2013年5月29日水曜日

2013年05月の竜舞亭セッションの話。:Moonscar第2回


 Pathfinder Module"Moonscar"の2回目。プレイヤー的には前回のキャンペーンの続きなのだが、キャラクターがほぼ総入れ替えに近い為、マスターとしては(特にCarrion Crownは敵の種別が非情に偏っていた為)なかなかお目にかかれないヒドイ事になっていて大変楽しんでいる。
今回の面々は以下の通り。今回も残念ながら1人代理操作となってしまった。

プレイヤー名前種族クラス
雅士メノウ・サカキバラ(榊原瑪瑙)人間パラディン/ファイター(武器の達人)
残念ながら今回は不参加につき代理操作となったミラクルサムライ瑪瑙ちゃん。
Waizプリセラハーフエルフローグ(活劇剣士)/ファイター(武器の達人)
悪魔を騙す〈はったり〉によるフェイント特化型ローグ。瑪瑙とのひとりコンビ打ちが冴える。
2xxPハルカアンドロイドメイガス(ミュルミドンの王・言霊)/ファイター/ソーサラー(混血-賢者・変幻)/モンク(禅弓)
異様なクリティカル率を誇るパーティーのバ火力担当。色々使った末に結局コロッシヴの安定性に落ち着く。
ひろくんホロハーフエルフドルイド(狼のトーテム)/モンク
今回無事復帰となった、相変わらず非道い機動力と非道いACを誇る動く壁。
Makkouユナハ妖狐(ARGオリジナル)オラクル(二重呪い/生命)/パスファインダーサヴァント
嬉々として心術呪文をデーモンに叩き込む生命オラクル…?
ろうなむルカダークフォーク(ARGオリジナル)ウィザード/ハロワー
特殊能力は隣の人に運を渡すことと言わんばかりにダイス目に呪われたハロワー。今回の性格は語尾系。

 尚、以下はPathfinder Module『Moonscar』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。
 前回は月に存在する奈落のジャングルを超え、いよいよ敵の本拠地へと乗り込むところで終了。今回はその続きとなる。


1.休息と充足の神殿(The Shrine of Rest and Fulfillment)
金属製の重厚な扉を超えた先では、高価な乳香の香りが漂い、些か扇情的な衣装を身に纏い髪を高く盛った魅力的な女性達が入り口より両側に並び一行を出迎えた…翻訳して最初に抱いたイメージとしては今度舞台やソーシャルゲームになるアレとかその辺である(フィギュアはシンデレラガールズというひどい絵面だが…これをやる為に昨日頑張ったという話も含めて)。

アーケン・サイトへの反応も乏しく、〈変装〉と〈はったり〉で20を振った為に一行はこの明らかに怪しい状況を看破することが出来なかった。「此処は何の施設なんだ?」と尋ねると曖昧な笑みを返されながら案内され神殿内を見て回るとそこには冒涜寸前の格好をした美の女神シェーリン像(たかはし智秋JPYさんと呼ばれていたが)が並び、高額の楽器が並ぶダンスルームや地上で行方不明となっている20名程の男性が歓待を受けている部屋、(奈落のものではあるが)果樹園、そしてムワンギのヒカトの酢漬け、カタペシュの感想唐辛子、ティアンジンの砂糖漬け果物、そしてカディーラの白檀による魚の燻製といったゴラリオン各地の貴重な食物や嗜好品が贅沢に振る舞われるという此処にグレイが居たら2秒で任務を忘れるだろうとルカが語尾ににゃーにゃー付けながら言っていた。
 また支配人と思わしき女性から勧められたこともあり(実は〈はったり〉+48、〈交渉〉+40という詐欺特化型サキュバス・バード。何故かプリセラが真っ先に話に乗ってきたが)ホロとその相棒が2つある出入り口を見張りながら沐浴をすることとなったが、見張りをすり抜けて入って来た給仕より出された酒を(ハルカが真っ先に)薦められるままに手を付けることに。
当然食事は毒入りだったがこれは全員頑健セーヴに成功した為に効果を発揮することはなく、正体を現したアル-デーモン達が《転移挟撃》で沐浴中の一行へと襲い掛かる…しかし、Tome of Horrosのイラストは、その、何というか(因みに髪を高く盛っていたのは角を隠す為)。
この不意討ちでユナハが気絶、ルカがhp2迄追い込まれた上に外からの女支配人にしてサキュバス・バード”エウフィリキア(Euphrixia)”によるマス・デイズのセーヴを(何故かパラディンの瑪瑙も)落として行動不能となり、一旦撤退しようという話も出たが、瑪瑙のエネルギー放出でユナハが復活して”戦闘の癒し手”により高速化し、メタマジック・ジェムで遠隔化したヒールで状況を立て直し、《豹の型》を取りながら爪による急所攻撃でたっぷりと血を吸ったアル-デーモン達を(素手攻撃のダメージを自身の一時hpに出来る能力を持っている…要は常時発動ヴァンピリックタッチ)プリセラの狩人の奇襲と時折敵と間違われるハルカによる弓のクリティカルで次々葬り、女主人もホロに掴まれテレポートで逃げ出した為生き残ったアル-デーモンは戦意喪失し戦闘終了となった。

その後は入口を発見してエウフィリキアの部屋を捜索して貴重な書物と300年前に忽然と姿を消したアブサロムの発明家による望遠鏡を発見し、アル-デーモン達が”支配の円環(Dominax Annuli)”と呼ぶ更なる深部への入り口を発見する。

