2013年1月10日木曜日

求める経験者としての振る舞い方の話。

 とはいえ何も問題が無かった訳ではなく。
 個人的な要求となるが、初心者向けセッションに於いて経験者プレイヤーに求めるのはメタ的な思考や先読みをしたり、シナリオの裏をかいてマスターを出し抜く事ではなく、ルールに疎い初心者プレイヤーを手助けし、必要であれば解説や行動への提案を行い、卓を円滑に進める事である。

 新年早々騒動を起こす気もなく冗談めかして注意したが、実の処セッションの流れ自体に支障を来すような行動が幾つかあったのと、せめて卓の持つ意図を理解した発言をして欲しかったこともあり、割と業腹であったとは言っておく。
しかし、メタ思考やシナリオの裏読みそのものが問題だった訳ではなく、一番の問題はそれらの行動が初心者プレイヤー達からセッションを楽しむ機会を少なからず奪ってしまった事である。これは例の件の時にも話したが、プレイヤーは誰しもが楽しむ為に卓に参加しているのであって、個人が自分の楽しみたいがだけの為にそれらの時間を大きく奪う事はあってはならないと考えている。また、卓を囲む他者を楽しませる事もプレイヤーに課せられた役割であり、ただ自分の楽しみだけを求め続けるプレイヤーが遠からず敬遠されるようになるのは必然だろう。

 経験者というものは、既に多くを学んでいるが故に正答をすぐに示すことが出来るが、こういった正しいやり方は自分たちの手で失敗を経てこそ学べるものであり、そもそも初心者向け卓とはその正解へと至る試行錯誤を学ぶ為の場所だったのだが。
キャラクターについてもシンプルに組んである(バーバリアンではなくファイターにした等)のは初心者にとって扱いやすくする為であり、構築に穴があるのは意図的で、力押し以外での物事の解決法を考える必要性が出てくるようにという意図があった。

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