2013年6月24日月曜日

Paizo6月の定期便の話。:We Be Goblins!


 ポモドーロテクニック実践の真っ最中に巨大荷物が届いた為、作業を中断して開封作業へ。
内容物は以下の通りだが、Shipmentが6/18なので今回はえらい早く来た印象がある。
1 x Pathfinder Pawns: NPC Codex Box
1 x Pathfinder Cards: Animal Allies Face Cards
1 x Pathfinder Cards: Iconic Equipment Item Cards
1 x Pathfinder Adventure Path #71: Rasputin Must Die! (Reign of Winter 5 of 6) (PFRPG)
1 x Pathfinder Campaign Setting: Castles of the Inner Sea (PFRPG)
1 x Pathfinder Campaign Setting: Dragons Unleashed (PFRPG)
1 x Pathfinder Player Companion: Kobolds of Golarion (PFRPG)
1 x Pathfinder Player Companion: Quests & Campaigns (PFRPG)
2 x Pathfinder Battles?Builder Series: We Be Goblins Display

 城、ドラゴン、コボルド、キャンペーン、ラスプーチンと多岐に渡る書籍関連はどれもなかなか面白かった。特に大冊子は基本的にどの世界でも遊べるようにしているが故にUltimate Campaignには書けず、それを補強する形のQuest and Campaignsに掲載されているゴラリオンでの冒険のヒント(という名のランダムジェネレーター)となる各種表には様々酷い事が書いてあって実に愉快である…ただ、問題はまたキャラクター特徴が増えたことだが。

 コボルド本は丁度つい先日にコボルド達をシナリオで扱ったばかりなのでこれが有ればもうちょっと色々面白いネタを仕込めた気もしなくはない。巻末にあった罠と奇襲でアイコニックキャラクター達と戦うコボルド達のイラストもどことなくコミカルで良い。

 そして皆騒然のアレこと"Rasputin Must Die!"だが、公式が出したイラストから理解る通りの代物で、内容もさることながら最高の笑顔を浮かべながら架台に据えられたM1910を乱射するリリアンヌ(Lirianne)に何とも言えないものを感じたり、Bestiaryに載っているどう見ても悪魔合体な代物に何とも言えない笑みを浮かべたり(ある意味今が旬のネタだが)。


 カード2種については特別記載すべき事も無いが、アミリ(Amiri)の持っている大剣にあくまで"Bastard sword"(彼女はフロスト・ジャイアントが持っていた大型バスタードソードを戦利品として獲得して使用している)と書いてあるのに失笑したり、特徴的な筈だが案外部品単位で見ると誰の装備だったかと思い出せなかったり。

 Pathfinder Pawns:NPC Codex Boxだが、これは廃人共のようにフィギュアへの膨大な投資は避けたいが、d20を遊ぶ上で多少は駒にはこだわりたい(又は単純に荷物の総量を軽減したい)という人にとって大変素晴らしいアイテムだと言える。14枚のシートには約350個(重複が結構あるので種類は大体300程度になるが)の中型クリーチャーと大型の騎乗動物や動物の相棒が含まれており、これだけあれば駒の種類で困ることはまず無いだろう。
難点を言えば、基本的にどれも絵柄が”濃い”ことだが。


 そして今回の目玉であるPathfinder Battles-Builder Series: We Be Goblinsだが、こういった感じの駄菓子屋を思い出すような箱いっぱいに袋が詰まっており、中には蓋付きブリスターに収められたフィギュアが入っており、初代Battlesのあの小さな箱を延々開ける作業をまた繰り返すのかと思っていただけにこれは有り難かった。
 フィギュアそのものは12種のうち8種は過去のリペイント品となっているが、幾つかのものは既に入手困難となっている為特に数が必要な雑魚ゴブリン辺りは大変有り難い(既に20匹以上居るが)。

 写真は左が以前のもの、右が今回のもの(Warlordのみ新旧逆だが)。
見て理解る通り、ゴブリン達の彩色は以前と比べると黒のウォッシングが入り質感は非常に良くなっているものの、色使いも暗くなっている為に好みは分かれるところである(ウォーチーフやゴブリン・ドッグ単体はやたら明るく気持ち悪い色に塗られているが)。数は2箱開けた限りではコモンが各3体、レアは各1体ずつのみと決まっている模様。

