2014年1月3日金曜日

2013年12月の幻想TRPGセッションの話。:The Eclipse

2013年最後となるセッションだが(更新は年を越えてしまったが)、幻想TRPGコンベンションに参加することに…開始前の挨拶で何故か天皇誕生日にこだわる主催は兎も角として(個人的には「リア充っぽいことをしようぜー」と友人を誘い出掛けてきたが)。

以前入手したDwarven Forgeの立体ダンジョンタイルのお披露目やテストと多忙もあり入手したまま今一つ検証が進んでいないBestiary3と4のデータを使ってみようと思ったのと、偶には単純な物量による殴り合いをやろうかと考えオリジナルの拠点防御シナリオ(ノリとしては所謂タワーディフェンスだが)となった。

今回参加してくれた面子とキャラクターは以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス
雅士ギルガメッシュハーフエルフパラディン
プレロールドのパラディンで人呼んで”雑種の”ギルガメッシュ。凶悪武器バルディッシュを手に前線を戦う聖騎士。
Waizアリシアティーフリングウィザード(呪文銃士)
何処かで聞いた名前の魔銃使い。パーティーのメイン秘術使いがこれである。
Makkouシャルネサンサーランウィッチ(垣根の魔女)
もう1人の秘術使いにしてメインヒーラー。サンサーランの転生記憶による呪文選択が今回の支えの要となった。
2xxPオーソテングローグ(剣匠)
ブラーを使い敵の目前で忽然と姿を消し急所攻撃を行うテングの特性を最大限に生かしたグレートソード使いの剣匠…というよりSHINOBI。
色々あり、何というか見知った面子のみとなってしまったので当初初心者向けだった敵データと構成を躊躇無く改訂しておいた…しかし何という偏ったパーティー。


0.廃寺院への道中
 カディーラの郊外にて発見された太古のサーレンレイの廃寺院へと向かう女僧侶パヴォレアル(pavo・real、スペイン語で”孔雀”)の護衛の為に雇われた一行。既に先行の調査隊も向かっており、また交易路からも大きく外れた荒れ地の中にある為に何かが棲まう気配もなく護衛と言っても形だけのものになるかも知れないという解説に反して、早速ジャッカルワー率いるノールとダイア・ハイエナの山賊団に襲われる。 
名前の通りジャッカルへの変身能力を持ち、名前に反してライカンスローピーを持たない代わりに(DCは低いが)睡眠の凝視というヒドイ能力を持つジャッカルワーだったが、シャルネとの睡眠合戦に勝つもアリシアを寝かせるに留まり蹴散らされる。
しかし、死に際にジャッカルワーは一行に滅びの預言を残し、またそれに不穏なものを感じた一行は先を急ぐこととなった。

 因みに今回セッション準備中にプリンターが壊れた為にいつもの立体マップ用の設計図が出せなかった為写真で代用したが、参加者が慣れていればまだこれでも何とかなる感じである。勿論印刷してある方が楽だし早いが。

 昼食は共和駅方面にあった以前より気になるうどん屋”大島屋”に。例の中華屋から更に先なので車を走らせたが値段と味とメニューの種類を考えると一番向いている店かも知れず。


1.サーレンレイの廃寺院
 目的の廃寺院に到着したが、出迎えが無い上に寺院の扉が開いており、更に日蝕が始まり陽光が急激に翳り始める。 
 何事かあると察し、オーソに先行偵察をさせると奥には血塗れで倒れた学者を前に困惑する盗賊らしき集団の姿が。どうも事情がありそうだと踏んで交渉に入る一行に、盗賊達はひとまず警戒を解き自分たちが来た時には既にこうなっていたと語る。
そうしていると左右の扉から小柄な生物、ラクシャーサのダンダスカが飛び出して来て盗賊達を含めた一行に襲い掛かる。プレイヤーから聞かれたが、もしも勇み足で盗賊と戦闘になっていた場合、易々と背後を取ったダンダスカに襲い掛かられることになっていた。厄介なダメージ減少と強力な呪文抵抗を持つ(CR5でSR20は驚異的)敵に苦戦はしたが、頭数で押し切ったこともあり戦闘は難なく終了、盗賊達はここに宝は無く、危険な事が起きつつあるのではないかという嗅覚を働かせて早々に去って行った。

 その後、倒れていた調査団の長を治療し事情を聞くと、先程の悪鬼の如き小人が一行に襲い掛かり、死んだ者達は扉の奥に投げ込まれたという。奥へと続く扉を開けてみると部屋の手前側一面が血で汚れているにも関わらず、何故か境界線でもあるかのように奥の扉周辺は綺麗に血が消えており、またその周辺には干涸らびた死体が転がっていた。

