2011年10月3日月曜日

電子テキスト化ルールブックの話。

この間Twitterにて話していたのだが、Pathfinderを遊んでいる身としては電子テキスト化されたルールブック無しには絶対に公式キャンペーンを終わらせる事が出来なかったと実感しており、その恩恵は計り知れないと言えるだろう。

というのも、pdf版の方は英語テキストを直接拾う事が出来る為、コピー&ペーストでweb翻訳ツールに突っ込めば5割程度の解読度ではあるものの、日本語訳が得られる為かなりの負担軽減になるのは間違いない。かつて、10年程前になるがOCRによるルールブックの電子テキスト化を試みたが、日本語はもとより英語ですら誤認識が結構あり、結局取り込んだ文章のスペルチェックを行わなければならずこれでは到底使い物にならないという印象を受けた頃からすれば公式から手軽に電子テキスト化されたルールブックを得られるというのは桁違いの進歩であると感じる。

因みにTRPGの電子書籍化ルールブックは検索性に難があるという話を良く聞くが、これは単純に画像として取り込んでいる(所謂自炊)だけな為だと思うがどうだろうか。更に言えば、章ごとの切り分け、pdfの編集機能としてのしおり付加等を行えば何とかなる類の部分だと思うのだが。
(紙のルールブックだって検索性を上げる為にタグを付ける等の工夫をするのだから、何もせずに読みづらいと訴えるのはあまり利口ではないと感じる。)

ただ、私が盲目的Pathfinder信者であることを除いても、Paizoの電子書籍化ルールブックは業界内でも最高水準の商品であることは間違いない。例えば

・冊子ルールブック発売と同日からダウンロード可能。
・冊子ルールブックよりも安価(特に大冊子のpdf版価格は約1/5で10$以下となる)。
・事前に冊子版の販売予約をしておけば、無料で入手可能。
・一括ファイルと章ごとの分割版の両方がダウンロード可能。
・エラッタ、アップデート等の対応があり、更新時にメールが来る。
・アカウントごとにダウンロードが管理されており、最終ダウンロード日が表示される。

流石に何処にもこれと同じ対応をしろとは言わないが、せめて上に挙げた半分ぐらいは達成出来なければ正直電子書籍化ルールブックとして販売する価値はない、は言い過ぎにせよ長きに渡る運営とそのものの普及は望めないだろうとは思う。

ついでに言えば、prd(j)を初めとして自作も含めて(というか大半自作だが)各種セッション用PCツールを駆使しなければ最早GMをすることすらままならない身の上としては、こういったツールやオンライン/オフラインサマリーが他のゲームでももっと普及すればいいのにと思う事は多々ある。
OGLのようにライセンスの有効範囲をあらかじめ明記しておくというのは、曖昧に著作権の話をするよりかは大分前進的ではないだろうか?

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