 このシリーズは今後暫く続く様子で、既に次期シリーズであるUndead Hordeのアナウンスがされており、こちらもリペイント品7種を含む12種類のフィギュアが販売されるとのこと。
アンデッド系は使う機会も多く、また値段も手頃なのでまた買うとは思うが、こういう時はやはりどうしても円高の有り難みを痛感させられる。

2013年6月23日日曜日

2013年06月のStepsコンベンションの話。:Pathfinder Society -To Delve the Dungeon Deep

 色々あって縁遠くなったが、前回の幻想宿泊コンベンションで同室となったこともあり偶には顔を出そうと思ったが開催の都合もあってなかなか上手く行かず、結果随分と久し振りの参加となったStepsコンベンションだが、早朝に90年代音楽をカーステレオで流しながら高速道路を良い感じに走って東へと向かったら梅雨の合間の晴天かつ気温も程々ということで危うくそのまま降りるインターを見失いかけた…直後本当に何処かに行きたくなるとは思わなかったが。

 Stepsは実セッション時間が大凡五時間程度と短く、プレイヤーも当日募集制ということで軽めのシナリオを準備しようと漁った結果、丁度Flip-matの地図がありシナリオとしても手頃なPathfinder Society Introductory Scenario - First Steps, Part II:To Delve the Dungeon Deepを選択したのだが…直後、このシナリオの中心であるランタン・ロッジ派閥の閉鎖が告知されるというネタのような話に。とはいえ遊ぶ分にはさほど影響はないのだが。
が、当日少々色々あり、冒頭の挨拶が杜撰なものとなってしまった為に参加者に対するアピールが宜しくなかったのは反省(元々こういうアピールやマイクパフォーマンスの類が苦手だというのもあるが)。

 そんな中、卓に参加してくれたプレイヤーの面々は以下の通り。こちらもより広く知って貰うのが目的とはいえ、未翻訳のマイナーゲーム卓に飛び込んでくれた初心者プレイヤーの面々にはこの場を借りて感謝したい(常連かつサポートに徹してくれているwaiz氏には最早本当に毎回感謝してもし足りない位になっているが)。
プレイヤー名前種族クラス
まるび まるなリスハーフオークファイター
ティエン=シア語で"日蝕"を意味する名を持つ日陰者、英雄になることを夢見て大剣を振るうハーフオークの女戦士。今回の冒険での抜群のキルマークを誇った妖怪首置いてけ。
ハッピートリガーレギオス・ラント人間ファイター
剣盾を構えパーティーの前線を構築する生傷の絶えないオールドスタイル・ファイター。
TOKアルバ人間クレリック(サーレンレイ)
前傾気味のパーティーを支える太陽神サーレンレイのクレリック。エネルギー放出の出目の悪さに苦しめられる。
waizティザリスエルフウィザード
基本思想が汚物は消毒タイプの些か自信過剰気味のエルフのお嬢様。
waizルーティア人間ファイター
何処かで聞いた名前のズドンメイド。しかし残念ながら肝心の弓が本家ほど振るわず。
しかし、やはり卓に女性が居るというのは良いもので、女性特有のコミュニケーション能力の高さと視野の広さのおかげで卓の雰囲気が随分良くなると感じる。特に私はシングルタスク人間で1つの作業に集中すると全く他の事が出来なくなるため、前回も今回もその辺りで随分助けられた。

 今回も定員割れから1人入って貰っての定員ギリギリでの立卓となった。卓紹介の失敗もあり、またそもそもが他と比べても知名度の低い海外未翻訳ルールである為に些か人を選ぶ代物なので強く推してくれる運営の人達には毎度申し訳無いと思う。勿論来たプレイヤーを存分に楽しませるべく準備しているのだが、プレイヤーの好みばかりは如何ともし難く。
そんな中、今回入ってくれたまるびまるな氏は大変楽しんでくれたようなので有り難い限りだが。

 尚、以下はPathfinder Society Scenario 『First Steps, Part II:To Delve the Dungeon Deep』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは随所変更されています。