その奥の扉の中には、中央には磨かれた石版が、天井と壁には一部朽ちて剥がれ落ちてはいるものの、太陽神サーレンレイと破壊神ロヴァガクの死闘を描いたモザイク画が天井に描かれており、その中央にある太陽を模った天窓からは日蝕の太陽が覗き、運悪く次元の裂け目を見つけてしまったシャルネの目には、複数の目と触手を持ち、鋭い牙の生えそろった口を持つ巨大な生物の姿が映る。
 壁画に描かれた情報からこの場をロヴァガクの落とし子が封印された場所だと理解し、今はまだ大丈夫だがこの日蝕により封印が弱まることでそれが開放されてしまうと知ったパヴォレアルは、一行にはその間にこの場を守り切るように伝え封印を何とかして持ちこたえさせようと単身儀式を開始する。
そして迫り来る脅威に備える為に建物内にあった石材や樽を使ってバリケードを造っていると、先程去った盗賊の1人が全身血塗れで舞い戻り、更にその後からは弓を手にしたゴブリン達が追いかけてくる。敵が攻めてくる事を知った後の行動は早く、アリシアが極悪呪文ローサム・ヴェイルでゴブリン共の足止めをし、ギルがエンラージ・パースンのポーションを取り出して飲みバリケードの後ろからフォーチャードでゴブリン達を薙ぎ払う。
そして調子を取り戻した盗賊を一次的だが戦力に加え(今回は手間の単純化ということで、隣接者にボーナスを与えるユニットとして処理した)、アリシアが右翼の物見台に立ち、シャルネのエア・エレメンタルの使い魔が左翼から敵を監視すると、敵は予想以上の軍勢で、まずダイア・ウルフに騎乗したホブゴブリン達が攻め入って来るも、これもヴェイルに阻まれギルによって首を撥ねられ、歩兵のホブゴブリン達も迂闊に攻め入れず膠着状態に陥る。


2.本隊の到着
 しかし、敵方にいたフレイム・ドレイクとその騎手が動いたところで状況が急変、ドレイクは身体にゴブリンをしがみつかせ飛び、アリシアのいる物見台を火球のブレスで一掃したところでゴブリン投下兵が次々と降り立った為、アリシアはウェブを張り撤退を余儀なくされる。因みにフレイム・ドレイクを選んだ理由は脅威度が低く、筋力が高い為可搬能力に優れているからである(頭が悪いので扱い易いというのも)。
此処で遠隔武器でドレイクを狙うことが出来たなら良かったのだが(プレロールドキャラクターには5レベル弓ファイターも用意してあった)、無いモノは仕方無く一行は再度後方に戻りゴブリン達を空輸するドレイクを見送るしかなかったが、左翼は厳重に鍵がかけられた上に扉の前に樽を置き容易に開けられないようにされていた為、左翼側へと空輸されたゴブリン達は足止めを喰らうことに。ウェブに阻まれたゴブリン達はとっておきの錬金術の火を使いウェブを焼き、1人は穴の開いた壁へと貼り付き銃眼よろしく矢を一行に射掛ける厄介な固定砲台と化した。
  そして、次に見えたオーガとヒル・ジャイアント、ブガーン(Buggane)と謎の巨人を食い止めるべくシャルネによるウォール・オブ・アイスの向こうで待ち構え、オーガとヒル・ジャイアントの軍勢は壁とギルの奮戦で食い止められたものの地面を掘り一行の後方へと出現したブガーンと(CR5としては極悪な能力の数々は実際に読んで知るべきである。特にEarth Distortion)空を飛び火を放つオーガ・メイジ(若干弄った)の侵入を許した為、アリシアの手で張り直されたローサム・ヴェイルでオーガ達を裁き、内部の敵に集中することに。
オーソが常のようにブガーンを〈隠密〉による急所攻撃で狙おうとするも「振動感知」の素敵な一言で阻まれ、更にオニの一撃を受けて昏倒、現状唯一の癒し手であるシャルネの手は空かず(そもそもウィッチであるにも関わらずまどろみを使う暇すらなかった)ここから雪崩の如く戦況が悪化するのかと思われたが、封印の儀式を終えたパヴォレアルが奥の部屋から飛び出して間一髪でオーソを死の淵から救い出す。


3.The Eclipse
しかし、簡易の儀式による封印では完全に封じられず、完全に太陽の失われた日蝕の刻限の間のみではあるがロヴァガクの落とし子”終焉の歌い手”ヴォルナグル(Volnagur,The end-shinger)の末端が出現し、一行を餌にせんと襲い掛かろうとする。これをシャルネが(1つ前の仮面ライダー宜しく)ウォール・オブ・アイスの二重張りを立て続けに行うことで足止めし、更に敵軍の黒幕であるラークシャサ・マライも刻限が迫っていることで正体を晒し攻め込んでくる。マライは必殺のエネルギーの矢をギルに向けるも、其処は流石にパラディンで全てセーヴを通し、更にブガーンとオニもパヴォレアルのファイアー・ボールで吹き飛ばされる。

 いよいよ敵味方共に後が無くなったところでアリシアの銃口がマライを捉えた…かと思われたがここでまさかの暴発。矢張り名前が悪いのではないか?
 そしてヴォルナグルの舌は何重にも張り直されたシャルネのウォール・オブ・アイスに阻まれたまま消え(ダメージが入ると混乱状態に陥る愉快な代物だったのに)、マライもあと1ラウンドあれば再度エネルギーの矢を放てたが、それは同時に時間切れを意味した為に待つことが出来ずギルガメッシュに討ち倒され、空には再び太陽の輝きが戻った為に残りの軍勢も撤退して戦闘は終了となった。

面子の事もあり普段のシナリオではあまり使えないネタやモンスターを色々使ったこともあり、個人的には大変楽しかった。ただ、流石に5レベル辺りでは初心者向けとは言えないので次回以降はもう少し考えるべきだろうが。

そして、終了時告知で言われた幻想TRPGの新しいレギュレーションについてだが、個人的に言えば「貰えるものは貰っておけ」で良いと思うし(勿論単純でない方の意味では、マスターの負担に対する1つの回答としての在り方もある)、何よりそれが明確に失敗したという結論が出たらその時点で舵を切り直せば良いだけの話である、と考えている。

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