2011年7月24日日曜日

Pathfinder12レベルの射手達の話。

2chのPathfinderスレにて、12レベルぐらいのアーチャーの攻撃力の話が出ていた為に試算してみたのだが、手前味噌ながら案外面白い結果になったと思う。
因みに12レベルを選択したのは特別意味は無かったが、試算してみると案外各クラス差のはっきりするレベル帯になったのではないかと思う。
因みに前提は12レベル/25pt buy/種族人間以外
尚、魔法の武器や他者からの呪文等による全員が共通して得られる要素は省略。()内部は期待値
能力値修正は筋力+5 敏捷力/判断力+5

>ゼン・アーチャー
BAB +9
基本 +16/+16/+11/+11/+6 1d8+7(11.5) 19-20/x3
強化 +16/+16/+11/+11/+6 2d6+7(14) 19-20/x3
《致命的狙い》により命中-4/ダメージ+8
要素:《精密射撃強化》,《武器熟練》命中+1,《武器開眼》ダメージ+2,《クリティカル強化》,気の矢
気の矢は確かに強力なのだが、気プール(全体で大体11+)を消費するのと即行アクションを使用するので高火力を維持するのはなかなか難しい。そして命中はそろそろ厳しい感じに。身かわしが無い為に範囲ダメージの細かい蓄積にも注意する必要がある。但し、基本的にセーヴが高いのと、ヘイスト等を超える+40フィートの移動力に加えて縮地の法、曲射を使用することにより敵を選んで落とすのが容易となる。
また、必要な特技が自動的に得られる為、構築が容易というのもポイント。

>レンジャー
BAB +12
基本 +16(束ね撃ち)/+16(速射)/+11/+6 1d8+5(9.5) 20/x3
命中 +16(束ね撃ち)/+16(速射)/+11/+6 2d6+5(12) 19-20/x3自動
得意な敵 +22(束ね撃ち)/+22(速射)/+17/+12 2d6+11(18) 19-20/x3自動
《致命的狙い》により命中-4/ダメージ+8
要素:《精密射撃強化》,《武器熟練》命中+1,アスペクト・オヴ・ザ・ファルコン,グラヴィティ・ボウ,得意な敵+6,インスタント・エネミー
低レベルの呪文でそれなりの強化が出来るものの、準備が伴わず、また得意な敵/地形の狙いが外れた場合のダメージや能力の減少が激しい(特に12レベルはカモフラージュの能力が入る為)。但し、条件が合致した場合は非常に強力な火力を発揮するという良くも悪くも相手と戦場次第のクラスである(一応インスタント・エネミーで得意な敵は何とかなるが)。
セーヴは意志以外比較的高い上に、身かわしを持つ為範囲ダメージでは落ちにくい。
構築については、得意な敵/地形もある為かなり癖が強い。

>ファイター
BAB +12
強化 +19(束ね撃ち)/+19(速射)/+14/+9 1d8+11(15.5) 19-20/x3
《致命的狙い》により命中-4/ダメージ+8
要素:武器修練2(+2/+2),《精密射撃強化》,《上級武器熟練》命中+2,《上級武器開眼》ダメージ+4,《クリティカル強化》
11レベルになりやっと《精密射撃強化》が獲得出来る為、それまでは上の2クラスに後れを取る事に。また、セーヴのうち頑健と対恐怖以外が低く、身かわしも無い為、敵の遠距離攻撃要素に対抗するのが難しい。
攻撃力については、リソースを一切消費せずにこの性能である為、継戦能力は非常に高い。
構築については特技数が多いこともあり、若干上級者向けとなる。

>パラディン(筋力+3/敏捷力+4/魅力+5で計算)
BAB +12
基本 +14(束ね撃ち)/+14(速射)/+9/+4 1d8+3(7.5) 20/x3
準備 +20(束ね撃ち)/+20(速射)/+15/+10 1d8+9(13.5) 20/x3
悪討 +25(束ね撃ち)/+25(速射)/+20/+15 1d8+21or33(25.5or37.5)ダメージ減少無効 20/x3
《致命的狙い》により命中-4/ダメージ+8
要素:《精密射撃強化》,デイヴァイン・フェーヴァー(+3/+3幸運),悪を撃つ一撃,信仰の絆(+3/+3強化)
特技は近距離射撃/精密射撃/致命的な狙い/速射/束ね撃ち/精密射撃強化で6つ。
ほぼネタの感もあるのだが一応紹介。基本の攻撃能力はほぼ最低クラス。またクラス自体の射撃適性が低い為に構成には全く余裕が無い。他と被らないボーナスを得られる自己強化の呪文と能力が豊富かつ、悪を討つ一撃の発動時には別格だが連発するにはかなり厳しい。そもそも11レベル超えているなら一撃付与を他人に使う方が。但し、高いAC、高いセーヴ、自力での回復能力と防衛能力は高い。
構築については恐らくこれ以外は無いように思える。

>インクィジター(筋力+4/敏捷力+5/判断力+3で計算)
BAB +9
基本 +13(束ね撃ち)/+13(速射)/+8 1d8+4(8.5) 20/x3
準備 +16(束ね撃ち)/+16(速射)/+11 1d8+7(11.5) 19-20/x3
審判 +20(束ね撃ち)/+20(速射)/+15 1d8+13+4d6(31.5) 19-20/x3
《致命的狙い》により命中-3/ダメージ+6
要素:《武器熟練》,審判(正義+2,破壊+4),上級滅ぼし(+2/+2 ダメージ+4d6),ラス(+3/+3士気)
特技は近距離射撃/精密射撃/武器熟練/致命的な狙い/速射/束ね撃ちで6つ。BABが足りない為、《精密射撃強化》の獲得は不可。
基本的に弓を扱うような印象があるが、実は弓で戦い抜くのは結構厳しいクラス。基本の攻撃力はほぼ最低クラスで、特に《精密射撃強化》がBAB不足で得られず、イニシアチヴが高い為に先手を取りやすいものの初手で敵を選んで落とすことが難しい。リソースをつぎ込んだ場合の火力は頼もしいが、ラスが単一目標というのが微妙(パラディンは敵を選ばない上に希少な幸運ボーナスなのに)。セーヴ自体は反応以外が高く(清純の審判もあるが)、身かわしを持たないものの自力の回復能力はそれなりにある為、範囲ダメージでは落ちにくい。
構築については《武器熟練》をどうするか程度の選択肢しか無いように思える。


大体こんな感じである。数値にしてみるとはっきりするのだが、固定値とダイスの関係によりファイターが意外と良い感じになるのと、ゼン・アーチャーが火力的には段々厳しくなっていくのが分かって貰えるだろう。但し6~11レベルぐらいのゼン・アーチャーはクラス的にもかなり優遇されており、大体普通に作って強いクラスであるのは間違いない。

因みに今遊んでいる竜舞亭の卓にはゼン・アーチャー/インクィジターという悪夢のようなキャラがいるが、常に30を超えるイニシアチヴで暴れられる為にマスターは常に苦難を強いられている。

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