2013年6月22日土曜日

ダイストレイの話。


 少々前にTwitterで盛り上がった話題なので改めて。
以前のblogでも書いたが、私はTRPGのセッションを行う際にはプレイヤーへダイストレーの利用を推奨しており、また大抵の場合は持って来ていないだろうからこちらで準備したものを使って貰うようにしている。
というのも多くのルールでは判定にダイスを用いる訳なのだが、何度も行うこれを卓の端まで(そうでなくとも明後日に方向に)ダイスを転がしたり、或いは卓から落としてしまったりせずに判定をスマートに行えることで卓の時間短縮が出来るし、何より格好が付くからである。
因みにダイストレイをGoogleで検索すると真っ先に出てくるのがこれで、私も借りて何回か使用したことはあるのだが、木製の壁があるものについては正直あまりお勧め出来ない。
というのも重くかさばる為に卓内での取り回しが不便な上に何より複数揃えるには些か高額だからである。特にD&D系列のマスターは、基本的に持ち運ぶ荷物が多くなる為に少しでも荷物は減らしておきたいところだろうし、卓上でもどう使ったものかと持て余し気味だったのを良く覚えている。

過去にはステンレス製コースターの裏にコルクコースターを敷いたものや、LFBカードトレイを使用していたこともあったが、前者は転がすと結構音が響く上に反発係数の高さ故にダイスがトレイから飛び出すことが多く、後者は使い勝手は悪くないが壁が高すぎて相手方からダイス目を読むのに苦労する上に案外嵩張る為に持ち運びが難しく、最終的には輸送中に破損してしまった。


そして、現在使用しているのはこのクロスライン入り革製ボタンワイドトレイなのだが、これはそこそこ安価(モバコインカード1枚程度)で耐久度も高く、またボタン式なので持ち運ぶ際には四隅のボタンを外して平らにして荷物の中に放り込める為に大変重宝している。
私はプレイヤー用に2つ(2人で1つを共用する計算。6人卓がメインになるのであれば3つあっても良いのだが…)、GM用に小型を1つ用意して使用している。
また、デザイン的にもそれなりに見栄えがするというのも良い点である。


因みに、ニトリでも”コンパクトトレー”という名称でこれより一回り大きな製品が販売しており、2つ購入すると貼り合わせることで互いのボタン穴が噛み合う為、持ち運びにも便利で価格も約300円と大変安価なのだがこれには重大な欠点がある為、あまりお勧め出来ない。
というのも、クッションが効きすぎる上に折り曲げる部分が凹形状になっている為、壁付近が落ち込む形の傾斜になっており、良くダイスがここにはまり出目が読めなくなるのである。そもそも読み方が特殊な4面や、面が大きい6面辺りではあまり起きないが、それ以上の多面ダイスでは割とよく起こり、良い場面で水を差すような状況にもなりかねない。

 道具としては機能と使いやすさが最重要だが、同時にデザインを備えていれば尚良く、多少値が張っても見栄えがする方が良いと私は考えている。
そういう意味でもこのレザーボタントレイはある意味大変私らしいアイテムだと言えるが。

2013年6月20日木曜日

2013年06月の幻想TRPGコンベンションの話。:Pathfinder Module:The Midnight Mirror


 諸事情により(具体的に言えば仕事が忙しかったからなのだが)久方振りの参加となる今回だが、そもそもの目的である「Pathfinderの知名度向上」に立ち返ろうとPathfinderらしさがあり、かつ初心者にも遊びやすいものを探していたら丁度良いシナリオがあった為にPathfinder Module:The Midnight Mirrorを翻訳してのセッションとなった。

 今回の面子は以下の通り…なんというか、初心者を取り囲む駄目なオッサンの図になった気がしなくもないが(気心も力量も知れた面々なので、ルールのサポートという面については安心なのだが)。しかしアアシマールが2匹いるとかどんなパーティーだ。

プレイヤー名前種族クラス
waizロリィン=ドルスハーフリングサモナー
魔蟲プチコマに騎乗し、敵を貪りいたいけな(?)初心者をヘイスト中毒に陥れる諸悪の根源。
スズルアリシア人間レンジャー(都市/案内人)
ニダル生まれの弓レンジャー。圧倒的火力と勘の良さ(そしてグロ耐性の高さで)パーティーを生存に導いた希代の逸材。
2xxPシャンディ・ガフアアシマール(エンジェル血統)バード(秘術決闘者)
バードにも関わらず知識技能関連を一切捨てて戦闘に特化したアホの子。主に踊りながらバルディッシュで敵を葬る紙装甲の近接戦闘力担当。
makkouボルディックアアシマールクレリック(デズナ)
高いACと生存特化の能力でパーティーを支える唯一の支援と交渉担当。

