2011年12月27日火曜日

GMから見たプレイヤー・キャラクター構築の話。

私がマスターをする場合、特に卓を同席するのが初めてだったりする場合は大体かなりの温情で情報を与えたりアドバイスをするようにしている。というのも基本的にキャラクターが全く活躍出来ない状況というのはプレイヤーにとってもマスターにとっても非常にストレスが掛かるというのは知っているし、何より只でさえマイナーで覚えることが多いゲームなので少しでも楽しんで貰いたいと思う部分が根底にある。

しかし、今回のCurse of the Riven skyで問題だったのがファイターの構築がお世辞にも良いとは言えず、しかも1回目に参加出来なかった為にその酷かった部分を把握して貰えなかったことだった(実は《精密射撃強化》を持っていないアーチャーも厳しいものがあったが…もっとも、それでも平均クラス以上に戦えるのがPathfinderのファイターの優秀なところだが)。

1セッションで1回使えればマシかどうかという基本的に(控えめに言って)使い勝手の悪い特技《大旋風》を中心に構築していたというのもあるのだが、それ以上に大型サイズよりも小さな敵が出現しないシナリオで武器は+1キーン・ロングソードのみ(材質でのダメージ減少を無視する手段が無い)、間合いを広げる手段がエンラージ・パースンのみ(《大旋風》を使用する前に殴られ放題で間合いの外に逃げられる)、飛行戦力に対する対抗手段が無い、ACは高いがhpが低い等あり、更に本人の都合ではあるのだが不参加となり、これを他人に任せるのはどうかと言いたい処もあった。

しかし、キャラクターの問題点を挙げたのだがこれはどうでも良く、本当に問題なのはこういう『明らかに運用の失敗しているキャラクター』を出された時にマスターはどの程度までアドバイスすべきか? である。
冒頭では言ったものの、マスターとしては度を超えた温情(や必要以上の情報)は与えたくないし、かといって手段を提示しすぎればそれは最早プレイヤーにプレロールドキャラクターを渡しているのと大差無くなる。また、マスターが思いもよらない手段でこちらが使い道が無いと思い込んでいるものの運用例を示してくれる事も期待している。

あと、ネタアセンを否定する気は勿論無いが、それで活躍出来なかった場合の保証を私はしかねるし、振られたネタは通用する範囲で運用するのをお勧めしておく。誰も理解らないネタで空振りし続けるのも辛いものである。

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