2010年7月20日火曜日

DAC愛知の話



そもそも、幻想世界のTRPG空間にてDAC愛知の宣伝を聞いたのが今年の3月で、其処で「Pathfinderでも参加出来ますか?」と訪ねたのが事の始まりだった。開催の手伝いがあまり出来なかったり(言い訳になるが、実技試験は今年で2回目の受験となり絶対に落とせず、他の全てを置いてでも備えなければならなかった為)、せめて開催前にPathfinderプレイヤーを増やしておこうと各地に出向くももうちょっと何とかならんかという結果だったり、卓条件が厳しすぎて危うく(今だから笑い話に出来るが)私の卓だけ成立不可になったりと色々あったものの、結果として何とかプレイヤーが集まり卓も成立し無事(とは微妙に言い難いが)DAC愛知にてセッションを行うことが出来た。面子はテストセッション時と違い、全員単一クラスという実にPathfinderらしい構成となった。
面子は以下の通り、データはこちらのurlに。


プレイヤー名前種族クラス特徴
ミイラパランズス人間パラディンAC33の鉄壁。片手剣で楽々50ダメージを叩き出す猛者
夏目環トルチョック人間ローグ隠密剣二刀流。パーティーで一番hpが高い。全力攻撃でダイスを振る様が大変楽しそうだった。
梅酒ジェイムズ人間ウィザード10/ローアマスター1安心の系統:共通。パーティーで2番目にhpが高い。呪文の選択と使い方が非常に熟練していた。
だみーコヴェールハーフエルフクレリック(デスナ)プレロールド。安心の領域:旅、解放。自分で作ったとはいえ、シナリオ的な相性はマスターにとっての悪夢だった。

遭遇は7遭遇で脅威度は9~15という11レベルにぶつけるには普通に考えるとかなり厳しい状況だった筈だが、結果としてキャラクターが重傷になる程追い込むことが出来なかった。黄衣の頭冠のリッチ(ミスティックシーアージ)とかネタに走りすぎるからだが。

遭遇は山賊という名のヒルジャイアント>シャンブリング・マウンドと見せかけてパープルワームの乱入>ゴミ捨て場のサイクロプス+10ft下にアティアグ(出目20で突き落とす予定だった)>アリの巣(ただのアーミィアントスウォーム)>城門前のフィーンディッシュワイヴァーン+ジャイアントゾンビ+シンボルオブスリープ>アンデッド祭(ドレッドレイス+モーグ+デヴァウラー)>ウラン鉱石が転がって放射能(アザトースのオーラと言い張った)に満ちたアザトースの聖域(グールの歌い手+黄衣のリッチ+ネオセリッド)という感じで、仕込んだネタを幾つか使えなかったり、プレイヤーの方が皆技巧者(デスナクレリックはプレロールドの為に答え合わせ的な部分もあったが、解放+旅は正直我ながらひどいと思った。戦闘時に比較的暇な時間が多かったのは申し訳なかったが)だった為にあまり追い詰めることが出来なかった。グッドホープとか言い出したり片手剣で楽々50ダメージを叩き出すパラディンや(結局ホーリーソードを使ってなかったような)、隠密剣二刀流の全力攻撃で150ダメージを叩き出す(パラディンの正義のオーラが入ったら200超行けたんじゃなかろうか)純ローグ、おもむろにアーケンアイで調査したり、ウォール系呪文の使い方や呪文選択が熟練者のそれすぎてマスターが絶望したウィザード(あと、マスターの忘れている部分の指摘も有り難かった)と、反省や改善点は様々あるものの大変楽しいセッションをさせてもらったと私本人は思っている。結局シナリオの方は会場側のご厚意による15分延長により無事時間内に終了することが出来たのは感謝します。
閉会式の方だが、確かに身内弄りが多かったような気もするが、個人的にはあのぐらいなら盛り上げたいという意志の範囲内だったのでさほど問題でもなかったように感じた。むしろあのぐらい弄ってくれた方が此方としても有り難かった。本当は持ち込みのプレゼントでエレバスの落とし子を持ってくる予定だったのだが、朝の騒動ですっかり忘れてしまったのは我ながら残念でならない。

