今回のキャラクターは以下の通り。上記の通り今回も1人欠席で5人開催となった。
プレイヤー | 名前 | 種族 | クラス |
---|---|---|---|
ひろくん | リツ | ハーフキャットフォーク(ARGオリジナル) | サムライ/ファイター |
参加期間が来年のこの章の終わり迄延びた相変わらずアメイコ第一のクレイジ(以下略)さん。アメイコ絡みか否かで行動力が増減するのは猫故か。 | |||
Waiz | 南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク) | 人間/ウールフェン人(ARGオリジナル) | インクィジター(魔女狩り師・伝道者) |
この章の主人公という扱いの自称神官戦士。インクィジターの特性が敵との相性と噛み合っている為に主人公に相応しい活躍を見せる。 | |||
Makkou | シオン(紫苑)=カイジツ | ドラコニックヒューマン(ARGオリジナル) | モンク(気功師) |
型なんか捨てて殴りかかってくるNPCアメイコの妹で実質的なサブヒロイン(?)。 | |||
2xxP | サチ | アアシマール(自称) | クレリック(伝道師) |
ようやくエネルギー放出を入手したサーレンレイ信徒のクレリック。指導者の領域でパーティーを前傾姿勢気味に援護する自称14歳。 | |||
雅士 | ジョナサン=サイズモア | 人間 | ガンスリンガー |
元少年兵のピストル使い。ようやく念願の銃修練を得るも本人は欠席。 | |||
ろうなむ | 幻術のセルバンテス | ノームモドキ(ARGオリジナル) | ウィザード(幻術師) |
幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き幻術師。しかし主に使うのは火力呪文。 |
今回こちらのミスによりハロウ・カードを忘れるという失態を晒した為に久し振りにヒーロー・ポイントを使用したが、矢張り(こちらのハウスルールでは、だが)ある程度気軽に使えるカードと違いヒーロー・ポイントだと使用が鈍り今一つである。
0.前回よりの出来事
前回まさかの街中にて襲撃を受けて殺されかけるという出来事の直後よりの開始となり、翌日早朝には”石の目”スノーリの葬儀船に乗り込まねばならない為に消耗品の買い出し等をサンドル達に任せて慌ただしく休息に入った一行だったが、夜明け前に協力者の1人であり、”世界の冠”を超える為に必要となるガイド、ウルフ=ゴルムンドルの相棒でありウクサハッカより「今朝は海上に霧が出るので、葬儀は延期になる」という伝言を受け、果たして海上には濃い霧が立ち籠め、葬儀は日の入り迄延期となった。巫女の母を持つ彼女は、そういった事柄への勘が鋭いのだと語ってくれた。
そして予定が延期となり、空白時間を持て余していた一行を人気の無い湾に呼び出したウクサハッカは皆に櫂を投げ渡し「葬儀船に乗り込む為の訓練を始める」と言い渡す。音もなく海上を進むカヤックはこれから行う事の為に殊更都合が良く、また彼女が用意出来た船では一行の他に1人(=囚われのウルフ)しか乗せられない上に、昨日殺害された”長躯の”アスヴィグの夫婦を殺した特徴的な犯人達を探すべく彼の同胞が街中を探し回っており、自分は暫く姿を隠し出立の準備を急がなければならなくなったと説明し、いっそアスヴィグ達を皆殺しにしていれば面倒も少なかったともついでに(これは実際に皆殺しにした方が警戒値は低いと書いてある)愚痴た後で陶器製のシェーリンの聖印を渡し、何かあったら司祭にこれを渡してくれと告げて姿を消す。
1.”石の目”スノーリの葬儀船
ウクサハッカより操船技術を学んだことで、素人に毛が生えた程度とはいえカヤックを操ることが出来るようになった(0レベルの〈職能:船乗り〉として扱った)一行は、夕刻になり海へと出る。
