2011年12月31日土曜日

2011年冬の戦利品の話。

性癖暴露の趣味はないので薄い本は非公開、というかそもそもそっちも殆ど購入していないのだが。年々夏冬コミーそのものへの興味が薄くなり、どちらかといえば呑み会のついでに行っている気がする。

とすると、公開出来るのは石膏粉末Pの所で買い込んだ色々と、デローム氏より戴いたd20ソープとスケイルメイル型ダイスバッグ。前者は日記の方でリクエストしようかと思っていたので有り難い限りである。後者はなんというか、感謝だけでは足りないぐらいで本当にどうしたものかと。

2011年の総論。

年末のあれこれは後程書くとして、取り敢えず今年の総括を。
Pathfinder関連では、GM回数をカウントすると24回、うちオンラインセッションが5回、竜舞亭が11回、DACで3回なので対外的なアプローチが5回…もう少し頑張りたかったというのが正直な感想である(不成立もあったが)。
内容の方はといえば、幾つか問題のある部分は認めるが、基本的には満足出来る、特に愛知も含めてのDAC関連はやりたい放題やれたのもあるが大満足だったと言える。
竜舞亭のキャンペーンについて言えば、大雪の中帰宅するのに死を覚悟したのと、震災のほぼ直後に原発関連のシナリオをやらされたのは恐らく一生忘れない。

他についてはクトゥルフ神話RPGのキーパーを1回やった程度だったと記憶している。結局ネタはあるが出来なかったシナリオが1つあるのでそのうち何とかしたい(とある小説でかなり良いシナリオの解法を手に入れたのもあるが)。

プレイヤー回数は0、まあこれは色々あったというのもあるのだが、やはりプレイヤーよりもマスターをしている方が楽しいというのが大きい。あとは、言ったまま積み上がった色々をもう少し何とかしたいところではあるが。

読書、映画関連は何というべきか悲惨という感じである。移動や待ち時間の長い旅行等が有れば進むのだが、最近は精々運動後の半身浴中に読む程度になってしまっている。映画の方はアニメ映画ばかりだったので、もうちょっと他の映画を見たかった。
何はともあれ、色々と大変な事もあったが私自身の周囲はどちらかといえば平穏で、総括して楽しかったと言える。
来年も平穏な日々を活動的に過ごしたいものである。

2011年12月28日水曜日

GoとStopが逆という話。

妄言レベルで言っている物は幾つかあったが、結局私自身の多忙と身内や地元近辺で動くのが精一杯で結局今年はあまり自分自身が立案して企画するようなものは無かった。
だから、という訳ではないが、大きめの企画を気軽に立てる人を見るにフットワークの軽さは羨ましくもあるが、何の保証もなくただ「自分はこれが楽しい」という動機で動いているのを見ると何とも言えない危うさを感じる。特に自分が定めた基準とGoとStopが逆だという点に於いて。

例えばTRPGに限っての話になるが、私は前々から言っている通りGMは「パーティーに於けるホスト役」だと思っているので、十分な準備を行い、客のリクエストを聞き、ちょっとしたサプライズを考え、結果としてはどうであっても少なくともプレイヤーが皆満足出来るような配慮を心がけている。だからこそ(例え立卓しない可能性が高くとも)準備には時間を掛けるし、初めての人でも馴染みやすいように色々準備をしている。勿論これは扱っているルールの方向性もあるが。

GoとStopについて言えば、動き出してしまえば後は場に任せるしかないからこそ、個人的にはスタートラインに立つまで、つまり準備期間こそが大切であり、其処に至る迄にどれだけ不安要素への対策を建てられるかこそが重要だと考えている。だからこそ、「その場でマスターを決める」とか「アドリブだけで進める気満々」というのにはそれなりに思うところがある。

勿論参加者の全員が納得し、それで楽しめたのであればそれで問題は無いのだが。
TRPGという遊びが多大な拘束時間が発生し、更には参加者全員の協力や尽力なくしては成立し得ない遊びであるので特にこう思う。

