2015年3月23日月曜日

2015年03月の竜舞亭第一例会の話。:Jade Regent#18-Tide of Honor後半

Jade Regent5章も終盤。様々手を尽くした人員の確保も無事目処が立ち、改めてプレイヤー6人体制での開催が出来ることとなった。過去にも何度か言っていることだが、龍舞亭は平均年齢の高さもあってかプレイヤーの都合が合いづらく良く欠席者が発生する。それでもこちらはほぼ毎月開催出来ているというのは非常に有り難いことである。

今回の面子は以下の通り。プレイヤーも6名に戻り、欠席無しと幸先の良い開始となったことに感謝したい。
プレイヤー名前種族クラス
Pomtaケーン=タッカー=クララ人間ファイター(両手武器使い)/バーバリアン
口と態度の悪さに定評があるナギナタ使い。金に汚いが、最低限の矜持はあった模様。
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
ミンカイの初代皇帝の魂が宿ると言われる妖刀”翠閃”を振るうパーティーのまとめ役。久し振りに鬼と対峙して昂ぶる。
ちーアルゴ・ペデス人間ファイター/クレリック(神学者)
今回より加入の期待の新人。グレートソードを振るうデズナ信徒。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツ人間アーケイニスト
物語的に最重要人物であるアメイコの妹。呪文相殺がなかなか決まらない。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
サーレンレイ信者の自称天使のクレリック。パーティーの戦場操作担当。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使い。大物、小物いずれも狙う。
尚、以下はPathfinder Adventure Path #053『Tide of Honor』終盤に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。


1.新たな仲間と士屈逸との会見
一行が”聖なる兵器庫”へと戻ると、ジロウから異邦人の客を紹介される。彼らの噂を聞きつけて”聖なる兵器庫”へとやって来たアルゴは、旅の途中でミンカイへと立ち寄ったものの、”翡翠の宰相”の鎖国政策によって国外へ出られなくなり、またデズナの神学者としても圧政を見過ごすことは出来ず、一行と共に戦うこととなった。

そして前回救出したオー・サユミの仲介により、一行はサカカベの料亭にて秘密裏にシクツ=センナカの弟であるシクツ=イツル(Sikutsu Itsuru)との会談を設けることとなった。30代の男性だが、それより10歳は若く見えるイツルの目前でオー・サユミがシャミセン・オヴ・オラキュラー・ヴィジョンを爪弾きながら玉璽の正当性が朗々と歌い上げられ、これによりアメイコとシオンが間違い無くアマタツ家の血筋の者であることが証明された。
兄であるセンナカの凶行に心を痛めているイツルだったが、名誉と血統を重んずるが故に、またセンナカ自身も暗殺を怖れて常に大勢の兵達を引き連れて行動している為、直接センナカへと手を出すことは難しい。だが、センナカは年に四度趣味である狩りの為にシュリョウ・オンセン(Shuryo Onsen)を訪れ、その時だけは彼の警護も薄くなる。また、イツルは税を払わぬ村に火を放つように命じられながらも、これを果たさなかったことでセンナカにより切腹を言い渡された9人のサムライ達”九歩(Nine Pawns)”達を密かに匿っており、彼らは己の名誉を果たす機会を伺っており一行にも協力してくれるだろうと語った。


2.狩猟温泉の激突と士屈泉中の最期
センナカの別荘であるシュリョウ・オンセンは丁度サカカベと”聖なる兵器庫”の中間にあり、まさにこれからセンナカが別荘へと来ることを知った一行は、急ぎシュリョウ・オンセンへと向かった。温泉の周囲では人足達が大名を迎え入れる為の工事を急ぎ行って騒然としていた。人足達を横目に別荘へと続く道を辿る一行は、関所の扉が閉ざされていないことを発見する。関所の衛兵達はセンナカを斃し自身達の名誉の回復を願うロウニン達”九歩”によって既に片付けられており、彼らよりセンナカも先程別荘に到着したことを聞かされる。1日も経てばサムライが行列を成してこの別荘へと到着する為、警備が手薄な今が好機と見た一行は、”九歩”に後を任せてセンナカの別荘へと向かった。
裏口より潜入した一行だったが、センナカの部屋の前に”翡翠の宰相”より彼の警護を任されたヤマブシ・テング”嵐の衛兵”(Typhoon Guards)達が控えており、彼らと戦闘になる。サムライではなく名誉を理解しない”嵐の衛兵”達は突出したジョナサンの銃弾により次々と倒れ、残ったテング達もシオンによるスティンキング・クラウドで戦闘不能状態に陥るとすぐさま逃げ出す。
しかし、その間に準備をしていたシクツ=センナカとそのオーガ・メイジの護衛カズオ・ザ・ヨージンボウ(Kazuo the Yojimbo)は逆賊を返り討ちにするべく一行へと戦いを挑む。襖を蹴破ったヒュウカクに痛手を負わせ、一行の中で一番堅いジョナサンを斬りつけた迄は良かったのだが、彼の本来の護衛であるシクツ・サムライ達はシオンのスティンキング・クラウドによって到着を阻まれ、また護衛対象が逃げないことで退路を断たれたカズオもセンナカが倒された後に(センナカの護衛に失敗すれば、”翡翠の宰相”は間違い無く彼を処罰する為)ケーンにより後を追うように倒され、煙が晴れて主君の死を知ったサムライ達もその場で自刃し(死体剥ぎが出来ないことをケーンは悔しがっていたが)、ここにセンナカの暗殺は完了した。