その後は場所を移して交流会だったが、普段話せない人たちと色々話すことが出来たり、卓メンバーの感想を聞けたり、新幹線の時間がなければ無限に盛り上がれただろういしかわ氏と柳田氏の話を聞いたり大変楽しい時間を過ごさせて貰いました。因みに、アフターの交流会での見送り時ですが最初にノトスコールを始めたのは私でした。遠い上に忙しい中お疲れ様でした>東京勢

因みにシナリオの方だが、そもそもの構想が出たのは今年の5月頭に弄ったprdjのBestiary部分の修正時で、まさかPathfinderで4卓も成立するとは思ってもいなかったのと、データがあるのだから使うべきだと思い本来初心者向け3レベルだったものを無理を言って11レベルに変更して貰った。思い返せば散々無理を通して貰っておりスタッフの皆様には頭が上がらない状態である。
因みに会場でも言ったが、アザトース=核爆発ネタはタイタス・クロウの事件簿より。黄衣の翁はデモンズソウル(実はこのゲームも結構なクトゥルフ要素がある)。それ以外はほぼオフィシャル設定というなんというPathfinder=クトゥルフゲー。公式シナリオであるCarrion Hill(ラスボスのひどさは一見に値する)を見て覚悟を決めたというのもある。
公式サプリは一通り許可していたが、結局使ったのはCoreとBestiary、あとClassic Tresure Reviced(Well of the Welcome Respite)とプレロールド用のAdventure's Armory(錬金術酸を使うとディスペルマジックに修正が貰える)程度だったが、前日に入手できたGamemastery Guideに折角狂気関連が載っていたのでもうちょっと早く入手出来たなら採用したかった。

燃え落ちた1週間と1日の話

3直明けの土曜日、翌週の月曜日にある技能検定試験に備えて最後の練習を行わせて貰ったのだが、機械の電気系統の問題で安定した試験が行えないというトラブルに見舞われる。結局、時間も厳しかったが気力も厳しかったので試験手順を通して行うに止めた訳だが、過去に1回凡ミスにより試験中止の憂き目を見ているだけに不安で精神的に追い込まれる。

翌日夜、珍しい人より電話があり最近にしては珍しく長電話をする。電話の内容はいつも通りお互いの近況やら仕事やら趣味の話やらだったが、お陰で随分と精神的に楽になった。月極の兄者にはこの場を借りて感謝をしたい。今度メシでも奢らせて貰います。

明けて月曜日、時間と財布の問題で車を使って試験会場へと向かったのだが、まさかの住所間違いで(しかも会場には過去3回も通っているにもかかわらず)遅刻する。この時点で既に精神的に非常に厳しい状況になっていたが、結果としては10分の遅刻に止め、試験自体は延長も無く一番最初に終了することが出来た。
但し、2時間半の間ずっと緊張状態を強いられるというのは流石に消耗が酷くて、更に連休前で仕事が詰まっており休むわけにも行かず(一応通常なら試験後は休暇を貰える)、朦朧とした意識で遅刻して(物理的に通常出勤が不可能だった為に電話連絡を入れたが)出勤して少々限界を踏み越える。

火曜日から金曜日はDAC愛知に向けた準備を色々と進めて来たが、自分の問題でもあるのだが睡眠時間を削って何かをするのが難しいというのと、出勤時間による制限がある為に2直勤は時間の余裕が無い。特にほぼ半日で11レベルクレリックを作成した時はちょっと見えてはならない何かが見えた気がした。
結局土曜日にシアンインクをフルから残量警告が出る迄使い切ってマップを印刷し、シナリオ関連の調整を加えてシナリオの肝であるコミューンへの回答を済ませ、何とか帳尻を合わせた始末。我ながらギリギリにならないと火が点かない性分はどうにかならないものかと。
…そして、DAC愛知当日は無事起きられたのはいいが、家で飼っている猫の1匹の容体が悪化し、その対処に追われて遅刻をする羽目に。車で行けば間に合ったのだろうが、流石に酒を飲むことが理解っているのに乗っていく愚挙はやらない。

