2014年3月5日水曜日

2014年02月の竜舞亭セッションの話。:Jade Regent#06-Night of Frozen Shadows後編

 色々あり、今回で1人プレイヤーが交代することとなる第2章最終回だが、今回は無事にプレイヤーが全員揃うこととなった。しかしながら会場がいつもと違う為に様々あり(それでも終了時刻は変わらないのが些か不自由だったが)GMとしては今一つな結果となってしまった。

ともあれ今回の面子は以下の通り。
プレイヤー名前種族クラス
ひろくんリツハーフキャットフォーク(ARGオリジナル)サムライ/ファイター
相変わらずアメイコ第一のクレイジ(以下略)さん。今回有終の美を飾れるのか?
Waiz南条飛勇鶴(ナンジョウ=ヒュウカク)人間/ウールフェン人(ARGオリジナル)インクィジター(魔女狩り師・伝道者)
この章の主人公という扱いの自称神官戦士。今回女性の胸部にこだわりがあることが判明する。
Makkouシオン(紫苑)=カイジツドラコニックヒューマン(ARGオリジナル)モンク(気功師)
型なんか捨てて殴りかかってくるNPCアメイコの妹。色々な意味で鉄壁。
2xxPサチアアシマール(自称)クレリック(伝道師)
ようやく真実の姿(=フィギュア)を晒したサーレンレイ信徒のクレリック。腹パンしてぇ。
雅士ジョナサン=サイズモア人間ガンスリンガー
元少年兵のピストル使い。危機を愛する性癖と剣より強い銃裁きが輝く。
ろうなむ幻術のセルバンデスノームモドキ(ARGオリジナル)ウィザード(幻術師)
幻術の神シヴァナーを信仰する謎多き幻術師。幻術はどうした?

 尚、以下はPathfinder Adventure Path #050『Night of Frozen Shadows』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。


1.”鴉の岸壁”への侵入
  今回は前回直後よりの開始となり、既に敵にその存在を知られている状況で戦闘準備を済ませ何の躊躇いも無く突入する一行だったが、当然のようにクロスボウを構えた敵の一斉射撃が待ち受けていた。
しかし、サチの割り込みによるウィンド・ウォールがボルトを逸らし、セルバンデスのファイアー・ボールで正面の敵を一掃し一難を免れる。
そして敵を撃とうと前に出たジョナサンに忍び寄る影が…そう、ニンジャである。ニンジャにより転倒させられ毒の刃で麻痺したジョナサンを助けるべくシオン達が前に出たところで、上方の建物の梁に留まっていた鴉がレイヴン・スウォームとしてリツとセルバンデスに襲い掛かる。危うく目をつつかれ失明しそうになったセルバンデスがウィンド・ウォールの向こう側へと逃亡し一難を避ける場面も。

 とはいえ緒戦に手こずる程でもなく(大抵は慢心して要らぬ損害を出している気もするが)片付けて捜索を開始することに。


2.トールボリ=シルバースコルの変心/変身
 奥を探索すると、スープの香り漂う厨房や武器庫、そして太鼓橋が架かり山羊が草を喰むティエン=シア風の庭園に加えて怪しげな研究室があり、ガラスケースの中で暴れる死体とそれを見て怯える囚われの商人の姿があった。ガラスケースは触らなければ大丈夫ということが理解り、商人リュート=ハギスリィ(Lute Haggersly)を救出して話を聞くと、ギルドを私物化したトールボリ=シルバースコルを追放しようと行動していたところ、トールボリが目の前で紫色の肌をした巨人に変身し、捕まってしまい拷問を受けたとの話を聞かされる。更にガラスケースの中身がヘルワスプ・スウォームであると聞いた一行は慌てて部屋から出ることに。

 また、かつて東方から来た絹商人キマンダツとトールボリの変心はキマンダツと共に南方へと出掛け、嵐に遭いトールボリだけが帰ってきた時から始まったという情報を聞かされ、敵の見当を付ける。


3.”血の大鴉”ウォーデス
そのまま地下へと向かうか、それとも塔の上方へと向かうかで迷った後、(ハロウ・カードによる)天啓を得て塔の上方へと向かうことに。途中待ち伏せをしていた暴漢達を逆に制圧し、生き残り降伏した暴漢達にトールボリの正体を教え、リュートを町に送り届けさせることに。

 ここで昼食の時間となったのだが、いつもと会場が違う為に食事の場所に困り、手近なところで済ませることとなったのだが…正直、不味かった。注文が上手く行かなかったのは仕方無いが、魚介系パスタが不味くて午後に体調を崩す羽目に(イマイチなライスとかロウを食べているような食感のマカロニもひどかったが)。


再開後、そのまま螺旋階段を駆け上がり塔の上部へと出ると、テング・ニンジャ達と共ワーベア”斧使い”ジョーガン(Jorgan the Axe)が待ち構えており、更にシオンが踏み込んだところで中型エア・エレメンタルが後続を断つように召喚された上に更にレイヴン・スウォームの登場に加えて聞き馴染みのある忌々しい鴉の鳴き声が辺りに響き渡る。しかしプレイヤーの誰もが予想しなかった「覚醒した大鴉(awakened raven)のドルイド」とかRuneQuestかと。

