2012年3月12日月曜日

2012年03月の幻想TRPG宿泊コンベンション2日目の話。

セッションGM中のマスタースクリーン周りの図。場所が潤沢に使えるということもあったのでちょっと並べさせて貰ったが…正直やり過ぎの感もある。

Pathfinder卓2日目、昨日たっぷりと睡眠を摂り、朝食も併設のレストランで優雅に済ませられた為に気力体力共に申し分のない状態でGMをすることが出来た。

シナリオ概要は以下の通り。
City of Golden Death ~黄金の死都~
エンカーサン湖 Lake Encarthan の中心に、謎と裏切りの呪われた地、恐るべき恐怖の島The Isle of Terror がある。島の負のエネルギーの嵐の内には、魔術師王 Tar-Baphon の秘宝都市が何世紀も封印されている。
現在、仮面のカルト信者が、伝説の都市の富は生ける神ラズミール the Living God Razmir の物であるとして黄金都市 Xin-Grafar を開放した。
PCたちは恐怖の島の毒の沼や枯れた荒野を抜けて the City of Golden Death までカルト信者を追うことができるのか? そしていかなる忘れられた危険が、暗黒の信仰が全世界に広まるのを防ごうとする彼らに立ちふさがるのか?

尚、以下はCity of Golden Deathのネタバレを含みます。
又、シナリオは変更点が多数ある為、公式とは異なる点が多々ある事を留意して下さい。
あと、多分5月のPathfinder CCはマスターがやれるならばこのシナリオをやる予定です。


成り行きもあり、”恐怖の島”へと向かったラズミール教団を追いかけようとしたものの、肝心の船を全て教団に押さえられていた為に他の船が来るのを待ち、その間に前日の報酬でマジックアイテム等を購入する事になった。この辺はもう少しスマートに出来たのではないかと思うが、つくづく準備時間不足が悔やまれる。

そして、五大王国より帰りのワーレン船長を説得して、アクセルが〈交渉〉で高い目を出したこともあり、荷を軽くした最大船速で向かって貰う事となった。
恐怖の島に近付くにつれて湖面は黒くうねり、空にも厚く暗雲が立ち籠め、時折雷が耳を打つ中、シー・ハグとウォーターエレメンタルの襲撃を受けて、ハグの姿を見たズマが筋力0になり昏倒したりしたものの、難なく撃退して、船長とっておきのレッサー・レストレーションのワンドを借りて何とか復活する。



そして”恐怖の島”への上陸後、この環境に適応した野生動物であるテラー・ウルフや、聖域に足を踏み入れられた事に怒った蜥蜴人ウィスパースケイル・リザードマンを突破し、洞窟の中に作られた黄金の死都シン=グラファーへと到達する。

ご丁寧な事に都市の入り口には地図があり、全体像を把握することが出来、更には都市の構造について詳しく書かれた部分より(珍しくファイターであるイーリスだけがこの判定に成功して)、この都市は再稼働から66時間後には黄金に没することが判明する。

意味不明な表記に首を傾げる一行だったものの、エントランスより1歩外に出てその意味を知る事になる。3重の円環形状を持ち、そして都市の中央より放射線状に伸びる3本の運河それぞれを、溶けた黄金色の流れが満たしていたのだった。そして黄金は比喩ではなく、物理的な熱に溶かされた本物の黄金なので側に寄るだけで灼けるような熱さを肌に感じるのである。一行はエンデュア・エレメンツの準備や冷気呪文の用意をしてこなかった事を心底悔やんでいた。
時間制限もあり、のんびりしていられない事が判明したので先を急ぐ事になった一行だが、早速都市の守護者であるゴールデン・ガーディアンの歓迎を受け、更には都市の到る処にあるトラップを踏み抜きファイア・エレメンタルの妨害を受ける事になる。
しかし、所詮は全エレメンタル中で最弱と名高いファイアーエレメンタルなので容易に退け、シン=グラファーの門をくぐる事となった。
そして第2のリングへと至る黄金の河に架かる橋の前で、川岸に潜む大量のスケルトンとオーガという待ち構える敵のあまりの多さに思案する一行だったが(ここで昼食になったのもあるが)、黒龍丸のアイデアで前のシナリオで入手した人数分のインヴィジビリティ・ポーションを使おうということになり、安全に渡河出来たかに見えた。
しかし(これはシナリオにもこのタイミングで投入しろと書かれていた)ラズミール教団の幹部であり、今回の元凶であるイラミーンにより放たれていた悪魔ババウの襲撃を受け、その存在が露呈する。
そして囲まれそうになるも、酸による武器破壊も受け付けないイーリスの不壊金属アダマンティンのフォーチャードによる連撃と、アクセルの悪を討つ一撃により何とか突破することが出来た。
この辺りから[火]ダメージがメインの黒龍丸は足留め爆弾魔となっていた。


そして道の真ん中に山と積まれた黄金の上に載せられた鉄のマスクという明らかに不審な場面に出くわし、試しに黒龍丸が弓を打ち込んでみると間欠泉の爆発を起こし、引っかかるのを待ち構えていたラズミール信徒との戦闘に入る。ここまで必殺技を封じられていた手前か、嬉しそうにファイアボールを叩き込む様が大変印象的だった。

そしていよいよ最終である第3のリングへと至る橋の前には、橋の欄干に偽装した黄金のカリアティード・コラムに黄金の河を泳ぐドラゴン・スケルトンを相手にすることになり、カリアティード・コラムの方は武器破損を嫌ったアクセルが予備武器のルツェルン・ハンマーで何とか壊れる前に殴り倒したり、そもそも武器の壊れる心配のないイーリスが難なく殴り倒し、ドラゴンについてもイーリスが捕まれて危うく河に引き摺り込まれそうになったものの、カードや呪文の助けで回避して事無きを得る。

そして第3のリングへと到達した一行は、銅貨の山(迂闊に踏み込むと三倍移動困難地形扱いだった)で満たされた部屋で待ち伏せするダーク・ナーガと先に取り逃がしたエガルティスの待ち伏せを受けるが、これを退けていよいよ最後の間でアーティファクトを手に待ち構えるイラミーンと対峙することになった。

アーティファクト『永遠なる黄金の宝玉』により生み出された黄金に溢れる室内で、コントロールを得たゴールデン・G・ガーディアンを差し向けたものの、開幕でウェブを叩き込まれた為、イラミーンはエレメンタルボディを発動させてファイア・エレメンタル化する事になる。
更に大型ファイア・エレメンタルを呼び出して一行を押し戻し、側面からセシルへと迫る(間合い的には壁に張り付いたズマにも届いた気がするが)。
しかし、何とか押し戻して最後には致命的な一撃を受けて、イラミーンは斃れることとなった。
実は最後に溢れる黄金に部屋を侵食されながら黄金に覆われた超大型レッド・ドラゴンとの戦闘があったのだが、残念ながら時間切れで見送られる事となった(その時間もこちらの把握ミスで1時間早かったというオチが付くが)。

実に7時間で9遭遇という(前日も合わせれば15遭遇)戦いに戦い抜いたセッションだった。色々と問題もあったが、その辺りはまた今後の課題として行きたい。
セッション終了後はいつもの片付けに追われたので、結局早めに終わっておいたのは正解だったかも知れない。あと、某女史に呆れられたがいつもはもうちょっと荷物に余裕がある…筈である(撮影と新人向けの色々等で若干荷物が増えた為)。

因みにあと1週間後迄マスターの予定が詰まっており、もう少し頑張らなければならない。

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