去年の8月末に募集予定の114倍という莫大な額を記録したものの、そのあまりの参入者の多さに当初予定していた発送予定(2013年3月予定だった)から大幅に遅れたReaper Bones KSだったが、ようやく製品が手元に到着した。
私はVampire Level+αだったのでこんな感じだった。
材質は恐らく軟質PVC辺りだと思うが、今一つ確証は持てず。因みにBones自体が「材料をホワイトメタルから樹脂に変えていく」という企画だと思うが、それには大きな利点が幾つかある。
1.重量と材料費の軽減
比重で軟質PVCで平均1.25、ホワイトメタルは8.33程度なので単純計算でも約1/7の重量軽減となる。価格面ではkg辺りPVCが\140、ホワイトメタルが\2070という感じなので実に15倍近い。
2.生産効率の向上
3.形状の複雑化とサイズの大型化
スライド金型等でメタルフィギュアの時には難しかった形状も成型可能となる。また、ホワイトメタルの時には難しかった大型サイズのフィギュアも作成が簡単になる。
勿論、以下のようなデメリットもある。
a.金型が必要
樹脂成形には金型が必要となり、作成と品質を保つ為のメンテナンスに膨大なコストが掛かる上に固定資産扱いで税金が発生する。
b.大きな成形機とオペレーターが必要となる
この辺りはコストもだが、場所と技術者の問題で外注(Bonesは中国製品)となる。色々あるが玩具関連は未だ中国が主流の模様。
c.変形と経年劣化
軟質樹脂である為、外力により変形しやすく、また紫外線等による経年劣化で脆く破損しやすくなる。
とまあ私しか面白くない余談はさておき、Vampire以外の製品、特に特注品の類を簡単に紹介したいと思う。
●C'thulhu $10
ご存じクトゥルフ様御大。サイズとしては巨大(4x4)程度の大きさがあり、また造型も新造だけあって素晴らしい。金属製と違って組み立てしやすく出来ており、Pathfinder Battlesのフィギュアのように比較的容易に分解して持ち歩くことも出来そうである。
●Nethyrmaul the Undying $25
未だ肉の残るドラゴンゾンビという風情。こいつも新造品なので形状は素晴らしくバリも少なめ。サイズとしては高さがあるものの超大型~巨大程度。但し、狂ったように分割されている為、組み立てがなかなか大変だった。尤も、素材が柔らかい為噛み合わせの矯正がさほど必要ないのはPVCの利点だが。
●Kaladrax Reborn $10
まさかの超巨大フィギュア。有名な超巨大レッドドラゴンと比べると高さこそ無いが尾の形状やダイナミックな構図の為に迫力は引けを取らず(あっちはパースがかったディフォルメの所為もあるが)非常に場所を取るものの、重量はなんと1kgを切っている。これも新造品である為に形状は良くバリも少ない。
因みに昔のKaladrax様はこんな感じだったらしい…立派になったもので。
●その他の大型フィギュア
Frost Wyrm x1
Deep Dwellers x1
Fire Giant Warriors x1
C'thulhu x1
Kaladrax Reborn x1
Hydra x1
Nethyrmaul x1
Jabberwock x1
IMEF Paint Set x1
Starter Set 2 x1
Red Dragon x1
Mythos Monsters x1
Undead Giant x1
Undead Paint Set x1
Starter Paint Set x1
Frost Giants x1
Fire Giants x1
大本がメタルフィギュアの製品は流石に型が劣化しているようで少々大きなバリも目立つように感じる。圧倒的な安値だった為、もう少し買っておいても良かったか。
●MASTER COLOR Set
全色購入。$23で12色が揃うのであれば買わない手は無かった。因みに識別の為にキャップの上の窪みに色を付け、撹拌用の鉄球を3つ程入れておくと便利だと聞いた為にステンレス球を探してみたものの、結構な価格だった為結局こちらのMr.攪拌用メタルボールを購入。
●小型フィギュア
山程ある為チェックは後程。足場が無いフィギュアが結構多い。
と、こんな具合である。本格的に取りかかれるのはDACの後か。
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