2011年10月26日水曜日

2011年10月の幻想世界のTRPG空間の話

因みに画像は1/4320の奇跡…ある意味私らしいが。
DAC等で「参加出来る機会自体が少ない」という事も言われて、そろそろ初心者向けのシナリオも組まなければと思い、丁度良いタイミングと主催側の尽力により立卓の機会に恵まれやすい幻想世界コンベンションを借りて初心者向けのテストセッションを開催させてもらった。
参加してくれた猛者は以下の通り。キャラクターはこちら。
プレイヤー名前種族クラス特徴
makkouブレンディハーフオークファイター秩序にして善のグレートソード使い。ひたすら戦場を駆け回る突撃者。
キメラ大名ダリスドワーフファイター秩序にして中立のドワーフ。AC25の鉄の壁。
Waizマリオンハーフエルフファイター中立にして善の一応パーティーのリーダーにして、まだ29歳と強固に主張する職場と結婚した年増鉄仮面伝説こと長柄武器戦士。
Rajaハシム人間ファイター混沌にして中立の弓ファイター。多分眉が太い狙撃系。
くらげるミリアム人間ファイター混沌にして善のモテカワ系足払い戦士(ただし魅力7)、実は知識枠なので眼鏡キャラ。

また、Twitter等で宣伝を手伝って下さった諸氏にはこの場を借りて感謝したい。

まずはキャラクターの紹介やゴラリオン世界を色々とネタを交えつつ説明。カイデン神の解説やシェリアックス、ゲブやニューメリア辺りを解説しておくとウケが取れるというのはマスターとして興味を持って貰いやすく有り難い。
『君達は現在ソルク(カタペシュ西部に存在するカタペシュ第2都市、交易の中継点として有名。通称『女神に見放されし都市』)より東方に位置する街道沿いで戦闘に巻き込まれている。というのも、君達は数日前迄とある武勇で名を馳せた将軍ガターヴィーの元で戦っていたが、残念ながら将軍は暗殺され、また貴族達も我先と相手に投降し、結果として敗残兵として逃亡し、狩られる立場の君達だけが残った。
そして、君達はもう少しで何とか敵の包囲網を突破出来るというところまで来た。』

という微妙に時事ネタを絡めた導入で敗残兵狩りと戦闘開始。今回は珍しく(というか事前に作成していた地図が雷で3時間の作業と共に消えた為)flipmatを使っての戦闘をしてみたが、回り込んで射界を確保するクロスボウ兵、何とか突破口を開きたいPC側、そして妙に走るマスターのダイスと意外と面白い盤面となった。



その後のシナリオの流れについては、waiz氏辺りが書いていると思うので其方に任せるとして、GMならではの裏話や反省を幾つか。

そもそものコンセプトは「Pathfinderというものを知って貰う」というのは言うまでもないが、「他のキャラクターとの連携」や「各キャラの役割や立ち回りの違いを明確に」というのを強く意識して貰うようにキャラクターを作成した。その為、どのキャラも比較的得手不得手がはっきり出せたと思う(足払いだけは遠近両方の武器持ちなので若干万能感があったが…メイン武器も含めて弄るべきか)。そして、使う前に相手が倒れてしまったにせよセーヴを振る場面をもうちょっと追加するべきか。
只、単純に「突っ込んで行って殴るだけ」でも充分機能するようには出来ているので、そこは恐れず突っ込んで行って欲しかったと思う局面もあるにはあったが(とはいえあのダイス目ではそれも厳しいか。d20の期待値は17と言い張る人ほどではなかったが)。

最初の戦闘が存外厳しいものになってしまったのは反省。もう少し段階的に戦闘経験を積ませるべきだったか。あと、「初心者は何が分からないかが分からない」というのを失念していたのは我ながら反省。それから、初心者と熟練者を上手く座らせて、もう少しGMの負担軽減と初心者対応を上手く廻せたのではないかと思う処は多々あった。
いつも作成している説明用サマリーについては、それを移動/通常/全ラウンドに分けて書くともう少し理解り易くなるか。
戦闘については段階的に複雑にするように改良が必要。あと、一応AC20に対して普通の雑魚で出目11程度で命中するようにデザインしたのだが、思いの外命中したことでプレイヤー側が萎縮してしまったのでもう少し下げるべきか。
あと、キャラクターシートについても、もっとスマートに、というかやはり文字ばかりだと初心者には難しく感じられてしまう為、この辺も編集等を入れてGame's Dayぐらいの代物は難しいにせよ、せめて引かれない代物は作りたい(この辺りはBeginner boxが参照になるか)。
反省、問題も含めて色々と得る物、気が付く事が多く、参加してくれた皆にはこの場を借りて感謝したい。また、願わくば今後もPathfinderで遊んでくれると幸いです。

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