7月の買い物旅行の話

オンラインセッションは結局朝6時まで掛かり、いい加減歳の所為もあり(熱田神宮の刀剣奉納も行きたかったのだが)日曜は活動停止に近い状態だった為、出勤はあるものの月曜日にいつもの買い出しの為に名古屋へと電車で出掛ける。何故電車かというのは後述。基本的に名古屋に出た時は何か良い(または変わった)店で食事をと考えており、それに酒が呑めれば最高という具合なので今回は大須のチェザレへと向かう。先日ここのオーナーが世界一になったということもあり、ランチタイムとはいえ平日なのに大変な混雑だったので、奥のトラットリアには行かずにテイクアウトにし、隣のカフェでチェザリ(カンパリ系カクテル)と冷たいエスプレッソとドルチェでのんびりとオサレなランチを済ませた。
その後はイエローサブマリンでDAC愛知にて使うダイスを買い足したり、メロンブックスで薄くない本を色々と買ったりして帰宅した。

DAC愛知用テストセッションの話

少し前の話になるが、今月の18日に開催される予定のPathfinder11レベルセッションのテストプレイを行った。流石に11レベルともなると、色々事前準備が必要になる為に5月の頭より準備を進めて来たのだが結局普段のキャンペーン面子と他1名が参加してくれて5名の猛者を相手にする事となった(本当は+1される予定だったが、アイドルマスターのライブ開催の為参加取り下げとなった)。
面子は以下の通り、流石にこの辺りのレベルとなると術者以外は色々混ぜてくることが多く、単一レベル思想の強い私には思いもつかないような組み合わせが出てくるのが面白い。
プレイヤー名前種族クラス特徴
霧雨ユーリ・リフィールドハーフエルフ/女性パラディン6、デュエリスト5AC31/接触AC19の鉄壁。カディラの戦闘訓練所出身の神罰の代行者。個性的過ぎる面々に翻弄される苦労人…かと思いきや率先してヒャッハーするいつもどおりの(中の人的な意味で)キリングマシン。
御影沢蓮(M-Ren)リスイフィン・リンスィールエルフ/男ウィザード(召喚)スロット満載のファイヤーボールも脅威だが、真の脅威はやはり召喚物。、間違いなく今回のおいしいところを全部持っていった。
雨月Pイサキハーフエルフ/女バード5/ローグ4/アーケイン・トリックスター2年増ロリ眼鏡人妻という趣味の権化の自前隙作り系ローグ、貴方とは良い友人になれそうだ。実はパーティーのリーダー。というよりも雑用係?
2xxPヘラ・ヌカコーラ・クァンタムハーフエルフバーバリアン4/ソーサラー1/ドラゴンディサイプル6アマガミならぬガチガミ。戦えれば幸せな脳筋娘(アイコンは銀ちゃんだったが)。弱点は空を飛ぶ敵。
零猫カザド・ドゥリナスヘイムドワーフ/男クレリック(サーレンレイ)なつかしの髭にして禿クレリック。前衛と指輪を交換して、というネタも前衛が2人とも女性という点で微妙に成立せず。

シナリオの方は例によって本セッションが後に控えている為詳細は記載出来ないが、遭遇の作り方が些か甘いのと、オンラインセッションの性質上時間が掛かりすぎて疲労が大きく、幾つか使い損ねた仕掛けがあったりしたのが我ながら残念だった。
展開は設定は兎も角、基本的には普通のダンジョンアタックだったのだが、地上の神罰の代行者ことユーリが
いつも通り(プレイヤー的な意味で)ボス相手に猛威を振るったり、召喚モンスター、特にルフとアニマルグロウスでサイズを上げたティラノザウルスが猛威を振るったりとあまりプレイヤー側を追い詰めることが出来なかったのが残念だったが、これを元にして更に極まった遭遇を作成したい。

以下はセッション中の発言様々。真に面白い奴はどいつもこいつもネタバレという有様。
「ヒーローズ・フィースト=マウンテンでメシって話があったな」「断固固辞します」
「誰だよデュエリスト微妙とか言った奴は(ヒント:俺」
「接触でAC23です」「当たるわけねぇだろ」
「アホの子っぽいぞ、アイコン(水銀燈)も含めて」「死んでー、死んでー」ぴょんぴょん
(プラチナの指輪を差し出しながら)「この指輪を受け取ってくれるかの?」「ありがとう、いっぱい暴れるわ」