センナカが亡くなったことで、イツルは彼の後を継ぎシクツ家を継ぐこととなり、彼とその同盟者達も反乱軍へと加わり、今まさに”翡翠の宰相”を倒す為の戦力が揃ったことになる。


3.聖なる兵器庫の包囲

しかし、暗殺が完了して”聖なる兵器庫”へと戻ろうとしていた一行の元へ、以前にクロイヤネ市場で命を救われた商人キノクニが息を切らしてやってくる。彼はオー・サユミに頼まれ、一行へと”聖なる兵器庫”に危機が迫っているという未来視を得たと伝えに来たのだった。
果たして一行が大急ぎで”聖なる兵器庫”へと戻ると、兵器庫の頑丈な門と扉は打ち破られ、そこここより煙が上がっていた。”聖なる兵器庫”の民兵達はオニの軍勢によって打ち倒され、ジロウはアメイコを逃がすべく砦の中で時間稼ぎの為に防戦一方となっていた。
以前一行が取り逃がしたドルイドのカミュ=パロが植物の兵士ポッドスポーン・ガードやライトニング・エレメンタル、そしてティック・スウォームを引き連れて一行を阻んだが、エレメンタルはサチのグレーター・フォービド・アクションによって無力化され、ガード・キャプテン達はヒュウカクやケーンの突撃、そして《転移旋舞》により肉薄したアルゴが一刀両断(実は最初に話を聞いた時はクレリック12/ファイター1で趣味枠だと思っていた…むしろ、戦場を自在に飛び回るヒール呪文の使える戦士というこのパーティーに一番必要な戦力だった)。スウォームは一旦カミュ=パロへと差し向けられた後にシオンにより焼き払われた。
次いで現れたのはセンナカの庇護を失ったことでローニンとなったクワ・オニ達のノブシとマーシュ・ジャイアントを引き連れたアタマフタ・オニのノブノブとトキコキト(Nobunobu and Tokikokito)で、空を自在に飛び、モンクス・スペードを構えて《転移旋舞》を使い血風を吹き荒れさせる彼らに苦戦し、虚を突かれたサチが倒されるがこれをアルゴが支え、雑魚を火力呪文で焼き払いながらシオンが壁にブラック・テンタクルズを生やして足止めしてこれを撃破する。
そして、奥からアメイコを取り逃がした怒り心頭のファイヤー・ヤイのニガンコナ将軍(Nigankona)が瀕死のシャレルを引き摺りながら現れ、一行を挑発する。師であり姉であるシャレルの惨状を目にし、こちらも怒髪天のヒュウカクが斬りかかるがニガンコナは手強く、手にしたテツボウ・オヴ・タイタンで破壊の嵐を撒き散らす。しかし、ジョナサンの銃弾、ケーンのナギナタ、アルゴの大剣による無数の傷を受け、最期にはヒュウカクの翠閃による一撃を喰らい、ニガンコナは倒されたのだった。

しかし戦闘終了後、僧兵ハベスタ=ハツエが行方不明となっていることが発覚し、新たな不安を予感させるところで今回は終了となった。

 次回はいよいよJade Regent最終章となる。予定では終了は7~9月頃とDAC愛知及びDAC本家と丸被りとなるが…まあ、何とかなるだろう(何とかするしかない、とも言えるが)。

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