最終回ということもあり、プレイヤーの方も無事全員参加でマスターとしても全力の出し甲斐があるというものである。
今回の面子は以下の通り。15レベル6人となれば、正直マスターもプレイヤーも何でもアリである。
プレイヤー | 名前 | 種族 | クラス | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ろうなむ | トシアキ | 人間 | パラディン(輝きの騎士) | 三下系パラディン。最後の最後に男を見せるか? |
Waiz | プリセラ | ハーフエルフ | ローグ(活劇剣士)/ファイター(両手武器) | フェイント系戦士。悪魔を騙す非道い奴。 |
歪人 | ルチア・カストール | ノーム | クレリック | ババァ系クレリック。そして迫る寿命。 |
オットー | 獅子のテオドリック | 人間 | ドルイド(獅子のトーテム) | 嬉しくないネコミミ系ドルイド(男)。今回大半の時間を化身として過ごす。 |
Makkou | リリアナ | エルフ | ウィザード/ディアボリスト | 似非魔法少女。火力は正義! |
2xxP | ヴォールト | ハーフオーク | モンク/インクィジター/レンジャー | 異端審問官のゼン・アーチャーにして悪魔狩人。ヒーローポイントも使っての毎ラウンド7発射撃の恐怖。 |
チャマディからの手紙により、エカルディンがエイローデナーマ(かつてのウエストクラウンの象徴といえる巨大なエイローデンの立像)にて致命的な儀式を行おうとしていることを知り、それを止める為に最後の戦いへと出向くこととなる。
”ウエストクラウンの子ら”のリーダーであるアラエル、ジャニヴェンも街を救う為に別働隊として(途中にさらわれたこともあり、アラウェルはすっかりヒロイン扱いだった。カルセイニカェ…)、檻のヘルナイトのリーダーであるゴーンウィルも合流し、最後の(因みにプレイヤーも、実はマスターも最終的にヘルナイトと同盟を結ぶとは思ってもいなかった。特に最初のシナリオ展開を考えるに)戦いに出向く前に、生還を誓ってお互い篭手を付き合わせるという何とも感慨深い展開からの出撃となった。
そして、途中ヘルナイトと対峙する盗賊会議と見せかけての待ち伏せをテオドリックがファイヤー・ストームで文字通り焼き払い蹴散らし(矢の雨でトシアキが死にかけたが)、皆でエリクサー・オヴ・ラックを飲み干し、チャマディの悲鳴の後、エイローデナーマより血塗れのレイピアを手に激昂しながら出てきたエカルディンと、いよいよキャンペーン史上最大規模の地図サイズ(36*34)でお送りする最終戦闘へ。
最初の敵は敵はエカルディンと盗賊会議の残党、そして壁用のエルダー・エア・エレメンタルだったが、これらはリリアナのディメンジョン・ドアからのトシアキとプリセラによる速攻で蹴散らされる。
しかし、当然ながらここからが本番で、目から真っ黒な(タールの)涙を流し、さらに炎を上げて燃え始めるエイローデンの像に、町中は静まり返った後に絶望の叫びが上がり、更に倒されたエカルディンは、突如現れたレディ・カルテッサの手にしたマモンのメダルを額に埋め込まれて巨大な「強欲の化身」(アバター・オブ・グリード)へと変容を始める。色々な事情により1ヶ月程機を逸してしまったものの、実はこれこそがキャンペーンの最後にやりたかったネタである。
時期的なこともあったがメダル(コイン)、欲望、最後に強大な敵といえば! 因みにデータ的にはおおざっぱに言えば超巨大サイズに巨大化してワーム・ザット・ウォークステンプレートを掲載したルーン・ジャイアントという感じで、ただ範囲盲目化攻撃が「黄金の煌めき」だったり、ブレスが「降り注ぐ黄金」(コインブレスで殴打+火。クリーピングコイン)だったり、掴みから発動する「黄金の冠」(頭を掴み、手から溶け出した黄金で相手を固める。元ネタはGRRマーティンの七王国の玉座でヴァイサリス坊やが貰ったアレ)と、若干ネタ気味だったりはした。
しかし、ルチアがタイムストップを発動して状況を立て直し、ヴォールトの矢がカズラエに叩き込まれ、更にティーパー・ダークネス(本当はあとサイレンスも入れる予定だったが)を纏い、リリアナの視界を奪って放たれた激震掌のセーヴも成功され、タイムストップからのディレイドブラストファイアーボール、そして自爆気味のサンバーストで闇も敵も払われ、プリセラの決死のフェイントからの急所攻撃(DC52に対して53で成功された)で真っ二つにされ、今度こそ絶命した。
そして、ヴァーサトル・ウェポンで武器属性を殴打に切り替え、相手の軽減を無効にしたプリセラにあわやトドメを刺されるかという処まで追い詰められたものの、hp1で踏み止まり、更にルチアにより盲目化を治療されたトシアキによる最後の一撃が決まり(まさかの3回攻撃を全部外し、危うく馬の方にトドメを刺されそうになったが)、強欲の化身は滅び去った。
最後にはウエストクラウンの自由と平和は市民達の手に取り戻され、新たな市長としてアラエルを迎えることとなった。
そもそも盗賊会議はシナリオとしても完成度が高く、更にマスターとしても色々と想像を喚起される部分があり、また色々とオリジナル部分を混ぜたりして大変楽しませて貰った。難を言えば、竜舞亭のセッション時間の短さだろうか(その解消の為に色々と工夫をしてみたのだが、総合的な解決には至っていない)。その所為で色々と出来なかった事も多く、今回も増援として出そうとしたグレイヴナイト+ドレッドスペクテターの群れを出すことが出来ず、また色々考えていた対策も処理能力過多ですっかり行使するのを忘れてしまい、AC48の超大型ライオンにデヴィルや盗賊達が一方的に蹂躙される羽目になってしまった。やはり最大の敵は時間と己の能力か(サブマスターを用意するかという話も出ていたが)。
1月迄の2ヶ月は同じ面子でミニキャンペーンをやる予定だが、暫くはもう少し軽いレベルで遊びたいところである。
(流石に専用レギュで制限を入れてまで軽量化はしたくないが、考えたくもなる時はある)。
0 件のコメント:
コメントを投稿