2013年6月22日土曜日

ダイストレイの話。


 少々前にTwitterで盛り上がった話題なので改めて。
以前のblogでも書いたが、私はTRPGのセッションを行う際にはプレイヤーへダイストレーの利用を推奨しており、また大抵の場合は持って来ていないだろうからこちらで準備したものを使って貰うようにしている。
というのも多くのルールでは判定にダイスを用いる訳なのだが、何度も行うこれを卓の端まで(そうでなくとも明後日に方向に)ダイスを転がしたり、或いは卓から落としてしまったりせずに判定をスマートに行えることで卓の時間短縮が出来るし、何より格好が付くからである。
因みにダイストレイをGoogleで検索すると真っ先に出てくるのがこれで、私も借りて何回か使用したことはあるのだが、木製の壁があるものについては正直あまりお勧め出来ない。
というのも重くかさばる為に卓内での取り回しが不便な上に何より複数揃えるには些か高額だからである。特にD&D系列のマスターは、基本的に持ち運ぶ荷物が多くなる為に少しでも荷物は減らしておきたいところだろうし、卓上でもどう使ったものかと持て余し気味だったのを良く覚えている。

過去にはステンレス製コースターの裏にコルクコースターを敷いたものや、LFBカードトレイを使用していたこともあったが、前者は転がすと結構音が響く上に反発係数の高さ故にダイスがトレイから飛び出すことが多く、後者は使い勝手は悪くないが壁が高すぎて相手方からダイス目を読むのに苦労する上に案外嵩張る為に持ち運びが難しく、最終的には輸送中に破損してしまった。


そして、現在使用しているのはこのクロスライン入り革製ボタンワイドトレイなのだが、これはそこそこ安価(モバコインカード1枚程度)で耐久度も高く、またボタン式なので持ち運ぶ際には四隅のボタンを外して平らにして荷物の中に放り込める為に大変重宝している。
私はプレイヤー用に2つ(2人で1つを共用する計算。6人卓がメインになるのであれば3つあっても良いのだが…)、GM用に小型を1つ用意して使用している。
また、デザイン的にもそれなりに見栄えがするというのも良い点である。


因みに、ニトリでも”コンパクトトレー”という名称でこれより一回り大きな製品が販売しており、2つ購入すると貼り合わせることで互いのボタン穴が噛み合う為、持ち運びにも便利で価格も約300円と大変安価なのだがこれには重大な欠点がある為、あまりお勧め出来ない。
というのも、クッションが効きすぎる上に折り曲げる部分が凹形状になっている為、壁付近が落ち込む形の傾斜になっており、良くダイスがここにはまり出目が読めなくなるのである。そもそも読み方が特殊な4面や、面が大きい6面辺りではあまり起きないが、それ以上の多面ダイスでは割とよく起こり、良い場面で水を差すような状況にもなりかねない。

 道具としては機能と使いやすさが最重要だが、同時にデザインを備えていれば尚良く、多少値が張っても見栄えがする方が良いと私は考えている。
そういう意味でもこのレザーボタントレイはある意味大変私らしいアイテムだと言えるが。

2 件のコメント:

  1. 教えていただいて即購入して、即セッションに役立ちました!
    こういったツールを使うことでムダな時間短縮、楽しい時間の確保ができるといいですよね!

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  2. お役に立てたようで何よりです。
    こういう部分はちょっとした改善で劇的に良くなる部分もあるのと、僅かなこだわりが
    良好な結果を招く為色々工夫のしがいがあります。

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