2012年4月30日月曜日

セッション中に使用する小道具類の話。


様々な人から「荷物が多すぎる」と言われているが、個人的に言えば卓を円滑に回す為というのと、只でさえ低い私自身のGM能力を補う為には必要な道具類かつ、クジャクの求愛のように「あの卓は何か派手なことをしている」という点で興味を持って貰う為のアピールも含むので減らすのはなかなか難しい。まあ単純にガジェット類に凝って作ったり買ったり使ったりするのが好きなだけだったりするというのもあるんだが。

ただ、Pathfinderは基本的にPC上で参照出来るデータが多い為(04/27更新のoffline版は本当に素晴らしい改良がされていた)、3.5版の頃のように分厚いルールブック類を持ち歩く必要が無いので随分と軽量化されているのだが(ノートPCも大概重いが、こいつはルールブックと遭遇管理を兼ねている為に既に手放す事が出来ないツールになっている)。
マップ盤面については以前書いた為、以下は自分が使っているツール類の色々とか。

・ダイストレー

以前はマスター側ではステンレス製コースターの下に衝撃吸収&滑り止めマットを敷き、プレイヤー側にはSideway-Shuffleにて紹介されていたLFBカードトレー(http://sideway-shiffle.cocolog-nifty.com/wargamer/2011/10/lfb-a82c.html)を使用していたのだが、マスター側はダイスが跳ねる上にうるさく、プレイヤー側はこれでも微妙に大きめかつ深すぎた為、ボタン留め出来るタイプのレザーコイントレーを使用している。
実のところ、コインのようなそれなりの高い位置より落とされる軽くて硬い物を跳ねさせずに受け取るコイントレーの性質はダイストレーにも向いているようで、使い勝手は良好でかなり気に入っている。

ダイストレーを使う意義は、まず振ったダイスがテーブルから落下するのを防ぐ意図が第一だが、特に複数のダイスを同時に振るような場合にダイスが飛散するのを防ぐ目的もある。

そして、個人的にお勧めしたいのは特にd20であれば命中ダイスのd20とダメージダイスを同時に振る方法で、更に命中とダメージダイスの色を揃えておけば、複数回の攻撃判定も素早く行う事が出来て処理の高速化に繋がるのではないかと思う(私自身DACで学んだ手法だし、ベテランの方々には今更だが)。

また、使用頻度の問題からマスター用は別に用意しておくべきで、プレイヤーの手の届く範囲にあるのが望ましい為、卓の左右に1つずつあっても良いと思う。



・イニシアチブ用コマ


マグネットチェス用の駒の底に付箋紙を糊面を上向きにして貼り付けて使用しているが、そのままでは磁力が弱くて落下しやすい為に磁石をネオジムに換装している(こちらで購入した)。径と厚みは適切に調整すれば接着剤無しでも問題無い。

使用する分には普通の丸マグネットでも良いと思うが、掴みやすく見た目に敵味方が理解り易い上に、プレイヤーが気が付いているかどうかは不明だが実はコマの種類を敵のタイプで変えていたりとかそれなりに工夫はしている。

・呪文範囲用テンプレート


以前は厚紙を切り抜いたものを使っていたのだが、幅が広すぎたり、取り回しが不便だったりする為に自作してみた。

材料は100円ショップにて購入した2.5mmアルミワイヤーを使用し、道具には曲げ用のソフトタッチプライヤーと曲げ矯正用にアルミ製バイス、切れ目部分や大きなテンプレートの角補強にクリップボード用コーナー金具を使用している。
3mのワイヤーを2本使えば、大体一通りのテンプレートが取れるはず。

・マスタースクリーン

公式のマスタースクリーンはアメリカ人向けでサイズが大きすぎる為、B5サイズで表裏共に自作(結局そんなに縦寸は変わらなくなってしまったが)。

1と3面(最初4面目だったが、試用後変更)に鉄板(100円ショップのホワイトボードを解体して利用)しており、1は裏面にイニシアチブ用コマを貼り付けて遭遇の準備したり、3は表面にPCに見せる為のイラストを貼り付けたり、あとWotC公式のUltimate Dungeon Master's Screenの裏面が便利そうだった為、塩ビ板を曲げてマグネットで貼り付けてフィギュアや小物等の置き場に出来るようにした(保持には余ったイニシアチブ用コマを使用)。

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