてフリップマットを1枚中央に置いた上で各人のキャラクターシートが広げられるのを想定)。
ただ、もう1卓ぐらいあった方が良いとは思うが(軽量卓3、重量卓2、連日卓3ぐらいの計算)、あの会場ではそもそも卓数が足りず(9卓x3列の27卓、受付用に1卓使うのでギリギリだが)、またあれ以上の人数が集まると今度は騒音の問題が発生するのではないかという懸念がある。
尤も、今回に関して言えばアテにしていたマスター担当者が悉く不可となり、あの人数が精一杯だったのと、そもそも結果的にとはいえスタープレイヤー/マスターに頼らないコンベンション運営をしてみたかったこともありそういう形式に舵を切ったのだが。何より義務的に建てた卓が楽しいか? という点には大きな疑問がある。
人を集めるだけなら簡単で、有名なプレイヤー/マスターを呼べば良いのだが、それを行うとその卓から抽選漏れしたプレイヤーのやる気大きく落ちるのを目の当たりにしているのであまりやりたくない。これは卓割れをしたマスターも同じだろうが)。

 テーブル配置については間を大きく取り、会場のエアフロー(天井にある空調の都合で奥は冷房が効きやすいが、入り口側はイマイチ効きにくい)を考え、中央に大きな道を作り、床面近くに風量の大きなサーキュレーターを配置してそこを風が流れるように工夫してみたが、特にサーキュレーターの配置を弄った2日目は受付に居ても暑すぎるということはなかったので割と上手く行った様子。恐らくこれが一番効くのではないかと。
窓についてはカーテンを閉めることで断熱及び遮音性を上げ、またどの卓も必ず1面は壁があるようにして(特に初心者が多い卓は2面を壁として)うるさすぎる事の無いように工夫をしてみたが正直効果はあったのかどうか。

 時期柄熱中症には特に気を使っており、飴の配布や呼びかけも行ったのが功を奏したのかそういう話は出なかったのは本当に良かった。何より折角遊びに来たのだから、体調不良で楽しめなかったというのは一番避けたい事だろう(残念ながら、2日目に体調不良によるキャンセルが出てしまったが)。因みに中部地方は2週間前が最も暑く、その頃に開催していたならば北の国の人々は地獄を見たのではないかと。

ただ、マイクについては余り使わなかった割に結構良い使用料を取られた為に2日目は無しとしたが、次回は通しで準備しておくことにする。


3.プレゼント、懇親会及び宿泊
 プレゼントの抽選方法についてはこの間参加したワンカップP主催の呑み会での形式が面白く、また以前より「欲しくないプレゼントを貰った時にどうするか(実際去年は当選したプレゼントを突き返される事例があった)」という事が懸念だった為にああいう形にしてみたが好評だったようで何よりである。
内容に関しては、4版関連をもう少し何とかしたかったのだが、アクセサリー関連は悉く絶版になっており、ダンジョンコマンドも思いの外高額だったのと、取り寄せに時間が掛かりすぎた為に断念…とはいえ一応、一部景品を除いてD&DでもPathfinderでも使用に問題が無いものを揃えたつもりである。

 懇親会に関しては、1日目は宿泊者の移動と大浴場の時間制限を考えて施設内の店を、2日目はそのまま帰宅する参加者を考慮して駅の途中にある店を選んだが、概ね好評だったようで安心した。特に2日目の送迎バスは徒歩5分とはいえ荷物を抱えて歩きたくはないだろうと考えて手配したが、車内が異様に盛り上がっていた。
ただ、予想外だったのはどちらも料理が余ったことだが。

 宿泊については荷物の事前受け付けは好評で、あの程度ならば問題無く解決出来る。一応事前に注意をしていたこともあり就寝時間も守られていた様子(実は前日3時間しか寝ていなかったので11時過ぎにはスタッフ部屋で轟沈)。ただ、暑い寒いの体感差が激しかった様子なのでこれは何とかしておきたい。GMがデータの調整等で大変そうだったので、これは次回個室を準備するということで対応したい(遊びに行きたいのであれば大部屋へ行けば良いので)。

門限に関してはこの施設の数少ない欠点なので我慢して欲しい。
但し、前泊については現状デメリットが大きく、若干アレだった為に恐らく次回は無しとする。



4.次回への課題/改善点
・宿泊の改善
 大部屋へサーキュレーター持ち込み/男女(夫婦)同室OK/GMは最低でも個室/完全個室対応/朝食予約
・司会テキストの製作
 作ってあったが2日目が・・・
・施設備品関連
 マイクの常備/コンセントの節約
・宣伝動画の作成
・連絡確認手段の確保
・規模拡大?
 但しそうするには部屋を増やさなければならず、また複数の部屋それぞれにスタッフを配置する必要性が出る。

 といった感じで、順調に回せることは今回で証明出来たが、もう少し色々最適化出来る部分はあると思うので何とかしてみたいところである。ただ、司会は別の人に任せたいが。

 そして、有り難いことに数名の方から土産を貰ったのだが…世間的にはこう認識されているということか(大体合ってるが)。

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