 因みに今回唯一の初心者のスズル氏だが、興味を持って下さった理由が「なんか隣でフィギュアとか並べて面白そうな事をしているから」とのことで、まさしくそれこそが私がコンベンションに重い荷物を持ち込んで卓を広げてきた理由なので、ここのところ色々あったこともあり随分と救われた気分になった。こういう事があればこそ、まだTRPGで、Pathfinderで遊んで行ける気力も湧くというものである。

 尚、以下はPathfinder Module『The Midnight Mirror』に関するネタバレを含みます。また、シナリオは
随所変更されています。

2013年06月の幻ラヂオに出演した話。


WEB放送【幻ラヂオ】ラジオ版第28回

 セッション終了後、DAC愛知の宣伝も兼ねて一年振りに幻ラヂオに出演することとなった。
 様々な理由で疲労がピークに達していた為、ほぼ脳のフィルターを介さずに相変わらずロクでもない話をしていたが、流石に足りなさすぎるので補足がてら色々裏話を。
余談だが、実は背後にスタンド状態の2XXPが控えていた(つまりあの場にプレイヤーが3人居た)為にPathfinder関連の話が長くなった。


・サモナー関連
 概ね事実。基本的にサモナーを選択する奴はロクなのがいない。

・マスカレイドスタイルの「原作がないからバランス取りやすい」
 ディケイドとか。そもそも毎年のライダーが段々追い詰められた無茶振りの様相を呈しているというのも。

・すき家の陰
 誰が上手い事を言えと。

・ミスタラ英雄戦記
 コメントにもあったが、海外ではxbox、PS3共に(どころかPCとWii Uにも)配信される。日本語版はPS3のみ…MSKK仕事しろ。

・買収云々
 この辺適当言った。買収の話は今のところ否定されているが…あと映画関連はユニバーサルとワーナーで揉めてるアレ。

・ハハッ(甲高い声)
 よし、そこまでだ。

・DAC愛知2013:スタッフ1名
 一人旅団とか流行ってる昨今なので。
 コンベンション前後の手伝いは随時募集しております。
主な理由はラジオ中でも言った通りだがスタッフにして暇な時間を過ごされるぐらいならプレイヤーなりマスターなりをして欲しいというのが第一。
比較的時間に余裕があり、密に連絡を取ろうとしない居るだけのスタッフに辟易するぐらいならば脳内会議で迅速に進められるからというのがもう一つ。
そして自分が参加したいコンベンションを主催してみたら、自分が参加出来る余地が消えたというのがオチ。

・交通的な僻地
 名古屋国際会議場だが、西高蔵からも日比野からも微妙に遠い上、基本的に平日に使う場所だからか周辺での昼食関連が色々難しいというのも。

・準備は楽だった
 基本的に類型のコンベンションへの参加経験やフォーマットを引用しているので0からの立ち上げより随分と負担は軽減出来ました。
仕事については文具系なので、新学期近辺が異様に忙しく土曜日主催が多かったここ数ヶ月は参加が難しかった。

・DAC2012の2日目を遊ぶ会とか、DAC愛知運営の色々
 察して。

・世界各国のPathfinder Society
 アメリカの他にポルトガル、アイルランド、フィンランド、南アフリカ、フランス、トルコ、オランダ、クロアチア、ボスニア、スロヴァニア、デンマーク、イギリス(あと恐らくドイツにも)に存在が確認されている。

・大府勤労文化会館
 たまに間違える。駅から程近く会議室があり、駐車場と宿泊施設があって施設内のレストランを予約すれば夕方以降に宴会も出来る好立地。セッションを終えて夏の最中に飲む冷たいビールはきっと美味い筈。

・d20じゃないのも混じってる。
 旧赤箱は立卓せず…本当にすまない。

・DAC愛知ではフリーwi-fiが使えます
 本家に先駈けて! とはいえルーター一台なので動画とか配信とかはご遠慮下さい。


 といった感じで。相変わらず色々抜けや話し足りない様々もあるが、DAC愛知終了後かまた一年後辺りにでも。