”血の大鴉”ウォーデス(Wodes, the Blood-Feather Raven)の位置はヒュウカクがシー・インヴィジビリティで位置を見破ったものの、敵は空を飛んでおり手が届かず、またサモン・ネイチャーズアライIVの巻物を掴んで読んでいる真っ最中だった為にサチとセルバンデスのファイアー・ボールで強引に焼き、それでも耐えたがジョナサンの射撃により何とか中断させ撃墜した。
そして後顧の憂いを絶ち、敵の首魁が待ち構える地下へと向かう。


4.妖刀”翠閃”
そして地下へと降りると、水の流れる堀の向こう側に酒の入った樽と可搬式の橋があり、手前側の壁には呼び鈴が掛かっていたのだがこれを無視してシオンとリツが川向こうへと渡り、橋を架けることとなったのだが、向こう岸でリツが壁をすり抜けた爪の一撃を受け、更に天井に貼り付いていたエクゼキュージョナーズ・フットが一行に襲い掛かる。また、側にあった井戸から炎が吹き上がり、近付いたシオンに呼びかける声があった。
石炭と酒の臭いを漂わせる(エクゼキュージョナーズ・フットの弱点がアルコールである為、頭から被っていた。)謎の大型人型生物(プレイヤーは既に正体を看破していたが、ブガーンだった)をその正体を見定められぬままヒュウカクが一刀両断し、更にエクゼキュージョナーズ・フットもセルバンデスがマジックミサイルで蹴散らし一蹴、前回の冒険で仲間となったエンジェルのヘルガルヴァルが狭く手の届かない井戸の底にあったそれを回収し、やっとアマタツ家の家宝である妖刀”翠閃”を入手することとなり、これは現在の守護者たるヒュウカクの手へと渡った(実は知性ある武器を手に入れるのはプレイヤー的には2度目)。


5.オモヤニの道場
更に先に進むと木の看板の掛かった広い畳の部屋があった。早速シオンが歪んだティエン=シア知識で看板を略奪して中に控えていた門下生のモンク達を挑発して難なく制圧し、隠されていた通路から更に地下へと進む。


6.キマンダツ
最下層は最近構築されたものらしく、ティエン=シア風の装飾に何処からともなく流れる琴の音が響いていた。ヒュウカクが使用していたブラッドハウンドの呪文により強化された嗅覚でアメイコの臭いを嗅ぎ付けたことでリツがアレ特有のアレでおかしくなり、間の扉を調べることなく両側にあからさまに怪しいサムライの彫像が並ぶ扉より最奥の部屋へと直行。
扉を開けると中央には水をたたえた庭と鹿威しがあり、壁にティエン=シアの町並みが描かれた部屋でトールボリ=シルバースコルが待ち構えており、不敵な笑みを浮かべながら屏風の影へと姿を隠す。そして不可視状態で姿がヒュウカクにしか見えないが正体であるオーガ・メイジ”キマンダツ”がその姿を現すが、「詐欺だ」とか「その巨乳は勘弁」とヒュウカクにいわれのない敵意を向けられる。
また、一行の突入準備時間の間に十分な準備を済ませたハーフトロル・スプリガンのソーサラー”ルーンの使い手”ゴチ(Goti Runecaster)が手駒のアンデッド軍団を引き連れ一行の背後の部屋から出現、更に首領であるオモヤニ率いるニンジャ軍団、彫像もテラコッタ・ソルジャーとして動き出し一行に襲い掛かった。
道場の看板を手に弟子の不出来を嘆きながら挑発をするシオンに対し「弱き者は不要」と返答するオモヤニをヒュウカクが両断、ニンジャ達をシオンが蹴散らし、背後から来るゴチをセルバンデスがウェブで食い止める。左右より襲い来るサムライ・ガーディアン・スタチューをジョナサンの素早い射撃が打ち砕き、状況を大きく優勢に引き戻す。
しかし、ウェブをものともしないゴチがスティキング・クラウドを放ち抵抗する。悪臭雲に耐えたセルバンデスがファイアー・ボールでゴチ達を焼き払うが、(1回行動を忘れていた…あの店には二度と行かない)キマンダツが一行をコーン・オヴ・コールドで薙ぎ払うも致命打とはならず、”翠閃”の力を借りエア・ウォークを発動したヒュウカクに続き、フライのポーションを飲み迫るリツの一撃を受けて絶命、最後の力でその手にした呪いの金棒の力を使い、リツを道連れにしようとしたものの、あと一歩及ばずリツは生き残った(今回で出番が最後ということもあり、幕引きを考えていたのだが…)。

囚われていたアメイコ、ウルフ=ゴルムンド、何故か一緒にいたウィンター・ウルフのスクイグニ(Skygni)を救出したところで今回のセッション、そして第2章Night of Frozen Shadowsは終了、1年半に渡り付き合い頂いたリツのプレイヤーひろ氏と卓を同じくする機会も今回迄となった(とはいえ竜舞亭自体にはいるのでまたいずれ、となるだろうが)…何はともあれこの場を借りて感謝を。

次回より第3章The Hungry Stomeが開始となり、これもなかなかに癖の強いシナリオである為、GMとしても楽しみにしている(苦手な環境戦の経験を積めるというのもあるが)。


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