途中シャークに遭遇するも、手持ちの食料を投げてこれをやり過ごし、無事沖に浮かべられた葬儀船へと辿り着いた。
甲板中央には油で浸され井桁に組み上げられた薪の上に布で巻かれた人型らしきものがあり、その前には蓋の上に燃える炭の入った革袋が置かれた油壺が時限発火装置として砂山の上に据え付けられていた。ひとまず発火装置を除けたものの、船より見える海岸には船の下層にある宝物を狙う盗賊を警戒して未だ監視の目があり、事を出来るだけ早急に済ませるべく一行は船の中を調べて廻ったが、甲板にあった人型の中身は木の人形であった。
ヒュウカクの嗅覚が甲板下より磯の臭気を、他に鎖を引きずる音を聞きつけ、厳重に封印された船倉への入り口を開けるとそこには鎖で繋がれ、狭い船倉内を這い回る眼帯をしたドロウズル・キャプテンの姿があり、一行の姿を見るや襲い掛かって来た。手にしたグレートアックスに殴られると生命力吸収を受けるが、しかしこれは下に降りた紫苑が裁き、その後ジョナサンの射撃により倒され、その眼帯の下にあった石(魔法による加齢とそのペナルティを無効化するアイウーン・ストーン)より彼こそが”石の目”スノーリであることを確認する。
しかし船倉には数多くの財宝に加えて魔法の兜があっただけでウルフの姿はなく、一行が船倉で様々物色をしていると発火装置を止めた筈の甲板より突如火の手が上がる。慌てて上部甲板へと戻ると、其処には闇夜に溶け込む真っ黒な船が葬儀船へと接舷しており、更に炎の中に浮かぶ6つの影…そう、ニンジャである(ナレーション:ゴブリン)。
ニンジャ・リアリティ・ショックに陥るプレイヤーを余所に燃え盛る炎を背に襲い来るニンジャ達を撃退していると、今度は巨大な蟹シャーク・イーティング・クラブが海中より姿を現し、船舷に近かったニンジャ2体に襲い掛かる(元々はシャークと戦闘に入っていた場合に出す予定だった)。
舫いでいた筈のカヤックはニンジャ達の手で切り離され沖に流されていた為、両手が塞がったクラブを横目にニンジャ達の船へと乗り込んだ一行は間一髪のところで焼け落ちた甲板と共に轟沈した葬儀船より脱出した。
余談だが、Night of Frozen Shadowsの解説には”Ninja versus Vikings!”の文字があるが、マジンガーvsグレートマジンガー程度の意味しか無い上にシナリオ的にはどっちも敵対するのでどちらかと言えば「ニンジャ&ヴァイキングvsPC一行」である。
あと、実のところニンジャ・スレイヤーはあまり私の肌に合わなかった(ネオサイタマ炎上読了で、小説の構造上の問題。表現方法としては漫画の方が向いているのではと思っている)。
2.シェーリンの神殿
しかし、葬儀船にはウルフの姿は勿論妖刀”翠閃”の影形もなく、状況としても行き詰まってしまった為、一旦報告の為にウクサハッカの隠れ家であるシェーリンの神殿へと向かった一行だったが、またもやあの”血の大鴉”の姿を神殿の屋根に認め、その直後に神殿の入り口より立ち上がった大型アース・エレメンタルにより吹き飛ばされる司祭の姿を目撃する。
アメイコ絡みでない為にやる気の出ないリツが出遅れるも、ヒュウカクがこれを切り伏せて司祭を助け出すも、こちらは陽動で司祭ヤン=ポーに陶器の札を見せたところ、神殿の裏通りにあるウクサハッカの隠れ家へと案内されたが、時既に遅く襲撃された後であり、其処には大鴉よりも更に大きな鴉、一行にとって見覚えのあるテングの羽根が残されていた。
暗躍する敵の影を追うも引き離される一方だった一行だが、ここで文字通りの意味で神の救いの手が差し伸べられる。葬儀船より盗み出した魔法の兜がひとりでに袋より飛び出し、自身はデズナ神に仕えるエンジェル:カッシシアンのヘルガルヴァル(Helgarval)だと名乗り、自身はこの地に於けるオニ達の活動、即ち”五襲の暴風”を監視していたこと、また一行の善悪を見極める為に今迄黙っていたがシェーリンの神殿の危機を救ったことで信頼に足りうる存在だと判断した為に姿を現したと語る。
