2012年4月10日火曜日

2012年04月の幻想TRPGコンベンションの話。

相変わらず無謀なスケジュールで行動している気もするが、実際のところマスターの準備そのものはそれほど極端に時間が掛かる訳ではなく、一番の問題はプレロールドPC関連だったりする。以前何度か外部に任せてみたものの、結局はこちらで手直しを行う必要が出てくる為に掛かる時間はそう大差無かったりするというのが実際のところである。
持ち込みについては、意外とチェックが大変で見落としも多い為に当面禁止する方向だが、もう少し何とかならんものかと。

今回はある程度初心者レベルでの客を見込んでの比較的低レベルセッションとなったが、蓋を開けてみれば一応初心者は無しという具合だった。もっとも、準備側もかなり趣味に走ったキャラクターセッティングであった為、本当に初心者向けだったかと問われると色々返答に困るところもあるが。

面子は以下の通り。

プレイヤー名前種族クラス特徴
Bazzモーリス・ウィリードワーフバーバリアン下級フィーンドのトーテムにより激怒すると角が生えるアースブレイカー使い。再び振り切るぜ!
P.O.Nノーマッドエルフメイガス《デルヴィッシュの舞踏》により舞うように闘うシミター使い。まるでウォーダンサー@WHである。
八雲レオンハーフエルフニンジャカタナを手に隙あらば急所を狙い、隙が無くとも消えて急所を狙う暗殺者。汚い!流石(ry
Makkouデトレフハーフエルフソーサラー(賢者)グリースを床にブチ撒けるのが主な仕事のソーサラー。
導入は以下の通り。
『アブサロムの外にある廃墟と化した攻城砦は名を上げたい冒険者を長い間引き寄せてきた。現在地震がこれら神話的な廃墟の一つにひびを開け、失われた謎と幻想的な財宝が数世紀で初めてさらされる事になった。しかし、塔の空の広間に再び生者の足音が響き、新しい主は the Fallen Fortress が自分の物であると主張している。PCたちは閉ざされた広間の中に入る方法を見つけることができるのか? いかなる古代の危険と生ける者と崩れた小部屋の中で遭遇するのか? そしてPCたちは the Fallen Fortress の現在の主を打ち破ることができるのか?』

尚、以下はPathfinderModule:Master of the FallenFortress(陥落砦の主)のネタバレを含みます。
また、シナリオは3レベル基準に変更されています。



人数的な問題もあった為、クレリックを回復専門NPC扱い兼依頼者にして開始。


まず、毎度恒例のキャラに馴染んで貰う為に野犬の群れ(ライディング・ドッグ+ウォーグ)による不意打ちを受けて貰う。此処でやたらPC側の出目が悪く、かつマスター側の出目が走った為に若干長引くも危なげなく片付けられる。


1.塔基部

崩れ落ちた塔の東側より侵入した一行は、大きく崩れ侵入不能の南側の部屋を避け、北側に回り込む。
そこに待ち受けていたブラックウィドウ・スパイダーを難なく退けた後、中央部の階段に辿り着く。しかし塔は全体に四つ葉の形をしており、基部の階段は上へと向かう部分が瓦礫に埋もれており下にしか行けず、下は恐らく下水道や地下に住まう生物達の帝国へと繋がっているだろうということでこれを避けて崩れた外壁よりレオンが鉤爪を使って2階へと登る。


2.塔2階

登った先は左右に扉のある部屋で、右側からは電撃の走る音とピ○ーという危険な動物の鳴き声、左側からは複数の竜語ということでまずは右側からとなり、飛び込むことに。
一行を待ち受けていたのは3匹のショッカー・リザードで下の戦闘で電撃を使っていたならば敵を察知して不意打ちとなる筈だったのだが、残念ながら使用しなかった為に逆に不意を打たれ、速やかに片付けられる。そして逆の扉に控えていたトログロダイト達もこれに気付けず、途中ノーマッドがセーヴを落として不調状態に陥ることはあったものの難なく片付けられる。


3.塔4階
3階にはネサスの両開きの扉があり、聞き耳の結果中から何かの燃えるような音が聞こえるということで後回しとなった。

4階に休んでいたトログロダイト達も早々に片付けたものの、用心棒のトログロダイト闘士のトゥロクとペットのクロコダイル2匹に囲まれた上にレオンが噛み付きから捕まれてピンチに陥る。しかし、デトレフが巻物からのクリエイト・ピットを発動させてクロコダイルの1匹を穴に落とし、もう1匹もノーマッドの呪文撃によるショッキング・グラスプにより感電死する。

トゥロクは激怒からの跳ね返しで突き飛ばして包囲を突破し、デトレフを捉えるもモーリスの一撃に沈むこととなった。

ここで一行は囚われ、生贄にされようとしていたパスファインダー協会のバードであるバレナー・フォーセンドを救出する。


4.塔3階
戻って塔3階、バレナーの話でトログロダイト達がこの部屋を極端に恐れていることを知った一行は、十分な準備を終えてから突入する事に。
扉の裏には必死に開けようとしたが叶わず全身が黒焦げになったトログロダイトの死体が2体転がっており、内部で6体のバーニング・スケルトンと奥に僧侶の格好をした男を見つける。僧侶をヒューキューバであると見抜いたデトレフが、まずウェブでバーニング・スケルトンの半分を封じ(燃えている為移動困難にはならないが、完全視認困難は得られるので)、次いでノーマッドとレオンが突貫して残りのバーニング・スケルトンを片付け、最後はモーリスの一撃でヒューキューバも大きく損壊し、レオンによる急所攻撃で止めが刺された。

ここで神殿に安置されていた巻物からヘイストの呪文を獲得する。


5.塔最上階

アブロサムの城壁より程近い場所ということで、塔の上から街を眺めながら皮算用的な侵略計画を立てるトログロダイト・ドルイドの族長タスカーとその護衛3匹、更にはジャイアント・フリルド・リザードと追加でギラロンが出現。

しかし後の2匹はいずれも接近前にデトレフのグリースで出鼻をくじかれ、リザードはノーマッドの呪文撃によるクリティカルで沈み、ギラロンも巨大化したモーリスの振り切った3連撃(ヘイスト+ハロウカード)によりその爪を振るうことなく斃れ、残ったタスカーもフレイムストライクで反撃したものの目が振るわない上にセーヴされて隠れ身の術から60ftを走ったレオンの急所への一撃を受けて地に伏せることとなった。

今回はマップが特殊ということもあり、flip mat直書きで済ませてみたがやはり労力の軽減が出来る部分はした方が楽である。とはいえ、見栄えの良さが私のセッションのウリであり程々にしておくべきだろうが。

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