 此処で昼食。入りは若干遅くなったものの復帰は大体いつも通り。最近魚ばっかり食べている気もするが。



2.苦痛の円環(The Ring of Agony)の入り口
地下へと降りると、早速電撃の罠に出迎えられるがこれはプリセラが発見しルカがディスペル・マジック解除。更にその先には月の原住生物である飢えたソマルサイゴッツ(Somalcygots、一応この外見でも知的生物)の待ち伏せを受けるも、これもプリセラが事前に発見し酸の飛沫を全て身かわしで回避し、判別が充分でなかった為ハルカのコロッシヴ・ボルトが無効化されたりもしたが難なく撃退。


3.罪のプール(The Pool of Sin)と計画の檻(The Cages of Contemplation)
 次いで一行の前に現れたのは巨大な地下湖の所々に突き出た島の上に鎖で縛られ、拷問を受ける人々とその中でも一際目立つゴールド・ドラゴンとそれに拷問を加えるヘズロウ。
流石に前回で慎重になったのか瑪瑙がディテクト・イーヴルを使用したところ邪悪の反応があった為ルカが即メイズで除去すると憑依していた超巨大シャドウ・デーモン”ザストラクナ(Thastrakna)”が出現して戦闘となる。
 ヘズロウによる3連続ブラスフェミィで危うく瑪瑙と何故か異様にダイス目が悪いルカが飛ばされそうになった(ムーンスカーの特性により術者レベルが上がり、デーモン達にとって出身次元界として扱う一方、PC一行は他次元界の扱いとなる為)が、何とかこれを耐えて反撃、シャドウ・デーモンはルカによるプレディクション・オヴ・フェイラーへのセーヴには成功したがハルカの全力攻撃により1ラウンドで消し飛び、ヘズロウ達も水面下に引きずり込もうとするもライフ・バブルとウォーター・ウォークの為に上手く行かず、プリセラの急所攻撃で1体を葬り、更にユナハのオーヴァーウェルミング・プレゼンス(パスファインダー・サヴァントの能力によりバード呪文リストから引っ張ってきた)で3体が無力化された為に逃亡した。
メイズから帰還したゴールド・ドラゴン”マウリナキアン(Maurinaxian)”より話を聞くと、彼女とアアシマールのバード”ヒモタエ(Himotae)”とエンジェル達はこの冒涜的な場所を破壊する為に来たが、敢えなく破れ捕まっており、恐らくこの先に仲間達が居るという話を聞かされる。他の仲間達の救出を約束して一行は更に先へと進む。左のイラストは戦闘後に公開したが、まあ何というかネタバレである。

 このゴールド・ドラゴンは拷問終了後色欲のデーモン・ロード”ノクティキュラ(Nocticula)”の生贄にされる予定であり、もしもシャドウ・デーモンが逃亡した場合は早々に月表面にテレポートして窒息死させられる(必要なのは心臓だけなので)と書かれているので、まずメイズで消し飛ばすのは乱暴ではあったが最適解だったと言えるだろう。


4.苦痛の図書館(The Library of Torment)と天の破壊(The Breaking of Heaven)
 ゴールド・ドラゴンを解放して先へと進むと、其処には広大な図書館があったが多くの書物は背表紙のみが残されており、無事な蔵書は拷問と苦痛に関するものだけだった。背表紙から読み取れた名前はアブサロムの秘術院のものと、知られざる強力な呪文書、そして真実の愛の意味に関する論文や”囁ける大帝”の教義書の原書といった具合で、ルカが異様な興味を示していたが残念ながら内容を窺い知る手段は無く、次の部屋へ。
次の部屋には先程のゴールド・ドラゴンの仲間らしきモヴァニック・デーヴァが檻の中で倒れ伏していた(フィギュアはいつぞや作った縛られて喜ぶヒロインのアレ)。
 檻には近付く者を捕らえる罠が仕掛けられていた為にこれをプリセラが解除したところで隣の部屋より身体を青銅で覆われた2体を繋ぎ合わせたマリリス”引き裂かれた姉妹(The Cloven Sister)”が6本のロォカを構えて襲い掛かり、更に起き上がったモヴァニック・デーヴァは支配状態にありアンティマジック・フィールドを発動させ、マリリスによる尾に掴まれたプリセラは締め付けで気絶、更に背後からは3体のグラブレズゥが出現して挟み撃ちの形で戦闘が開始された。
 グラブレズゥのうち2体はユナハによるオーヴァーウェルミング・プレゼンスとホロの相棒によるとどめの一撃で葬られたが、逃れた1体による逆襲のパワーワード・スタンでホロが朦朧化、瑪瑙はマリリスによる怒濤の10連撃により切り伏せられる。クリティカル・ヒットが何度も出るもいずれも青銅の肌(ブロンズクラッド・テンプレートによるクリティカル無効化能力)に阻まれ決定打を出せず、ハルカも掴まれ絶体絶命の感もあったが、テンプレートにより[電気]への完全耐性を失っていたことでルカによる威力最大化チェイン・ライトニングを受けてやっとマリリスは倒されて爆発四散したがハルカを僅かに傷付けるに留まった。
その後、目覚めたエンジェルはこの神殿の支配者である強欲なる女王イズミアラ(Izmiara, the Insatiable Queen)の名を叫び礼賛しており、これは恐らくアーティファクトの影響であると判明した為仲間であるゴールド・ドラゴンに預けたところで今回は終了となった。

 次回が最終回となるが、今回でレベルアップが入った為に更に色々手を加える予定。間に様々色々ある為にそちらの対応もせねばいけないが。

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