ヘルガルヴァルは”石の目”スノーリの装備として振る舞っていた為に様々な物事を知っており、中でもティエン=シアとの交易ギルド”ライムランナーズ・ギルド(Rimerunners Guild)”こそが近年カルスガルドを賑わすニンジャ達による暗殺者集団”凍える闇(Frozen Shadows)”の表の貌であり、現在妖刀”翠閃”もアメイコもウルフも彼らの手中にあり、その長トールボリ=シルバースコルのここ数年の変心と近年アドバイザーとしてギルドに就いた”ルーンの使い手”ゴチとその相棒である”鮮血の大鴉”についても語った。トールボリは近年滅多に人前に姿を見せることは無くなったものの、カルスガルドの富裕層(その中にはスヴェン王も含まれる)に強い影響力を持っており、迂闊に手を出せばカルスガルドから追放されてしまうから、彼らを追い詰めるには確固たる証拠が必要であるとも。
3.ライムランナーズ・ギルドへの侵入
ヘルガルヴァルのコミューンでライムランナーズ・ギルド本部に確固たる証拠と攫われたウクサハッカが居ることを知った一行は、商人フィンの助けも借りギルド本部への侵入を試みる…ここでギルド構成員から話を聞き出すと行かない辺りがこのパーティーの方向性を示しているが。
セルバンテスによるインヴィジビリティ・スフィアで2階より侵入した一行は、巡回を避け、また危うく衛兵の休憩室に突っ込みそうになったものの何とか隠し金庫を発見し、そこから盗まれたと聞かされていた”アリルの鉄槌号”が本当はアスヴィグに貸与されていたこと、またアスヴィグに”フィンの家にあるティエン・シアの骨董品”を得る為の契約書、そして2年前に”石の目”スノーリより購入した”鴉の岸壁(Ravenscraeg)”と呼ばれる城塞を購入し、トールボリ=シルバースコルがそこに多額のギルド運営資金を投入していることを発見する。
更に1階で囚われていたウクサハッカを発見し、これを救出してギルドを後にする。ウクサハッカも近日中に”鴉の岸壁”へと移送され、またそこにウルフが居ることを聞いており、礼を述べた後でカルスガルドより脱出する為の手筈を整える為一行と別れた。
4.”鴉の岸壁”へ
アメイコ、ウルフ、妖刀”翠閃”のいずれもカルスガルドより南にある岸壁の城塞”鴉の岸壁”にあると判明したが、道中には広大な湿地がある為にスワン・ボードを購入し河沿いに進む。湿地に入ったところでオーカー・ジェリーに襲われ船に取り付かれるもセルバンテスのグリースではたき落として全速前進しこれを振り切る。
しかし、敵もこちらの接近を察知しており、今度はニンジャ達の首領らしき女とその配下達が行く手を阻むことに。火矢によって船が破壊され、また女ニンジャの投げる溶岩手裏剣(Earthfire Shriken)によってサチが火達磨になるが沼地に落ちて転がったことでこれを消し、ニンジャ達を退けた時には女は姿を消していた。
そして文字通り聳え立つ岸壁に造られた城塞”鴉の岸壁”へと到着、遙か高所にある入り口を目指すべく雪の降る中石段を駆け上がる一行だったが、その前に巨大な捕食虫であるスパイダー・イーターが立ちはだかり、足止めされている間に透明化したテング・ニンジャが先行したヒュウカクを挟み撃ちにすべく降り立つもシー・インヴィジビリティを使っていたヒュウカクはこれを見破り蹴散らす。
スパイダー・イーターもセルバンテスとジョナサンにより撃破、ここで時間となり今回のセッションは終了となった。
次回は敵本拠地に乗り込む直前より開始となる。中々に愉快な遭遇や記述が多いのと、今回の時点で”鴉の岸壁”の入り口遭遇迄は済んでおりそれなりに時間に余裕があるのでプレイヤー達には存分に楽しんで貰いたい。
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