2011年12月27日火曜日

GMから見たプレイヤー・キャラクター構築の話。

私がマスターをする場合、特に卓を同席するのが初めてだったりする場合は大体かなりの温情で情報を与えたりアドバイスをするようにしている。というのも基本的にキャラクターが全く活躍出来ない状況というのはプレイヤーにとってもマスターにとっても非常にストレスが掛かるというのは知っているし、何より只でさえマイナーで覚えることが多いゲームなので少しでも楽しんで貰いたいと思う部分が根底にある。

しかし、今回のCurse of the Riven skyで問題だったのがファイターの構築がお世辞にも良いとは言えず、しかも1回目に参加出来なかった為にその酷かった部分を把握して貰えなかったことだった(実は《精密射撃強化》を持っていないアーチャーも厳しいものがあったが…もっとも、それでも平均クラス以上に戦えるのがPathfinderのファイターの優秀なところだが)。

1セッションで1回使えればマシかどうかという基本的に(控えめに言って)使い勝手の悪い特技《大旋風》を中心に構築していたというのもあるのだが、それ以上に大型サイズよりも小さな敵が出現しないシナリオで武器は+1キーン・ロングソードのみ(材質でのダメージ減少を無視する手段が無い)、間合いを広げる手段がエンラージ・パースンのみ(《大旋風》を使用する前に殴られ放題で間合いの外に逃げられる)、飛行戦力に対する対抗手段が無い、ACは高いがhpが低い等あり、更に本人の都合ではあるのだが不参加となり、これを他人に任せるのはどうかと言いたい処もあった。

しかし、キャラクターの問題点を挙げたのだがこれはどうでも良く、本当に問題なのはこういう『明らかに運用の失敗しているキャラクター』を出された時にマスターはどの程度までアドバイスすべきか? である。
冒頭では言ったものの、マスターとしては度を超えた温情(や必要以上の情報)は与えたくないし、かといって手段を提示しすぎればそれは最早プレイヤーにプレロールドキャラクターを渡しているのと大差無くなる。また、マスターが思いもよらない手段でこちらが使い道が無いと思い込んでいるものの運用例を示してくれる事も期待している。

あと、ネタアセンを否定する気は勿論無いが、それで活躍出来なかった場合の保証を私はしかねるし、振られたネタは通用する範囲で運用するのをお勧めしておく。誰も理解らないネタで空振りし続けるのも辛いものである。

