2012年7月21日土曜日

DAC愛知2012の話。

竜舞亭の主催で開催されるDungeons&Dragons Aichi ConventionことDAC愛知も今年で3回目。とはいえ此方は変わらずPathfinderのGMとしての参加で、今回は低レベルかつ本家Adventure Pathの雰囲気を体験して貰おうということでCarrion Crown第1章”Haunting of Harrowstone”を使用することとなった。

面子は以下の通り。募集終了時は4名ということで色々厳しい雰囲気もあったのだが、最終的には当日参加もあり何とか5名でのセッション開始となった。

プレイヤー名前種族クラス
MAYAジーン人間サモナー(統合者)/モンク(僧兵)
エイドロンを纏うと全身に謎の広告が浮かび上がり、ヒーロー能力で巨大化するサモナー。
漆黒@夜の住人シュタイナー人間戦士
ギザームを得手とする足払い戦士だが、ダイス運に恵まれず。
のみすけカーリス=ウェット=ポーハーフオークバード
結果としてパーティー唯一の回復役となった。得意技はプレイヤーとマスターへの〈芸能:お笑い〉。
え~じアークトゥルスハーフリングモンク(禅弓)/ローグ
元モンクの破戒僧。小技が光ったものの、私の卓の恒例として不遇枠だった。
Arty=berylメリッサエルフウィザード(力術混合)
当日参加して貰ったプレロールド枠のウィザードで本シナリオの主人公扱い。

尚、以下はPathfinder Adventure Path #43『Haunting Of Harrowstone』に関するネタバレを含みます。 また、シナリオ自体は大きく変更されています。


シナリオの内容については過去の日記でも言及している為、詳細は割愛させて頂きます。
http://t-misaka.blogspot.jp/2012/01/201201carrion-crown1-1.html
http://t-misaka.blogspot.jp/2012/02/201202carrion-crown1-2.html


・ロロミール教授の葬儀
墓場に待ち構える村人達との騒動を踏まえつつ、ウースタラヴにおける一般的な認識、特にウィザードの扱いやロロミール教授がはみ出し者である事、PC達が遺言状と日記からロロミール教授に何が起こったかを知り、この先の振る舞いを決めるという流れで話を進行したが、教授の遺品の中に後に重要アイテムとなるカビに覆われた呪文書が発見された辺りで空気が不穏なものとなる。
しかし、ここから後半に至る迄一切大きな戦闘らしき行動が無い為、1回ぐらい何かやっておけば良かった気もする。流石に善良な村人を殴るのは気が引けるだろうし(キャンペーン時には問答無用で脅そうとしたお嬢様が居たが)。


・ラヴェングロの奇妙な日

施設を巡って情報を集め、事件の背景と真相を究明する場面だったのだが、もしもメリッサがいなかった場合非常に困難だったのは間違い無い。この辺りは事前にもう少し必要な技能等の情報を明かしておくべきだったかとも思ったが、一応事前にヒント等は出しておいたのでこの辺は駆け引きの範疇だろう。
随分甘い判定をしたりしたものの、知識枠連中の頑張りで一応何とかなった。

途中昼食となったが、結局施設内のレストランが開いていた為そちらで済ます事となる。時間的には有り難かった…寿司が食えなかったのは些か残念だったが。

あと、各所で話題になっているだろうけれど赤壁卓が凄まじかった…あのぐらいやれれば楽しいとは思うが、準備に掛かる手間と技術を考えると色々難しいところである(車でも確保されていれば出来ると思うが)。



そして復帰後、ファラズマ寺院の隠し財産(ついでに教授が過去に物色した痕跡を発見したりもしたが)を発見し、その充実のラインナップにうんざりしたり口外無用を言い渡されたり、夕方に街の広場で笛を吹くシャンダ議員から曰く付きの笛を買い取ったり、夜中に何者かに操られた血塗れのハンマーを持ったギブスに遭遇したメリッサが問答無用でスコーチング・レイを叩き込んで焼き殺しかけたりと順調に話が進む。



そして村役場での会議中にまさかの全員〈知覚〉判定を落としスタージを引き連れた霊障”イルマーシュの笛吹き”に襲われ、更に役場の中に頭だけのアンデッドであるビーヘッデッドを引き連れた霊障”モスウォーターの虐殺者”が出現し、そしてお約束通りと言うべきかジュジュ・ゾンビ化したロロミール教授が現れ、役場は混乱の極みに達することとなったが、音の霊障であるイルマーシュの笛吹きをカーリスが封じ、ジーンとアークトゥルスがスタージに捕まれるも、ジーンは強引に殴って引き剥がし、アークトゥルスの方はメリッサによるリベレイティング・コマンドで難を逃れた結果棘付きベストでトドメを刺すという愉快な状況になっていた。
ただ、パーティーの総火力を見誤っていたのもあり、少々戦闘に時間を喰いすぎた感があった…この辺りはプレイヤー側の構成もあるので何とも難しいが。


そしてロロミール教授にはメリッサの手で再び止めを刺し、事件の元凶となるハロウストーンの廃墟へと場面を移すこととなる。


・ハロウストーン刑務所


音もなく開く外壁の鉄門に歓迎され、本館の扉を開けようとしたところで偽神父の霊障に襲われ、鎌もとい斧のアニメイトオブジェクトに襲われるも、ジーンが相手では通る筈もなく返り討ちに。
そして、時間の都合で刑務所内の探索は大幅にカットする羽目に…毎度ながら私の卓のローグは不憫枠となってしまって申し訳無い。
その後、散々警戒されていた所長の妻ヴェソリアンナの幽霊からロロミール教授の最期(中盤まで追い続けることになる”囁きの道”の幹部であるオーレン=ヴラッドによりファンタズマル・キラーで殺された後、テレキネシスで屋根の上から落とされたガーゴイル像により顔を潰された)を聞き、また地下で凶悪犯のリーダーだったスプラッター・マンのゴーストが自分を殺そうとしている事、殺されたならばラヴェングロの外に悪霊達が解き放たれてしまうことを説明する。
そして、地下の牢獄にて首刈り斧を封印、その犠牲者こと首無しグルティス副所長を爆殺し、5人の死刑囚最後の一人であるスプラッター・マン(ゴーストウィザード8を制限有りとはいえ脅威度6と言い張る公式に戦慄を覚える。実際の戦闘では)と相対することに。
時間が無かったこともあり、待機からのサモン・モンスターは無しとした為にメリッサのグリッター・ダストのセーヴで1を振り盲目化し、アークトゥルスのゴーストタッチ・アローで(ファラズマ寺院の隠し財産のうちの1つ)追い詰められたものの、流石に早々に盲目状態を脱して呪文威力最大化マジック・ミサイルで反撃してアークトゥルスを気絶状態に追い込んだが、最終的に凄惨な笑みを浮かべたメリッサによって依り代だった魔道書にスコーチング・レイを叩き込まれて焼き殺されるという結末を迎えることとなった。
この辺は(価格的な問題で)躊躇する展開が多かっただけに実に楽しかった。
何とか時間ギリギリでセッションは終了したものの、かなり特殊なシナリオで予想よりもPC側の火力が低めだった為にプレイヤー側は若干厳しい展開も多かったという感じもあった。
色々ある伏線類は基本的にキャンペーンの次回以降に関連する話であり、その辺りをあまり盛り込めなかったのは反省。逆転裁判辺りも面白いのだが、それこそ2日掛かりになるのは間違い無い。 

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