2013年1月1日火曜日

新しくPathfinderを始める方へ。

新年明けましておめでとうございます。
さて、早速の話だがPathfinderに興味はあるが、何処から手を付けて良いのか理解らないという話を良く聞く。基本的な部分は無料で扱えるとはいえ、既に膨大な量のデータとなっており、また全ての情報が翻訳済みでない以上、手を付けづらい部分があるのも事実である。
そこで、個人的な経験による部分も含めてその辺りを書いてみたいと思う。


1.まず、用意すべき最低限のもの
・prdjにアクセス出来る手段、(あれば)ノートパソコン
 Pathfinderはルールが複雑である都合上セッション中に確認する事が多々あるが、無料かつ翻訳済みのルールサマリーであるprdjを参照出来るならばそれで解決可能となる。今時であればスマートフォンでも良いし、firefoxやChromeがストレス無く動かせる程度のノートパソコンがあるならばオフライン版htmlを利用する事が出来る。
オフライン版は素早い検索や全文検索、目的別リストの参照が可能であり何かと役に立つ。

・ダイス
 4/6/8/10/12/20面(4面は8面で、10面は一応20面で代用可能。但し6面を12面で代用するのは止めた方が良い)が必要となる。特にマスターをやる場合はそれなりの数を揃える必要があるが、この辺りは必要に応じて揃えれば良い。

・無地のスクエアマット
 戦闘で必要となる盤面を書く為に必要となる。勿論白い紙にマス目を印刷したものでもいいが、最終的にはこちらの方が安上がりとなるのは間違い無い。

・コマ
 代用品でも構わないが、サイズを揃える必要があるのと、矢張り絵が合っている方が雰囲気が出る。

 因みにダイス/スクエアマット/コマについては、去年発売されたPathfinder Beginner Boxで安価に解決出来るので購入をお勧めしたい。

・Bestiary1~3
 これはpdfでも良いので必要に応じて購入をしておいた方が良い。というのも、Bestiaryには全てのモンスターにフルカラーのイラストが用意されており、特に代用コマを使っているならば本来のイラストを見せて卓内のイメージの統一を図るとより盛り上がるからである。見せる方法はカラープリントでもタブレットPCによる閲覧でも良いだろう。


2.どう遊ぶか
 当然最初から高レベルで遊べる訳もなく、またデータの奔流に溺れたくないのであれば敢えて使用するルールを制限するのも1つの手である。ルールの追加は選択肢の拡張に繋がるが、同時にデータ量の増加にも繋がる為に、その結果チェックするGMの負担の増加にも繋がるのである。そしてデータの真価は扱ってみなければ理解らない事も多く、経験こそ最良の教師であり、失敗したからこそ学べる事も数多い。
特に他のシステムではあまり経験しない盤面での立ち回りや秘術/信仰呪文の選択等は「次はこうしたい」というモチベーションが得られれば次に繋がる事にもなる。
しかし忘れないで欲しいのは、これは娯楽であり、苦痛を感じて迄続ける必要は皆無であるということである。

 因みにルールの追加についてだが、GMが遭遇をデザインする場合はこの記事が参照となる。
>Pathfinder RPGのルルブ構造
http://21d6.blogspot.jp/2012/08/pathfinder.html

>We are Pathfinders!#100~とにかく始めてみよう・GM編~
http://galaxyeast.blog93.fc2.com/blog-entry-917.html

 次に遊ぶシナリオだが勿論”赤い手は滅びのしるし”やD&D日本語版公式hpにあるシナリオを改変したもので遊んでも構わないが、此処はやはり公式設定であるゴラリオン世界を使用して遊ぶことをお勧めしたい。というのもその地方の豊かな設定に結びついた(色々な意味で)愉快なシナリオを遊べるのは公式シナリオならではで、セッションを通じてより深くゴラリオン世界の様々を知ることが出来るからである。
 世界設定については勿論Inner Sea World Guideを始めとした設定集はBestiaryの時に言ったように説明を補足出来る様々なイラストが掲載されており買って損はないが、必要な設定は大抵シナリオ内に書かれている為、基本的にはprdjにある”内海地域”の各地域の設定を読めば充分なのである。

 そして、もし面子に恵まれ長く遊べそうならば、現在最も翻訳が揃っておりまたシナリオ展開中に殆ど地域を移動しないアドヴェンチャーパス”盗賊会議”が雰囲気を掴む意味でもお勧めしたい。

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