2011年12月の竜舞亭セッションの話。

今年最終が1直勤となるので、25日に行けなくもないが取り敢えずここを一応の今年の最終としておく。
Curse of the Riven Skyの後半戦、今回も2名欠席、しかも片方がクレリックという状況となり、1年の総決算としては些か締まらない形となってしまったのは残念だった。
プレイヤー名前種族クラス特徴
歪人エミリィ・グラシアハーフオークファイター/バーバリアン今回も不在。構築が残念な大旋風ファイター
ろうなむオリジン・タメトモハーフオークレンジャー/モンク/インクィジター前回と比べて複雑な構築になって火力も落ちた弓兵
Waizブラント・マーキュリー人間ガンスリンガー(Pistolero)/インクィジター(Justice)拳銃使いの異端審問官。人生総博打。
Makkouヴァンデ・ルングハーフエルフサモナー(統合者)パーティーの最大火力にしてひとりドラゴンボール。統合後は今年最も話題になった邪悪な白いアレに。
2xxPゴーダノームバード23ステップを刻みながら敵を翻弄するバード。やっぱりバードは最高だな!
オットールッチオキノノームクレリック今回不在。色々あり11レベルルチアを引っ張り出す事に。
間のユルン・ジャイアント族長との対面や道中の愉快な遭遇の数々(騙して悪いがのアレはやりたかったが)、独身貴族ウィザードことナーマスとの邂逅は残念ながら時間の都合上掲示板で済ます事となり、シナリオの一番の見せ場でもあった”死の雨”のシーンからとなった。
”君達がジョルの街の宿屋にてナーマスと話していると、俄に空が暗くなり、暗雲が急速に空を満たす。続いて絶え間無く激しい雷が鳴り響き、重い泥のような塊が屋根壁を打つ音が響く。窓の外を見ると拳大の赤い粘液の塊が町中に降り注ぎ、それを浴びた人々は焼けつくような痛み、脱力や身体の麻痺を訴えて叫び声を上げる。
30秒程で赤い雨は止み、真水の雨に変わるが地面に広がる赤い粘液がゆっくりと集まり、巨大な塊になろうとしている”
という感じで、町中で容赦無く開始される戦闘、様子を知りたければシナリオの表紙を見ろと言った具合である。町中に展開されたゼラチナス・ブラブ(データとしてはアドヴァンスド・テンプレートの付いたゼラチナスキューブ)12体が町中を蹂躙する様を止めようと宿から飛び出すパーティー一行。強風+激しい雨という劣悪な環境+1ラウンド経過する毎に犠牲者が1名増えるという状況だったのだが、一般人の救出を優先した為に被害者は出ずに済む…が、折角なのでとGMが仕込んだ特殊能力を止められずに、ブラブ達がカーニヴァラス・ブラブ(Bestiary2収録の超巨大ブラブ)に合体してしまう。

しかし、特殊能力の反射打撃も分裂もものともしないヴァンデの全力攻撃により、ブラブが6体に分裂して町中を覆い尽くす事態となったが、幸いにして準備があった(秘術の絆により引き出された)ナーマスのコーン・オブ・コールドで一掃され、無傷の勝利となる。
恐らく、この先長く色々遊ぶと思うが、こんなものは二度と見られない光景だろう。

その後、元凶となったストーム・クイーンが天空に居るという事を知り、飛行移動手段を確保する為に知覚のグリフィン乗り場へと向かうも、ストーム・クイーンの尖兵であるナーガとジャイアントの部隊と衝突するも、これを難なく切り伏せて、天空へと飛び立つ。
因みに今回、ブラントの暴発は色々なフォローにより防がれていた。
そして本来は空中戦があったのだが、d20、特にPathfinderは飛行戦闘処理が兎に角重いので省略し、ストーム・クイーンことヴェラカス(スカイメイジことゾアルスの元恋人で、ゾアルスが色々やらかした被害者で世界に絶望していた)が真の元凶であるスカイ・タイタンの亡霊”青白き者(Paled one)”復活の儀式を行う浮き艀へと到着。交渉系に弱い一行はまず殴って黙らせるかという事になる。

盤面には基本的に大型よりも小さなクリーチャーが不在かつ大半が超大型以上という酷い戦場で、発動する前に倒されたものの《大旋風》を積んだオーガメイジ・ファイター、《ひっつかみ》を持ったルフが2体が飛び回り猛威を振るったものの、危うくブラントがつかみからの投げで4000ftの高さを落下しそうになったぐらいで(温情かつ折角なのでプールの方に投げた)例に依って悪には極めて強いヴァンデと安定したオリジンの弓で(もう少し長引けば風の影響で酷い事になったのだが)撃破され、極悪な影響を与える粘液を投げつけるヴェラカスも憑依していた亡霊を解呪される。

そして、折角なのでとゴーレムを引き連れて出てきたゾアルス(浮き艀はゾアルスの知識を流用したものであるということで所有権を主張してきた)もブラントのクリティカル込み収束弾で打ち倒されてセッション終了となった。




セッション終了後は来年のDAC愛知の話し合いをしたりして、今年のTRPG関連は終了となった。もう1回ぐらい何か欲しかったところもであるが、年末の予定が微妙に立て込んでいるので難しいところである。

色々あったりしたものの、充分に楽しめたと言える1年だった。